サービスとしてのデータの公開 (WCF Data Services)
WCF Data Services を Visual Studio に統合すると、サービスを簡単に定義してデータを Open Data Protocol (OData) フィードとして公開できます。 OData フィードを公開するデータ サービスを作成するには、次のような基本的な手順を実行します。
データ モデルを定義します。 WCF Data Services は、ADO.NET Entity Framework に基づくデータ モデルをネイティブでサポートしています。 詳細については、「方法: ADO.NET Entity Framework データ ソースを使用してデータ サービスを作成する (WCF Data Services)」を参照してください。
WCF Data Services は、IQueryable インターフェイスのインスタンスを返す共通言語ランタイム (CLR) オブジェクトに基づくデータ モデルもサポートします。 そのため、.NET Framework のリスト、配列、およびコレクションに基づいてデータ サービスを配置できます。 これらのデータ構造での作成、更新、および削除操作を有効にするには、IUpdatable インターフェイスも実装する必要があります。 詳細については、「方法: リフレクション プロバイダーを使用してデータ サービスを作成する (WCF Data Services)」を参照してください。
より高度なシナリオの場合、WCF Data Services には、遅延バインディング データ型に基づいてデータ モデルを定義できるプロバイダーのセットが含まれています。 詳細については、「カスタム データ サービス プロバイダー (WCF Data Services)」を参照してください。
データ サービスを作成します。 最も基本的なデータ サービスでは、DataService クラスを継承するクラスを T 型 (エンティティ コンテナーの名前空間修飾名) と一緒に公開します。 詳細については、「WCF Data Services の定義」を参照してください。
データ サービスを構成します。 既定では、WCF Data Services では、エンティティ コンテナーによって公開されているリソースへのアクセスは無効になります。 DataServiceConfiguration インターフェイスを使用すると、リソースとサービス操作へのアクセスの構成、サポートされる OData のバージョンの指定、およびサービス全体のその他の動作 (バッチ動作や 1 つの応答で返すことができるエンティティの最大数など) を定義できます。 詳細については、「データ サービスの構成 (WCF Data Services)」を参照してください。
Northwind サンプル データベースに基づく単純なデータ サービスを作成する方法の例については、「クイック スタート (WCF Data Services)」を参照してください。