異なる言語でレポートを分類および表示する

[アーティクル]
12/22/2017

公開日: 2017年1月

対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online

言語パックを有効にすると、Microsoft Dynamics 365 で追加の言語が使用可能になります。これにより、ユーザーインターフェイス、ヘルプ、およびレポートのテキストを、別の言語で表示できます。言語パックを有効にする方法については、「言語を有効にする」を参照してください。Dynamics 365 (設置型) の場合は、言語パックをダウンロードしてインストールしてから、言語パックを有効にする必要があります。詳細:言語パックのインストールと有効化

レポートを言語ごとに分類するには、Report.LanguageCode 属性を使用します。この属性を特定のロケール ID (米国英語の場合は 1033) に設定すると、レポートはその言語のユーザーに対して表示されます。たとえば、英語のままの取引先企業の説明レポートは、英語のユーザーインターフェイスのレポートグリッドには表示されますが、同じ組織でもスペイン語やドイツ語のユーザーインターフェイスには表示されません。

また、Report.LanguageCode 属性を -1 (マイナス 1) に設定すると、基本言語のユーザーインターフェイス (このユーザーインターフェイスは Microsoft Dynamics 365 サーバーを最初にインストールするときにインストールされます) および他の言語のユーザーインターフェイスを使用しているすべてのユーザーに表示されます。有効なロケール ID 値の詳細については、「MSDN: Microsoft ロケール ID 値」を参照してください。

レポート言語の情報を、レポートエンティティ、レポートカテゴリ、およびレポート表示エンティティに含まれている情報と組み合わせると、Microsoft Dynamics 365 内でレポートが別のユーザーインターフェイス言語で表示される領域およびカテゴリを特定できます。

注意

レポート定義言語 (RDL) ファイル内の Language 要素では、Microsoft Dynamics 365 内でレポートが表示される場所は特定されません。この要素には、インターネット技術標準化委員会 (IETF) RFC1766 仕様で定義されている言語コードを評価する式が含まれています。言語コードは主に、指定した言語の数値、日付、時刻を書式設定する際に使用します。詳細:Language 要素 (Report) (RDL).

異なる言語でレポートを分類および表示する

関連項目

その他のリソース