Windows バックアップ セットの復元方法
ここでは、Windows バックアップ セットを復元する方法について説明します。
手順
Windows バックアップ セットを復元するには、次の操作を行います。
Backup を詳細モードで起動します。
詳細な手順については、次の手順を参照してください。
[メディアの復元と管理] タブをクリックし、コンソール ツリーで [ファイル] を展開します。
ファイルの復元の優先順位を設定します。[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[復元オプション] タブをクリックします。ファイルを上書きする基準を選択します。
既定の設定は [ディスク上のファイルを置き換えない (推奨)] ですが、[常にディスク上のファイルを置き換える] をクリックすると、復元後のすべてのファイルのバージョンが、最初にバックアップが作成されたときのバージョンと正確に一致するので、安定性と Windows Server 2003 ファイル間の整合性が最大になります。
復元するバックアップ メディアを展開します。
注 : [ファイル] の下に正しいメディアが表示されない場合は、カタログを再構築する必要があります。詳細については、「Backup を使用したデータの復元」の「復元用カタログの再構築」を参照してください。 ブート パーティションとシステム パーティション (多くの場合、同じドライブです) のドライブ文字の横にあるチェック ボックスをオンにし、次に、[System State] の横にあるチェック ボックスをオンにします。
重要 : Windows Server 2003 オペレーティング システム コンポーネントすべてを正しく復元するには、Windows バックアップ セットに、システム状態データ、ブート パーティション、およびシステム パーティションが含まれており、また、Windows バックアップ セットが同一のバックアップ ジョブでバックアップされたものである必要があります。 [ファイルの復元先] ボックスの一覧からファイルの復元先を選択します。既定では、復元先は [元の場所] と指定されています。
[復元の開始] をクリックします。別の場所に復元しないと現在のシステム状態データが上書きされるという内容の注意が表示されます。続行するには [OK] をクリックします。
[復元の確認] で、[詳細設定] をクリックして、詳細な復元オプションを指定するか、または [OK] をクリックして復元を開始します。詳細な復元オプションの詳細については、「Backup を使用したデータの復元」の「復元用の詳細オプションの選択」を参照してください。
復元で使用するバックアップ ファイルの場所を指定するよう求められたら、正しいバックアップ ファイル名を選択して [OK] をクリックします。
復元が完了したら、正常に完了したかどうかを確認してください。復元が正常に完了したことを確認する方法の詳細については、「Backup を使用したデータの復元」の「完了した復元ジョブの成否の確認」を参照してください。
Windows バックアップ セットの復元が正常に完了したことを確認したら、[復元の進行状況] ダイアログ ボックスで [閉じる] をクリックします。復元を完了するためにコンピュータを再起動するよう求められます。[はい] をクリックして再起動します。
重要 : この手順をサーバー再構築の一環として実行する場合、コンピュータを再起動した後に、起動できないサービスがあるという内容のエラー メッセージが表示されることがあります。こうしたエラーが発生するのは、Windows バックアップ セットを復元する際に、再構築するサーバーの元のレジストリも復元されるためです。レジストリには、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) など、まだ再インストールされていないサービスを開始するエントリが含まれていることがあります。このエラーは無視してください。コンピュータの再構築が完了すれば、このエラーは解決します。
詳細情報
Windows バックアップ セットの復元の詳細については、「Windows バックアップ セットの復元」を参照してください。