セキュリティ ロールの作成または編集

 

公開日: 2017年2月

対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online

業務要件の変更に対応するために新規のセキュリティ ロールを作成するか、既存のセキュリティ ロールに関連付けられた特権を編集できます。

セキュリティ ロールの変更をバックアップする必要がある場合、または Microsoft Dynamics 365 の別の実装で使用するためにセキュリティ ロールをエクスポートする必要がある場合は、カスタマイズをエクスポートする際にエクスポートできます。詳細:ヘルプとトレーニング: カスタマイズをソリューションとしてエクスポートする

セキュリティ ロールの作成

  1. システム管理者またはシステム カスタマイザーのセキュリティ ロール、または同等のアクセス許可があることを確認してください。

    セキュリティ ロールの確認

  2. [設定] > [セキュリティ] に移動します。

  3. セキュリティ ロールをクリックします。

  4. [操作] ツール バーで、[新規] をクリックします。

  5. 各タブで特権を設定します。

    特権のアクセス レベルを変更するには、目的のシンボルが表示されるまでシンボルをクリックします。 選択できるアクセス レベルは、レコードの種類が組織による所有であるか、ユーザーによる所有であるかによって異なります。

    ヒント

    特権の列見出し、またはレコードの種類を複数回クリックして、アクセス レベルを切り替えることもできます。

  6. セキュリティ ロールの構成を終了するとき、ツール バー上で [保存して閉じる] をクリックまたはタップします。

セキュリティ ロールの編集

既存のセキュリティ ロールを編集する前に、データ アクセスのプリンシパルを理解していることを確認します。詳細:セキュリティ ロールおよび特権

注意

システム管理者のセキュリティ ロールは編集できません。 システム管理者のセキュリティ ロールに類似したセキュリティ ロールを作成するには、システム管理者のセキュリティ ロールをコピーし、新しいセキュリティ ロールに変更を加えます。

  1. システム管理者またはシステム カスタマイザーのセキュリティ ロール、または同等のアクセス許可があることを確認してください。

    セキュリティ ロールの確認

  2. [設定] > [セキュリティ] に移動します。

  3. セキュリティ ロールをクリックします。

  4. セキュリティ ロールの一覧で、名前をダブルクリックまたはタップし、そのセキュリティ ロールに関連付けられたページをオープンします。

  5. 各タブで特権を設定します。

    特権のアクセス レベルを変更するには、目的のシンボルが表示されるまでシンボルをクリックします。 選択できるアクセス レベルは、レコードの種類が組織による所有であるか、ユーザーによる所有であるかによって異なります。

    ヒント

    特権の列見出し、またはレコードの種類を複数回クリックして、アクセス レベルを切り替えることもできます。

  6. セキュリティ ロールの構成を終了するとき、ツール バー上で [保存して閉じる] をクリックまたはタップします。

一般的なタスクのための最小限の特権

一部の一般的なタスクのために最低限必要な特権を覚えておくことをお勧めします。 たとえば、次のようなタスクです。

  • Microsoft Dynamics 365 にログインする場合:

    • ホーム ページの表示に必要な、カスタマイズ タブで割り当てる特権: Web リソースの読み取り、およびカスタマイズの読み取り

    • エンティティ グリッドの表示 (レコードの一覧とそのほかのデータの表示) に必要な特権: エンティティの読み取り特権、ビジネス管理タブでのユーザー設定の読み取り、およびカスタマイズ タブでのビューの読み取り

    • 単一のエンティティの詳細な表示に必要な特権: エンティティの読み取り特権、カスタマイズ タブでのシステム フォームの読み取り、およびコア レコード タブでのユーザー エンティティ UI の読み取り

  • Outlook 用 Dynamics 365 にログインする場合:

    • Microsoft Dynamics 365 および Microsoft Dynamics 365 のすべてのボタンのナビゲーションの表示に必要な特権: エンティティの読み取り、およびカスタマイズタブでのビューの読み取り

    • エンティティ グリッドの表示に必要な特権: エンティティの読み取り特権、カスタマイズ タブのカスタマイズの読み取りとWeb リソース読み取り、およびコア レコード タブでの保存されているビューの読み取り

    • エンティティの表示に必要な特権: エンティティの読み取り特権、カスタマイズ タブでのシステム フォームの読み取り、およびコア レコード タブでのユーザー エンティティ UI の書き込み

プライバシーに関する声明

特定のセキュリティ ロール (最高経営責任者、営業課長、営業担当者、システム管理者、システム カスタマイザー、および営業部長) を持つ、ライセンスを所有する Dynamics 365 Online ユーザーには、電話用 Dynamics 365、または他のクライアントを使用してサービスにアクセスするための権利が自動的に与えられます。

管理者は、電話クライアントに関連付けられたアクセス権限および許可されるアクセス レベルを (ユーザー セキュリティ ロールのレベルまたはエンティティのレベルで) 完全にコントロールできます。 ユーザーは電話用 Dynamics 365 を使用して Dynamics 365 (オンライン) にアクセスでき、顧客のデータは、特定のクライアントを実行するデバイス上にキャッシュされます。

ユーザー セキュリティおよびエンティティ レベルの特定の設定に基づき、Dynamics 365 (オンライン) からエクスポートしてエンド ユーザーのデバイス上にキャッシュできる顧客データの種類には、レコード データ、レコード メタデータ、エンティティ データ、エンティティ メタデータ、およびビジネス ロジックが含まれます。

タブレット PC と電話用の Dynamics 365、および Microsoft Dynamics 365 用 Project Finder 用 Project Finder ("本アプリ") を使用すると、ユーザーはタブレット PC や電話デバイスから Microsoft Dynamics CRM または Dynamics 365 インスタンスにアクセスできます。 このサービスを提供するために本アプリは、ユーザーの資格情報や、ユーザーが Microsoft Dynamics CRM または Dynamics 365 で処理するデータなどの情報を処理および保存します。 本アプリは、Microsoft Dynamics CRM または Dynamics 365 の使用を許可された、Microsoft の顧客のエンド ユーザーによる使用のみを目的に提供されています。 ユーザーの情報は、本アプリが、該当する Microsoft の顧客に代わって処理します。本アプリによって処理された情報は、Microsoft Dynamics CRM または Dynamics 365 へのユーザー アクセスを提供している組織の指示の下で開示される場合があります。 ユーザーが本アプリを介して処理した情報を、Microsoft が他の目的に使用することはありません。

ユーザーが本アプリを使用して Microsoft Dynamics CRM (オンライン) または Microsoft Dynamics 365 (オンライン) に接続する場合、本アプリをインストールすることにより、ユーザーは、複数のデバイス間での接続の有効化、あるいは Microsoft Dynamics CRM (オンライン)、Microsoft Dynamics 365 (オンライン)、または本アプリの向上を目的として、ユーザー組織に割り当てられた ID および割り当てられたエンド ユーザー ID、およびデバイス ID を Microsoft に送信することに同意したことになります。

**場所データ。**ユーザーが本アプリの場所に基づくサービスまたは機能を要求および有効化する場合、本アプリはユーザーの場所に関する正確なデータを収集および使用することがあります。 正確な場所データには、グローバル ポジショニング システム (GPS) データや、近くの携帯電話基地局や Wi-Fi ホットスポットを識別するデータがあります。 本アプリは、場所データを Microsoft Dynamics CRM または Dynamics 365 に送信することがあります。 本アプリは、本アプリ内でユーザーの場所データを処理するために、Bing マップ およびユーザーがユーザーの電話デバイスで指定した Google Maps や Apple Maps などの他のサード パーティ マッピング サービスに場所データを送信することがあります。 ユーザーは、場所サービスをオフにするか、本アプリによる場所サービスへのアクセスをオフにすることで、場所に基づくサービスまたは機能を無効にするか、本アプリによるユーザーの場所へのアクセスを無効にすることができます。 Bing マップの利用に関しては、Bing マップのエンド ユーザー使用条件 (https://go.microsoft.com/?linkid=9710837) および Bing マップのプライバシーに関する声明 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=248686) の規定に従うものとします。ユーザーによるサード パーティ マップ サービスの使用と、ユーザーがそれらのサービスに提供した情報には、それぞれのサービスに固有のエンド ユーザー使用条件およびプライバシーに関する声明が適用されます。 他のエンド ユーザー使用条件およびプライバシーに関する声明をよくお読みください。

本アプリには、他の Microsoft サービスやサード パーティから提供されるサービスへのリンクが含まれている場合があります。これらのサービスでは、プライバシーとセキュリティに関する方針が Microsoft Dynamics CRM または Dynamics 365 とは異なる場合があります。  ユーザーが他の Microsoft サービスやサード パーティから提供されるサービスにデータを送信した場合、これらのデータは、各サービスのプライバシーに関する声明に基づいて処理されます。 つまり Microsoft Dynamics CRM または Dynamics 365 の外部で共有されるデータは、Microsoft Dynamics CRM または Dynamics 365 契約、または適用可能な Microsoft Dynamics セキュリティ センターの対象ではありません。 他のプライバシーに関する声明をよくお読みいただくことをお勧めします。

特定のセキュリティ ロール (最高経営責任者、営業課長、営業担当者、システム管理者、システム カスタマイザー、および営業部長) を持つ、ライセンスを所有する Dynamics 365 Online ユーザーには、タブレット PC 用 Dynamics 365、または他のクライアントを使用してサービスにアクセスするための権利が自動的に与えられます。

管理者は、タブレット PC クライアントに関連付けられたアクセス権限および許可されるアクセス レベルを (ユーザー セキュリティ ロールのレベルまたはエンティティのレベルで) 完全にコントロールできます。 ユーザーはタブレット PC 用 Dynamics 365 を使用して Dynamics 365 (オンライン) にアクセスでき、顧客のデータは、特定のクライアントを実行するデバイス上にキャッシュされます。

ユーザー セキュリティおよびエンティティ レベルの特定の設定に基づき、Dynamics 365 (オンライン) からエクスポートしてエンド ユーザーのデバイス上にキャッシュできる顧客データの種類には、レコード データ、レコード メタデータ、エンティティ データ、エンティティ メタデータ、およびビジネス ロジックが含まれます。

Outlook 用 Microsoft Dynamics 365 を使用する場合、オフラインにすると、作業中のデータのコピーが作成され、ローカル コンピューターに保存されます。 データは、セキュリティで保護された接続経由で Dynamics 365 (オンライン) からコンピューターに転送され、ローカル上のコピーと Dynamics 365 Online 間のリンクは保持されます。 次回 Dynamics 365 (オンライン) にサインインするとき、ローカル上のデータは Dynamics 365 (オンライン) と同期されます。

管理者は、組織のユーザーのセキュリティ ロールを使用することで、そのユーザーが Outlook 用 Microsoft Dynamics 365 をオフラインにするかどうかを決定します。

ユーザーおよび管理者は、[オプション] ダイアログ ボックスの [同期フィルター] 設定を使用して、オフライン同期を介してどのエンティティがダウンロードされるかを構成できます。 または、ユーザーおよび管理者は [同期フィルター] ダイアログ ボックスの [詳細オプション] を使用して、どのフィールドがダウンロード (およびアップロード) されるか構成できます。

Microsoft Dynamics 365 (オンライン) を使用する場合、Outlook の機能に対して同期を使用するとき、同期する Dynamics 365 データは Outlook に対して "エクスポート" されます。 リンクは Outlook 内の情報と Dynamics 365 (オンライン) 内の情報の間で保持され、情報は両者の間で最新に保たれます。 Outlook の同期では、ユーザーが Outlook アイテムに関して追跡および設定を試みる時に使用する、関連 Dynamics 365 レコードの ID のみがダウンロードされます。 企業データはデバイス上に保管されません。

管理者は、組織のユーザーのセキュリティ ロールを使用することで、そのユーザーが Dynamics 365 データを Outlook に同期できるかどうかを決定します。

Microsoft Dynamics 365 (オンライン) を使用する場合、データを静的ワークシートにエクスポートすると、エクスポートされるデータのローカル コピーが作成され、ご使用のコンピューターに保存されます。 データはセキュリティで保護された接続経由で Dynamics 365 (オンライン) からコンピューターに転送され、ローカル上のこのコピーと Dynamics 365 (オンライン) 間の接続は保持されません。

動的ワークシートまたはピボットテーブルにエクスポートする場合、Excel ワークシートと Dynamics 365 (オンライン) とのリンクが維持されます。 動的ワークシートまたはピボットテーブルが更新されるたびに、ユーザーは自分の資格情報を使用して Dynamics 365 (オンライン) で認証を受けることになります。 ユーザーは閲覧のアクセス許可を持つデータを確認できます。

管理者は、組織のユーザーのセキュリティ ロールを使用することで、そのユーザーがデータを Excel にエクスポートできるかどうかを決定します。

Microsoft Dynamics 365 (オンライン) ユーザーが Dynamics 365 データを印刷するとき、Dynamics 365 (オンライン) が提供するセキュリティ境界から安全性の低い環境に (この場合は一枚の紙に)、データが効果的に "エクスポート" されます。

管理者は、抽出可能なデータを (ユーザー セキュリティ ロールのレベルまたはエンティティのレベルで) 完全にコントロールできます。 ただし、データが抽出された後は Dynamics 365 (オンライン) が提供するセキュリティ境界では保護されず、顧客が直接管理することになります。

関連項目

Microsoft Dynamics 365 のセキュリティ概念
セキュリティ ロールおよび特権
セキュリティ、ユーザー、チームの管理
セキュリティ ロールのコピー

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