Share via


インストールされている .NET Framework バージョンの確認

1 台のコンピューターに複数のバージョンの .NET Framework をインストールして実行できます。 各バージョンは任意の順番でインストールできます。 インストールされているバージョンを確認するには、%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework ディレクトリを表示します (64 ビット コンピューターでは Framework64 ディレクトリも表示する必要があります。64 ビット コンピューターには 32 ビット バージョンまたは 64 ビット バージョンをインストールできます)。 .NET Framework の各バージョンにはディレクトリがあり、ディレクトリ名の最初の 2 桁は .NET Framework のバージョンを示します。たとえば、.NET Framework 1.1 では v1.1.4322、.NET Framework 2.0 では v2.0.50727、.NET Framework 3.5 では v3.5 のようになります。

メモメモ

.NET Framework Version 3.0 および 3.5 がインストールされている場合、.NET Framework Version 2.0 もインストールされていることがわかります。これは、これらのバージョンではすべて Version 2.0 の共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) を使用するためです。

コードで、System.Environment クラスの Version プロパティを使用すると、CLR のバージョンを照会できます。 .NET Framework 3.5 を使用してプログラムをコンパイルした場合、表示される値は 2.0.50727.3603 です。

また、開発したアプリケーションと共に .NET Framework を再配布できます。 .NET Framework をアプリケーションに含める方法の詳細については、「.NET Framework およびアプリケーションの配置」を参照してください。

また、Windows Software Development Kit (SDK) 付属のFuslogvw.exe (アセンブリ バインディング ログ ビューアー) を使用すると、読み込まれたランタイムのバージョンを検証できます。 さらに、このツールを使用すると、アセンブリがグローバル アセンブリ キャッシュの代わりにアプリケーション ディレクトリから読み込まれたことを検証したり、すべてのアセンブリ バインドの成功や失敗を表示したりすることもできます。 このビューアーは、管理者特権で実行する必要があります。

既定では、アセンブリ バインディング ログ ビューアーは、失敗したアセンブリ バインドだけのログを記録します。 すべてのアセンブリ バインドをログに記録するには、[設定] をクリックし、[すべてのバインドをディスクに記録する] をクリックします (この設定を有効にしておくと、生成されるログのサイズが大きくなる場合があることに注意してください)。

参照

処理手順

方法 : アプリケーション構成ファイルを使用して対象とする .NET Framework のバージョンを指定する

概念

アセンブリ バインディングのリダイレクトの構成

アセンブリ バインディングのリダイレクト

その他の技術情報

side-by-side 実行