CSDL、SSDL、および MSL 仕様

概念スキーマ定義言語 (CSDL)、ストア スキーマ定義言語 (SSDL)、およびマッピング仕様言語 (MSL) は XML ベースの言語で、それぞれ概念モデル、ストレージ モデル、モデル間のマッピングについて記述します。 Entity Framework アプリケーションでは、モデルとマッピングのメタデータは拡張子が .csdl、.ssdl、.msl の 3 ファイルから読み込まれます。 .csdl ファイルと .ssdl ファイルに含まれるメタデータは、System.Data.Metadata.Edm.EdmItemCollection クラスと System.Data.Metadata.Edm.StoreItemCollection クラスのインスタンスに読み込まれ、System.Data.Metadata.Edm.MetadataWorkspace クラスのメソッドを使用してアクセスできます。 マッピング情報にはパブリックにアクセスできません。 Entity Framework はこれらの型のメタデータを使用して、概念モデルに対するクエリをデータ ソース固有のコマンドに変換します。

Bb399604.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
Entity Data Model デザイナー (エンティティ デザイナー) は、設計時にモデルとマッピングの情報を .edmx ファイルに保存します。エンティティ デザイナーは、ビルド時に .edmx ファイルの情報を使用して、Entity Framework が実行時に必要とする .csdl、.ssdl、および .mslファイルを作成します。詳細については、「.edmx ファイルの概要」を参照してください。

.csdl、.ssdl、.msl、および .edmx ファイルの XML スキーマは、Visual Studio インストール ディレクトリの XML\Schemas フォルダー (通常は C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Xml\Schemas) にあります。 .NET Framework バージョン 4 を対象とするアプリケーションのスキーマは以下のファイルで定義されます。

  • .csdl: System.Data.Resources.CSDLSchema_2.xsd

  • .ssdl: System.Data.Resources.SSDLSchema_2.xsd

  • .msl: System.Data.Resources.CSMSL_2.xsd

  • .edmx: Microsoft.Data.Entity.Design.Edmx_2.xsd

.NET Framework バージョン 3.5 SP1 を対象とするアプリケーションのスキーマは以下のファイルで定義されます。

  • .csdl: System.Data.Resources.CSDLSchema_1.xsd

  • .ssdl: System.Data.Resources.SSDLSchema.xsd

  • .msl: System.Data.Resources.CSMSL_1.xsd

  • .edmx: Microsoft.Data.Entity.Design.Edmx_1.xsd

このセクションの各トピックでは、CSDL、SSDL、および MSL について詳しく説明し、これらの仕様を使って特定のタスクを達成する方法を示す例を挙げます。

このセクションの内容

CSDL 仕様

SSDL 仕様

MSL 仕様

参照

概念

エンティティ フレームワークの概要

その他のリソース

Entity Data Model
ADO.NET Entity Data Model Tools

ビルド日:2011-02-23