次の方法で共有


セキュリティ パフォーマンス カウンター

パフォーマンス コンソール .NET CLR Security カテゴリには、共通言語ランタイムがアプリケーションに対して実行するセキュリティ チェックに関する情報を提供するカウンターが含まれます。 これらのパフォーマンス カウンターについて、次の表で説明します。

パフォーマンス カウンター

説明

# Link Time Checks

アプリケーションの開始後に実行されたリンク時のコード アクセス セキュリティ チェックの総数を表示します。 リンク時のコード アクセス セキュリティ チェックは、ジャスト イン タイム (JIT) コンパイル時に呼び出し元が特別のアクセス許可を要求したときに実行されます。 リンク時のチェックは、呼び出し元ごとに 1 回実行されます。 このカウントは、重大なパフォーマンス上の問題を示すのではなく、単にセキュリティ システムの利用状況を示します。

% Time in RT checks

最後の収集の後にランタイム コード アクセス セキュリティ チェックの実行に費やされた経過時間の割合を表示します。 このカウンターは、.NET Framework セキュリティ チェックの最後に更新されます。 このカウンターは、平均値ではなく、最後に計測された値を表します。

% Time Sig Authenticating

将来使用するために予約されています。

Stack Walk Depth

最後のランタイム コード アクセス セキュリティ チェック時のスタックの深さを表示します。 ランタイム コード アクセス セキュリティ チェックは、スタックを調査することによって実行されます。 このカウンターは、平均値ではなく、最後に計測された値を表示します。

Total Runtime Checks

アプリケーションの開始後に実行されたランタイム コード アクセス セキュリティ チェックの総数を表示します。 ランタイム コード アクセス セキュリティ チェックは、呼び出し元が特別のアクセス許可を要求したときに実行されます。 ランタイム チェックは、呼び出し元からのすべての呼び出しに対して実行され、呼び出し元の現在のスレッド スタックをチェックします。 このカウンターを Stack Walk Depth カウンターと共に使用することで、セキュリティ チェック時に発生するパフォーマンス低下を把握できます。

参照

参照

ランタイム プロファイリング

概念

セキュリティ ポリシー モデル

その他の技術情報

.NET Framework のパフォーマンス カウンター