Configuration Editor を使用したコレクションの編集 : 複雑なセクション
発行日 : 2008 年 3 月 20 日 (作業者 : choyer(英語))
更新日 : 2009 年 3 月 18 日 (作業者 : choyer(英語))
チュートリアルの目標
Configuration Editor モジュールの Collection Editor を使用し、401 状態コードを返すか、応答に 1 分以上かかる aspx 要求に関して、失敗した要求トレース規則を新しく追加します。このタスクは現在のユーザー インターフェイスを使用して実行できますが、ここでの手順から、新しい Administration Pack Configuration Editor モジュールの重要な機能がわかります。
前提条件 :
このチュートリアルは、以下を前提としています。
system.webServer/tracing/traceFailedRequests セクションへのアクセス
1. IIS マネージャーを開きます
2. 接続ツリー ビューからサーバーを選択します。
3. Configuration Editor ユーザー インターフェイス モジュールを開きます。
4. Configuration Editor の [Section] コンボ ボックスで、system.webServer - tracing - traceFailedRequests を選択するか、「system.webServer/tracing/traceFailedRequests」と入力します。
Collection Editor を使用した失敗した要求トレース規則の新規追加
1. Configuration Editor の (Collection) エントリを選択し、(Count=0) の横にある [...] ボタンをクリックします。これにより、tracefailedRequests コレクションを編集する Collection Editor が開きます。
2. 右側の [操作] ウィンドウで、[追加] をクリックします。 [Items] セクションに、新しいエントリとプロパティの一覧が表示されます。
3. Collection Editor の [プロパティ] セクションには、定義されたコレクションのスキーマ既定値が事前に入力されています。この場合は、system.webServer/tracing/traceFailedRequests コレクション要素のスキーマ既定値が入力されています。
4. path プロパティ エントリの隣に 1 つのキーがあります。これは、このコレクション エントリに対する一意キーであることを意味します。金色のキーは、このキーがコレクション内の各項目に対して一意でなければならないことを示します。銀色のキーは、共有キーであることを示します。この場合、共有キーの組み合わせはコレクション項目に対して一意でなければなりません。
5. すべての asp.net パスに対する規則を作成するために、path エントリを *.aspx に変更します。
6. statusCodes エントリを 401 に変更します。
7. timeTaken エントリを 00:01:00 に変更します。
8. Collection Editor の (traceAreas) エントリを選択し、(Count=0) の横にある [...] ボタンをクリックします。これにより、traceAreas コレクションを編集する Collection Editor が開きます。
9. 右側の [操作] ウィンドウで、[追加] をクリックします。 [Items] セクションに、新しいエントリとプロパティの一覧が表示されます。
10. Collection Editor の [プロパティ] セクションには、定義されたコレクションのスキーマ既定値が事前に入力されています。この場合は、system.webServer/tracing/traceFailedRequests/add/traceAreas コレクション要素のスキーマ既定値が入力されています。
11. provider プロパティ エントリの隣に 1 つのキーがあります。これは、このコレクション エントリに対する一意キーであることを意味します。金色のキーは、このキーがコレクション内の各項目に対して一意でなければならないことを示します。銀色のキーは、共有キーであることを示します。この場合、共有キーの組み合わせはコレクション項目に対して一意でなければなりません。
12. provider エントリを ASPNET に変更します。
13. areas エントリを Infrastructure, Module, Page, AppServices に変更します。[注 : プロバイダー名とそれに対応する領域は、system.webServer/tracing/traceProviderDefinitions セクションから取得できます]
14. verbosity エントリを Warning にします。
15.traceAreas 用の Collection Editor を閉じます。
16.traceFailedRequests 用の Collection Editor を閉じます。
17.変更を確定するには、[操作] ウィンドウの [適用] をクリックする必要があります。変更を確定する前に、[操作] ウィンドウの [Generate Script] をクリックします。401 を返すか応答に 1 分以上かかる aspx 要求に関して、失敗した要求トレース規則を追加するスクリプト コードが作成されました。
18. [操作] ウィンドウで [適用] をクリックして、構成を変更します。
19. [失敗した要求トレース規則] 機能ページを表示すると、失敗した要求トレース規則が新しく追加されたことを簡単に確認できます。
20. Configuration Editor 機能を使用して追加した規則が、[失敗した要求トレース規則] ページに表示されます。
21. 補足手順 : 作成した失敗した要求トレース規則を保持しない場合は、tracefailedRequests コレクションを再び編集し、[操作] ウィンドウで [Clear All] をクリックします。Configuration Editor で [適用] をクリックすると、新しく追加された規則が削除されます。
まとめ
Configuration Editor の Collection Editor ツールを使用して、失敗した要求トレース規則が新しく作成されました。Collection Editor には、所定のコレクションの構成設定がすべて表示されます。