sessionState の providers 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
カスタム セッション状態ストア プロバイダーのコレクションを格納します。
この要素は、.NET Framework Version 2.0 で追加されました。
<providers>
<add
/>
<remove />
<clear/>
</providers>
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
なし。
子要素
要素 |
説明 |
|---|---|
Add |
省略可能な要素 セッション状態ストア プロバイダーのコレクションにプロバイダーを追加します。 |
clear |
省略可能な要素 継承したセッション状態ストア プロバイダーへのすべての参照を削除し、現在の add 要素によって追加されたセッション状態ストア プロバイダーだけを使用できるようにします。 |
Remove |
省略可能な要素 継承したセッション状態ストア プロバイダーへの参照をコレクションから削除します。 |
親要素
要素 |
説明 |
|---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルで必要なルート要素を指定します。 |
system.web |
構成ファイルの ASP.NET 構成設定のルート要素を指定します。ASP.NET Web アプリケーションを構成する構成要素やアプリケーションの動作を制御する構成要素が含まれます。 |
sessionState |
現在のアプリケーションのセッション状態設定値を構成します。 |
解説
providers 要素は、カスタム セッション状態ストア プロバイダーのコレクションを格納します。 カスタム セッション状態ストア プロバイダーは、SessionStateStoreProviderBase クラスから継承する必要があります。
アプリケーション コード内の sessionState 要素の構成値のアクセスおよび変更方法については、ProviderSettingsCollection および Providers を参照してください。
既定の構成
次の既定の providers 要素は、Machine.config ファイルまたはルートの Web.config ファイルでは明示的に構成されません。 ただし、これはアプリケーションにより返される既定の構成です。
<sessionState
<!-- Attribute settings. -->
>
<providers>
<clear />
</providers>
</sessionState>
使用例
ASP.NET アプリケーションの Web.config ファイルを構成して、カスタム セッション状態ストア プロバイダーを使用する方法を、次のコード例に示します。 サンプル プロバイダーを含む、セッション状態ストア プロバイダーの実装については、「セッション状態ストア プロバイダーの実装」を参照してください。
<configuration>
<connectionStrings>
<add name="OdbcSessionServices" connectionString="DSN=SessionState;" />
</connectionStrings>
<system.web>
<sessionState
cookieless="true"
regenerateExpiredSessionId="true"
mode="Custom"
customProvider="OdbcSessionProvider">
<providers>
<add name="OdbcSessionProvider"
type="Samples.AspNet.Session.OdbcSessionStateStore"
connectionStringName="OdbcSessionServices"
writeExceptionsToEventLog="false" />
</providers>
</sessionState>
</system.web>
</configuration>
要素情報
構成セクション ハンドラー |
|
構成メンバー |
|
構成できる場所 |
Machine.config ルート レベルの Web.config アプリケーション レベルの Web.config |
要件 |
Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 5.0、5.1、または 6.0 .NET Framework Version 2.0 Microsoft Visual Studio 2003 または Visual Studio 2005 |
参照
処理手順
方法 : Location の設定を使用して特定のディレクトリを構成する
参照
sessionState 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
sessionState の providers の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
sessionState の providers の clear 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
sessionState の providers の remove 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
sessionState の providers 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)