ms:namespace-uri 関数

修飾名のプレフィックス部分を名前空間 URI に解決します。

string ms:namespace-uri(string)

解説

ms:namespace-uri() 関数は、パラメーターが修飾名 (たとえば、q:minecoffee:beans) であると想定し、現在のノードのコンテキスト内でその修飾名のプレフィックスを解決しようとします。 引数が修飾名でない場合、つまりコロンが含まれていない名前である場合、この関数は空の文字列を返します。 文字列以外の引数を指定すると、この関数は、string() 関数が適用されたときと同じように動作します。

次の例では、XSLT テンプレート規則を使用して books.xml の全要素を選択し、その要素のデータ型と、books.xsd で定義されている名前空間 URI を出力します。

XML ファイル (books.xml)

XSD サポートに XPath 拡張関数を使用する」の XML ファイルを使用します。

XSD ファイル (books.xsd)

XSD サポートに XPath 拡張関数を使用する」の XSD ファイルを使用します。

HTML ファイル (books.html)

この HTML ファイルは、「ms:type-namespace-uri([node-set]) 関数」に示されている HTML ファイルと同じです。

XSLT ファイル (books.xsl)

出力

(ms:) urn:books:catalog

(std:) urn:books:catalog

(name():) x:catalog

出力の最初の行には、ms:namespace-uri(string) ms:local-name(string) を付加した結果が返されます。 2 行目には、標準の XPath 関数 namespace-uri(nodeset)local-name(nodeset) の結果が返されます。 3 行目には、標準の XPath 関数 name(nodeset) の結果が返されます。

参照

リファレンス

XML スキーマ (XSD) リファレンス
XML データ型リファレンス