DLP ポリシー検出に関するレポートの表示

 

適用先: Exchange Online

Microsoft Exchange Online を購読すると、Office 365 管理センター を使用して、データ損失防止 (DLP) ポリシーにより検出されたメッセージ数に関する情報を表示できます。次の 4 つの種類のデータセットを、グラフまたは表の形式で表示できます:

  1. 送信メールの DLP ポリシー一致

  2. 受信メールの DLP ポリシー一致

  3. 送信メールの DLP ルール一致

  4. 受信メールの DLP ルール一致

Exchange 管理センターでは、過去 24 時間までの一致、オーバーライド、誤検知の件数も表示できます。ただし、このデータは、グラフとして表示できません。さらに、Microsoft Excel レポートをダウンロードすると、検出されたメッセージの送信者、メッセージそのもの、日付、検出ポリシーなどの詳細情報も表示できます。

注意

ここで説明したレポートは Exchange Online のお客様のみご利用いただけます。Exchange Server 2013 のお客様はご利用いただけません。

DLP に関連する追加の管理タスクについては、「DLP の手順」を参照してください。

Office 365 管理センター のレポートに関する追加の管理タスクについては、「Office 365 のメール保護レポート (英語の場合があります)」、「Exchange 監査レポート」を参照してください。

始める前に把握しておくべき情報

  • 予想所要時間 : 15 ~ 60 分。

  • この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メッセージングのポリシーと準拠のアクセス許可」の「データ損失防止 (DLP)」。

  • 次の状況では、グラフが表示されないことに留意してください:

    1. Office 365 サブスクリプションに、データ損失防止 (DLP) 機能が含まれない。

    2. 保存された DLP ポリシーが存在しない。

    3. DLP ポリシー内のルールに一致したメールを、ユーザーが送受信しなかった。

    4. レポートで選択した時間範囲に、メッセージが検出された期間が含まれない場合。

  • Microsoft Excel plugin for Exchange Online Reporting をインストールするには、システムが「Office 365 のメール保護レポート (英語の場合があります)」に一覧されている要件を満たす必要があります。

  • このトピックの手順で使用可能なショートカット キーについては、「Exchange 管理者センターのキーボード ショートカット」を参照してください。

ヒント

問題がある場合は、Exchange のフォーラムで質問してください。次のフォーラムにアクセスしてください。「Exchange Server」、「Exchange Online」、または「Exchange Online Protection」。

必要な作業

Office 365 管理センターを使用して DLP レポートを表示する

  1. Office 365 管理センター で、[レポート] > [DLP] に移動します。

    グラフ上のタイトルが、グラフに表示される情報の提示を説明します。

  2. 複数のポリシーが存在する場合に、単一ポリシーに関するデータのみを表示するには、グラフの上にあるドロップダウン ボックスから目的のポリシーを選択します。

  3. 別の期間のデータを表示するには、グラフの下で目的の期間を選択します。

  4. レポート間を切り替えるには、ページにある小さいグラフのいずれかを選択します。

正常な動作を確認する方法

管理センターのページに、一定期間にわたってメッセージ数のグラフが表示されると、DLP レポートを正常に検出しています。グラフにデータ点がまったく含まれない場合、どの DLP ポリシーも選択された時間内にメッセージを検出しなかった可能性があります。

EAC を使用して、DLP レポートを表示する

  1. EAC で、[コンプライアンス管理] > [データ損失防止] に移動し、[レポート][レポート] アイコン をクリックして、表示可能なすべての DLP レポートの一覧を表示します。

過去 24 時間までの DLP ポリシー検出の簡易表示を得るには、以下の手順に従います。EAC 内で、[コンプライアンス管理] > [データ損失防止] に移動します。ここで、保存したポリシーすべての一覧が表示されます。各ポリシーの一致、オーバーライド、および誤検知の件数も一緒に表示されます。

正常な動作を確認する方法

ここで説明する手順では、2 つの異なるデータ形式を使用できます。2 番目の方法では、ポリシーと過去 24 時間の関連する検出すべてが、テキスト形式の一覧としてのみ表示されます。1 番目の方法では、[レポート] をクリックすると、管理センターのページに一定期間にわたってメッセージ数のグラフが表示されると、DLP レポートを正常に検出したことが分かります。グラフにデータ点がまったく含まれない場合、どの DLP ポリシーも選択された時間内にメッセージを検出しなかった可能性があります。

Office 365 管理センターを使用して Microsoft Office 365 Excel Plugin for Exchange Online Reporting をダウンロードする

これらの手順に従い、Microsoft Office 365Excel Plugin for Exchange Online Reporting を使用して、DLP ポリシーがどのようにメッセージに影響するのかに関する詳細情報を取得します。このレポート作成ワークブックは、より詳細な分析のため、ダウンロードして Excel で使用することができるツールです。

  1. Office 365 管理センターで、[レポート] に移動します。

  2. [レポートのダウンロード] で、[メール保護レポート (Excel)] をクリックします。

  3. Microsoft ダウンロード センターの指示に従い、レポート作成ワークブックをインストールします。

  4. ワークブックの一部である Web サービス呼び出しを使用して、集計データを読み込みます。

正常な動作を確認する方法

ダウンロードとインストールの処理中、ワークブックをインストールするためのいくつかの質問に回答し、DLP ポリシー データに入力する必要があります。ツールを正常にインストールすると、Excel の機能を使用して、必要なデータを分離できます。