Web プロジェクト用の Visual Studio テンプレート
Visual Studio には、新しい Web プロジェクトの作成を開始するときに役立つプロジェクト テンプレートが用意されています。 Web アプリケーション プロジェクトまたは Web サイト プロジェクトを作成できます。 始める前に、最も適切なプロジェクトの種類を検討することで、Web プロジェクトの作成、テスト、および配置時に時間を節約できます。
Web プロジェクト テンプレート
[ファイル] メニューから、[新しいプロジェクト] または [新しい Web サイト] を選択できます。 [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスには、Web アプリケーション テンプレートの一覧が示されます。 アセンブリにコンパイルされ、配置のための豊富なオプションを提供する Web アプリケーションを作成するには、Web アプリケーション プロジェクト テンプレートを使用します。
[新しい Web サイト] ダイアログ ボックスには、Web サイト テンプレートの一覧が示されます。 ソース コードを動的にコンパイルする場合は、Web Site project テンプレートを使用します。 Web プロジェクトの種類の違いの詳細については、「Web アプリケーション プロジェクトと Web サイト プロジェクト」を参照してください。
注意
NuGet パッケージ マネージャーを使用して、追加の製品をインストールできます。場合によっては、これらの製品には新しいプロジェクト用の追加のテンプレートが付属しています。このトピックの一覧は、Visual Studio 2012 に既定で用意されているテンプレートのみを示しています。
Web アプリケーション テンプレート
Web アプリケーション テンプレートは、配置のためにアセンブリにコンパイルされる Web プロジェクトの作成に役立ちます。 次の表に、[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスで、言語 ([Visual Basic] または [Visual C#]) を選択した後に、[Web] カテゴリに表示されるテンプレートを示します。
プロジェクト テンプレート |
詳細情報 |
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ASP.NET Web フォーム アプリケーション |
このプロジェクト テンプレートを使用して、次の機能を含む、ASP.NET Web フォーム ページに基づく Web アプリケーションを作成します。 これらの機能がアプリケーションで不要な場合は、使用しないことを別個に選択できます。
既定では、ASP.NET Web アプリケーション プロジェクト テンプレートには、以下が含まれています。
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ASP.NET MVC 3 Web アプリケーション |
このプロジェクト テンプレートを使用して、ASP.NET MVC 3 リリースを使って、モデル ビュー コントローラー パターンを使用する Web アプリケーションを作成します。 MVC パターンを使用すると、アプリケーションのそれぞれの側面 (入力ロジック、ビジネス ロジック、および UI ロジック) を分離できます。同時に、これらの要素間には疎結合が維持されます。 また、このプロジェクト テンプレートにより、テスト駆動開発 (TDD: Test-Driven Development) が促進されます。 詳細については、「ASP.NET MVC の概要」を参照してください。 |
ASP.NET MVC 4 Web アプリケーション |
このプロジェクト テンプレートを使用して、ASP.NET MVC 4 リリースを使って、モデル ビュー コントローラー パターンを使用する Web アプリケーションを作成します。 詳細については、「ASP.NET MVC の概要」を参照してください。 |
ASP.NET 空の Web アプリケーション |
このテンプレートでは、Web.config ファイル以外のファイルを含まない ASP.NET Web アプリケーションを作成します。 標準テンプレートに組み込まれている機能が必要ない場合にこのプロジェクト テンプレートを使用します。 |
ASP.NET 動的データ エンティティ Web アプリケーション |
このプロジェクト テンプレートを使用して、ADO.NET Entity Framework を使用する動的データ Web アプリケーションを作成します。 この種類の動的データ Web アプリケーションは、任意のリレーショナル データベースをターゲットにできます。 動的データは、データのスキーマに基づいて、データを表示および編集する機能を持つ Web アプリケーションを自動的に生成します。 詳細については、「ASP.NET 動的データの概要」を参照してください。 |
ASP.NET AJAX サーバー コントロール |
このプロジェクト テンプレートを使用して、Ajax 機能が組み込まれた、ASP.NET Web フォーム ページの Web サーバー コントロールを作成します。 コントロールは、リッチ クライアント動作を作成するために連携して動作するサーバーおよびクライアント コードで構成されます。 詳細については、「ASP.NET AJAX の概要」を参照してください。 |
ASP.NET AJAX サーバー コントロール エクステンダー |
このプロジェクト テンプレートを使用して、標準の ASP.NET Web サーバー コントロールのクライアント機能を強化する Ajax コンポーネントを作成します。 詳細については、「ASP.NET AJAX エクステンダー コントロールの概要」を参照してください。 |
ASP.NET サーバー コントロール |
このプロジェクト テンプレートを使用して、ASP.NET Web フォーム ページで使用できるカスタム ASP.NET Web サーバー コントロールを作成します。 詳細については、「カスタム ASP.NET サーバー コントロールの開発」を参照してください。 |
Web サイト テンプレート
Web サイト テンプレートは、既定で動的にコンパイルされる Web プロジェクトを作成するのに役立ちます。 次の表に、[新しい Web サイト] ダイアログ ボックスに表示されるテンプレートを示します。
プロジェクト テンプレート |
詳細情報 |
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ASP.NET Web フォーム サイト |
このプロジェクト テンプレートを使用して、次の機能を含む Web サイトを作成します。 これらの機能がアプリケーションで不要な場合は、使用しないことを別個に選択できます。
既定では、ASP.NET Web サイト プロジェクト テンプレートには、以下が含まれています。
詳細については、「チュートリアル: Visual Studio での基本的な Web ページの作成」を参照してください。 |
ASP.NET Web サイト (Razor v2) |
ASP.NET Web ページ Version 2 を使用した Web サイトを Razor 構文で作成するためにこのプロジェクト テンプレートを使用します。 詳細については、「Razor 構文を使用した ASP.NET Web プログラミングの概要」を参照してください。 |
ASP.NET Web サイト (Razor) |
ASP.NET Web ページを使用した Web サイトを Razor 構文で作成するためにこのプロジェクト テンプレートを使用します。 詳細については、「Razor 構文を使用した ASP.NET Web プログラミングの概要」を参照してください。 |
ASP.NET 空の Web サイト |
このテンプレートでは、Web.config ファイル以外のファイルを含まない、ASP.NET Web サイトを作成します。 標準テンプレートに組み込まれている機能が必要ない場合にこのプロジェクト テンプレートを使用します。 |
ASP.NET 動的データ エンティティ Web サイト |
このプロジェクト テンプレートを使用して、ADO.NET Entity Framework を使用する動的データ Web サイトを作成します。 この種類の動的データ Web アプリケーションは、任意のリレーショナル データベースをターゲットにできます。 動的データは、データのスキーマに基づいて、データを表示および編集する機能を持つ Web アプリケーションを自動的に生成します。 詳細については、「ASP.NET 動的データ」を参照してください。 |
WCF サービス |
このプロジェクト テンプレートを使用して、Windows Communication Foundation (WCF) サービスを作成します。 サービスを拡張して、Web サイト、Web アプリケーション、Silverlight アプリケーション、AJAX アプリケーション、またはその他のクライアントからサービスを呼び出しできるようにすることができます。 詳細については、「Windows Communication Foundation」を参照してください。 |
ASP.NET レポート Web サイト |
このプロジェクト テンプレートを使用して、レポート (.rdlc ファイル)、ReportViewer コントロールが含まれる既定の ASP.NET Web フォーム ページ (.aspx ファイル)、および Web.config ファイルが含まれる ASP.NET Web サイトを作成します。 詳細については、「Microsoft レポート」を参照してください。 |