日付、時刻、およびタイム ゾーン

基本的な DateTime 構造体に加えて、.NET Framework にはタイム ゾーンを扱う次のようなクラスも用意されています。

  • TimeZone

    システムのローカル タイム ゾーンと世界協定時刻 (UTC: Coordinated Universal Time) タイム ゾーンを扱うには、このクラスを使用します。 TimeZone クラスのほとんどの機能は、TimeZoneInfo クラスに引き継がれています。

  • TimeZoneInfo

    このクラスを使用すると、システムに事前に定義されている任意のタイム ゾーンを処理し、新しいタイム ゾーンを作成して、1 つのタイム ゾーンから別のタイム ゾーンに日付/時刻を簡単に変換できます。 新たに開発する場合は、TimeZone クラスではなく TimeZoneInfo クラスを使用してください。

  • DateTimeOffset

    この構造体を使用すると、UTC とのオフセット (つまり時差) がわかっている日付/時刻を処理できます。 DateTimeOffset 構造体は、日付/時刻値、およびその時刻と UTC とのオフセットを組み合わせます。 UTC との相対関係が示されるため、個々の日付/時刻値は 1 つの特定の日時を明確に表すことになります。 このため、DateTimeOffset 値は DateTime 値に比べて、コンピューター間での移植性に優れています。

ここでは、タイム ゾーンを処理するために必要な情報、および 1 つのタイム ゾーンから別のタイム ゾーンに日付/時刻を変換するタイム ゾーン対応アプリケーションを作成するために必要な情報について説明します。

このセクションの内容

参照

System.TimeZoneInfo