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危険なアクセス許可とポリシー管理

.NET Framework がアクセス許可を付与した、いくつかの保護された操作によって、セキュリティ システムが迂回される可能性があります。 これらの危険なアクセス許可は、必要なときに、信頼できるコードだけに付与する必要があります。 悪意のあるコードにこれらのアクセス許可が付与されると、通常は、その実行を防止する方法はありません。

メモメモ

.NET Framework Version 4 では、.NET Framework のセキュリティ モデルと用語に重要な変更が加えられています。これらの変更の詳細については、「.NET Framework 4 におけるセキュリティの変更点」を参照してください。

危険なアクセス許可を次の表に示します。

アクセス許可

潜在的な危険

SecurityPermission

   

UnmanagedCode

マネージ コードがアンマネージ コードを呼び出すのを許可します。これは、しばしば危険な場合があります。

SkipVerification

検証なしに、コードが任意のことを実行できます。

ControlEvidence

無効な証拠によって、セキュリティ ポリシーが欺かれることがあります。

ControlPolicy

セキュリティ ポリシーを変更できる権限によって、セキュリティが無効にされる可能性があります。

SerializationFormatter

シリアル化の使用によって、アクセシビリティの機構が迂回される可能性があります。 詳細については、「セキュリティとシリアル化」を参照してください。

ControlPrincipal

現在のプリンシパルを設定する権限によって、ロール ベースのセキュリティが欺かれることがあります。

ControlThread

セキュリティ状態がスレッドと対応することがあるため、スレッドの操作は危険です。

ReflectionPermission

   

MemberAccess

プライベート メンバーの使用によって、アクセシビリティの機構が欺かれることがあります。

参照

概念

安全なコーディングのガイドライン