バックログの作成

バックログを作成すると、実行する必要がある作業の定義に役立ちます。 バックログを作成した後は、その作業の完了時期を管理できるほか、バックログの項目をチェックインや受け入れテストなどの条件と関連付けることができます。

  1. チーム プロジェクトが設定されていない場合、ここでチーム プロジェクトを設定します。 チーム プロジェクトは設定されているが、それにアクセスできない場合は、チームに招待される必要があります。

  2. Team Web Access またはチーム エクスプローラーからバックログ ページを開きます。 たとえば、Fabrikam, Inc. チームの場合は http://fabrikamprime:8080/tfs/DefaultCollection/Fabrikam%20Fiber%20Website/_backlogs に移動します。

    チームのバックログ ページを開く

  3. バックログ項目を作成します。 タイトルを入力し、項目を追加します。

    製品バックログへの項目の追加

    バックログ項目は、種類がひとめで区別できるように色分けして表示されます。 たとえば、バグとバックログ項目は異なる色で表示されます。

    種類によって色がそれぞれ異なる

    バックログ項目ではなく、ポートフォリオ バックログを作成する場合は、次のリンクを参照してください。 ポートフォリオ バックログの使用

  4. リストの項目を強調表示した後、別の項目を追加します。 バックログ内のフォーカスのある位置に項目が追加され、線によって示されます。

    項目の移動先を示す緑色の線

    バックログ内のフォーカスは、キーボードの上方向キーと下方向キーを使用するか、ポイント ツールを使用して移動できます。

バックログの並べ替え

リストで項目が表示される順序を変更するには、リスト内で項目を上または下へドラッグします。

優先順位を示すようにリスト内の項目を並べ替え

これで順序が変更されました。

順番を表すように番号付けを変更

キーボードを使用してリスト内の項目を移動するには、Alt キーを押しながら上方向キーと下方向キーを使用します。

項目をリストの最上位に移動することも、リスト内で並べる順序の番号を指定することもできます。

位置へ移動

Q & A

Q: 1 つのバックログ内で階層構造を作成できますか。

A: バックログの階層構造が必要な場合は、ポートフォリオ バックログの使用を検討してください。

Q: 項目をバックログに一括で追加する方法はありますか。

A: できます。 Microsoft Excel または Microsoft Project を使用して、複数の作用項目をすばやく作成および更新できます。

Q: バックログ リストをフィルターする方法はありますか。

A: あります。作業項目にタグを追加し、タグを使用してリストをフィルターできます

Q: バックログ項目を機能にマップするにはどのようにすればよいですか。

A: バックログ ページからマッピングを有効にします。

マッピング スイッチを有効または無効に切り替える

バックログ項目を追加するには、マッピング ペインで項目を機能にドロップします。

ドラッグ アンド ドロップ、選択、親へのフォーカス切り替え

詳細については、「ポートフォリオ バックログの使用」を参照してください。

Q: バックログ項目を作成しましたが、自分のバックログに表示されません。なぜでしょうか。

A: 項目の区分パスとイテレーション パスをチェックしてください。 チームのデフォルトの区分パスに割り当てられているバックログ項目、およびデフォルトのイテレーション パスの下にあるバックログ項目のみチームのバックログに表示されます。 (表示されていないバックログ項目を検索するには、定義済みのクエリを使用するか、クエリ ページでクエリを作成します)。

Q: バックログの設定に使用されるクエリを変更することはできますか。バックログのバグを追跡できますか。

A: バックログに値を入力するためのクエリは変更できません。 ただし、バックログに表示される作業項目の種類を変更することはできます。

Q: バックログから項目を削除できますか。

A: できません。ただし項目の [状態] が [削除済み]、[終了]、または [完了] に設定されている場合、その項目はバックログには表示されません。 また、チームのバックログから、項目の区分パスを削除するよう変更することもできます。

Q: バックログの項目に対して必要な作業の見積を作成し、追跡するにはどのようにすればよいですか。

A: バックログに表示される作業項目の種類に応じて、項目を開いて、作業項目を完了するのに必要な [作業量]、[ストーリー ポイント]、または [サイズ] の見積を指定します。 推奨されるベスト プラクティスについては、「見積もり」を参照してください。

作業の見積もりを指定できます。

Q: バックログのカスタマイズには、どのようなオプションを使用できますか。

A: 操作方法のカスタマイズの詳細については、「チーム プロジェクトに合わせたアジャイル プランニング ツールの構成とカスタマイズ」を参照してください。

Q: 作業項目とバックログの名前が、この例と異なっているのはなぜですか。

A: 作業の追跡に使用されるオブジェクトは、チーム プロジェクトの作成で使用したプロセス テンプレートによって異なります。 Visual Studio Scrum を使用する場合は、[作業量] フィールドの見積でプロダクト バックログ項目およびバグを作成できます。 MSF for Agile Software Development は、見積のストーリー ポイントでのユーザー ストーリーの作成をサポートしています。 また、MSF for CMMI Process Improvement は、見積のサイズでの要件をサポートしています。

3 つのテンプレートはすべて、ポートフォリオ バックログでの機能の追跡をサポートしています。 3 つのプロセス テンプレートの詳細については、「チーム プロジェクト成果物の操作、プロセス テンプレートの選択」を参照してください。

Q: 3 種類のバックログの違いを教えてください。

A: 各種類のバックログは似ていますが、目的が異なります。 プロダクト バックログとポートフォリオ バックログには、製品の所有者が製品リリースの期間中に追跡するストーリー、成果物、機能、またはエクスペリエンスの概要が含まれます。 製品所有者は、これらのバックログ ビューのバックログ項目や成果物に順位を付け、企画会議中に十分な詳細を提供することで、チームがプロダクト バックログ項目を見積もって実装できるようにします。

これに対し、スプリント バックログはチームによって作成され、スプリントのコミットされたバックログ項目を終了するために完了する必要があるタスクが含まれます。 プロダクト バックログでは、チームはバックログ項目の作業量、サイズ、またはストーリー ポイントを見積もります。 スプリント バックログでは、チームはタスクを通常は時間または日単位で見積もります。 プロダクト バックログとポートフォリオ バックログを使用するためにスプリント バックログを作成する必要はありませんが、スプリント バックログを作成するためにプロダクト バックログを作成する必要はあります。

場合によって、製品バックログは製品所有者が 1 週間に 1 回更新しますが、スプリント バックログはチームが 1 日に 1 回更新します。 製品所有者はプロジェクトを通じて同じ製品バックログを保持しますが、チームはスプリントごとに新しいスプリント バックログを作成します。

次の表は、各バックログの機能を比較した一覧です。

機能

ポートフォリオ バックログ

プロダクト バックログ

スプリント バックログ

詳細レベル

より簡潔である

より簡潔である

より詳細である

マッピング

サポート状況

サポート状況

サポート状況

ボードの種類

かんばん

かんばん

タスク

バックログ ページ ビューの追加

Yes。「アジャイル ポートフォリオ管理へのバックログの追加」を参照

Yes。「スケジュール スプリント」を参照

ページの項目への優先順位付け

はい

はい

No (項目はバックログの優先順位を継承)

予測

はい

フィルター処理

タグ

タグ

N/A

グラフ

累積フロー ダイアグラム

累積フロー ダイアグラム

バーンダウン、キャパシティ

存続期間

プロジェクト

プロジェクト

スプリント

永続的

はい

はい

はい

次の操作:

かんばんボードの操作