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ロックおよびスレッド パフォーマンス カウンター

パフォーマンス コンソール .NET CLR LocksAndThreads カテゴリには、アプリケーションが使用するマネージ ロックおよびマネージ スレッドに関する情報を提供するカウンターが含まれます。 これらのパフォーマンス カウンターについて、次の表で説明します。

パフォーマンス カウンター

説明

# of current logical Threads

アプリケーションの現在のマネージ スレッド オブジェクト数を表示します。 実行中のスレッドと停止中のスレッドの両方がカウントされます。 このカウンターは、全時間を通じての平均値ではなく、最後に計測された値を表示します。

# of current physical Threads

マネージ スレッド オブジェクトの元になるスレッドとして使用するために共通言語ランタイムによって作成され、所有されているネイティブのオペレーティング システムのスレッド数を表示します。 このカウンターの値には、ランタイムが内部操作で使用するスレッドは含まれません。オペレーティング システム プロセスのスレッドのサブセットがカウントされます。

# of current recognized threads

ランタイムによって現在認識されているスレッド数を表示します。 これらのスレッドは対応するマネージ スレッド オブジェクトに関連付けられます。 ランタイムはこれらのスレッドを作成しませんが、少なくとも一度はランタイムの内部で実行します。

一意のスレッドだけが追跡されます。これらのスレッドは同じスレッド ID で、ランタイムに再入力されるか、スレッド終了後に再作成され、2 回はカウントされません。

# of total recognized Threads

アプリケーションの開始後にランタイムによって認識されたスレッドの総数を表示します。 これらのスレッドは対応するマネージ スレッド オブジェクトに関連付けられます。 ランタイムはこれらのスレッドを作成しませんが、少なくとも一度はランタイムの内部で実行します。

一意のスレッドだけが追跡されます。これらのスレッドは同じスレッド ID で、ランタイムに再入力されるか、スレッド終了後に再作成され、2 回はカウントされません。

Contention Rate / Sec

ランタイムのスレッドがマネージ ロック取得の試みに失敗する競合レートを表示します。

Current Queue Length

アプリケーション内でマネージ ロックを待機中のスレッドの総数を表示します。 このカウンターは、全時間を通じての平均値ではなく、最後に計測された値を表示します。

Queue Length / sec

アプリケーション内でロックの取得を待機中の 1 秒あたりのスレッド数を表示します。 このカウンターは、全時間を通しての平均値ではなく、最後の 2 回の収集で計測された値の差を収集間隔で割った値が表示されます。

Queue Length Peak

アプリケーションの開始後にマネージ ロックの取得を待機していたスレッドの総数を表示します。

rate of recognized threads / sec

1 秒間にランタイムによって認識されたスレッド数を表示します。 これらのスレッドは対応するマネージ スレッド オブジェクトに関連付けられます。 ランタイムはこれらのスレッドを作成しませんが、少なくとも一度はランタイムの内部で実行します。

一意のスレッドだけが追跡されます。これらのスレッドは同じスレッド ID で、ランタイムに再入力されるか、スレッド終了後に再作成され、2 回はカウントされません。

このカウンターは、全時間を通しての平均値ではなく、最後の 2 回の収集で計測された値の差を収集間隔で割った値が表示されます。

Total # of Contentions

ランタイムのスレッドがマネージ ロックを取得しようとして失敗した回数を表示します。

参照

参照

ランタイム プロファイリング

その他の技術情報

.NET Framework のパフォーマンス カウンター

マネージ スレッド処理