ARR での圧縮の使用
公開日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語))
更新日: 2009 年 9 月 23 日 (作業者: wonyoo (英語))
目標
Application Request Routing (ARR) のエンコードによるコンテンツ圧縮機能を理解して構成すること。
必要条件
これは ARR の高度な機能です。この記事は、ARR の機能全体を熟知し、ディスク キャッシュを用いる ARR を展開、構成する方法を理解していることを前提としています。 まだ習得していない場合は、以下のチュートリアルを確認してから進めることを強くお勧めします。
- Application Request Routing のディスク キャッシュの構成および有効化
- Application Request Routing を使用したキャッシュ階層構造の管理
- CDN での Application Request Routing の展開
- Application Request Routing のディスクにキャッシュされたコンテンツの参照
- キャッシュされたオブジェクトの削除
- Application Request Routing を使用した手動によるキャッシュ制御ディレクティブの上書き
- Application Request Routing のキャッシュ ノードのウォームアップ
Application Request Routing Version 2 RC がインストールされていない場合は、以下の場所からダウンロードすることができます。
- Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC (x86) はこちら(英語)からダウンロードできます。
- Microsoft Application Request Routing Version 2 for IIS 7.0 RC (x64) はこちら(英語)からダウンロードできます。
このドキュメントに示された手順に従って、ARR Version 2 RC をインストールしてください。
ステップ 1: ARR の圧縮機能の概要
Web サーバーは Accept-Encoding 要求ヘッダーに基づいて、クライアントが解釈可能なエンコード (圧縮) 形式に応答を圧縮することができます。Web サーバーの多くが gzip、deflate など各種の圧縮形式に対応していますが、その機能が有効化されていないことがあります。ARR を使用して要求をプロキシ処理し、ARR を構成してキャッシュ プロキシとして使用するようにすると、配信元の Web サーバーが Accept-Encoding ヘッダーに基づいて応答を圧縮できない場合でも、応答を圧縮するように ARR を構成する (コンテンツを圧縮オブジェクトとしてキャッシュする) ことができます。
下図は、この機能で意図されている動作の詳細を示すものです。
ステップ 2: ARR での圧縮を有効化または無効化する
この機能は既定で有効になっており、[キャッシュの構成] ページで確認することができます。
IIS マネージャーを起動します。
ARR のディスク キャッシュはサーバー レベルで構成されます。 ナビゲーション ツリー ビューでサーバーを選択します。
[Application Request Routing キャッシュ] をダブルクリックします。
[操作] ウィンドウで、[キャッシュの構成] をクリックします。
[圧縮の有効化] チェック ボックスを使用して、ARR のこの機能を有効化または無効化します。
まとめ
これで、ARR のディスク キャッシュを構成し、有効化することができました。ARR Version 2 RC のその他のチュートリアルについては、この記事を参照してください。