- 次の LDIFDE コマンドを使用して、ユーザー アカウントをエクスポートします。
LDIFDE –F [出力ファイル] –D [ドメイン名またはコンテナ名] –L [エクスポートする属性] –R [データベース用の LDAP クエリ フィルタ]
以下に例を示します。
LDIFDE –F EXPORT-EXCHANGE1.TXT –D “DC=contoso,DC=com” –L msExchHomeServerName,homeMDB,homeMTA –R “(homeMDB=CN=DB1,CN=SG1,CN=InformationStore,CN=Exchange1,CN=Servers,CN=AG1,CN=Administrative Groups,CN=Organization,CN=Microsoft Exchange,CN=Services,CN=Configuration,DC=contoso,DC=com)”
このコマンドは、DB1 のメールボックスにリンクしているすべてのユーザー アカウントをエクスポートします。それぞれのエクスポート レコードがこれに似ています。
次の例では、1 つの行に属性名が設定され、次に、1 つの空白でインデントされ複数の行に分割された値の名前が続いています。これは、改行を越えて属性値を続けるための LDIF の規則です。 |
dn: CN=User1,CN=Users,DC=contoso,DC=com
changetype: add
homeMTA:
CN=Microsoft MTA,CN=Exchange1,CN=Servers,CN=AG1,CN=Administr
ative Groups,CN=Organization,CN=Microsoft Exchange,CN=Services,CN
=Configuration,DC=contoso,DC=com
homeMDB:
CN=DB1,CN=SG1,CN=InformationStore,CN=Exchange1,CN=Servers,C
N=AG1,CN=Administrative Groups,CN=Organization,CN=Microsoft Ex
change,CN=Services,CN=Configuration,DC=contoso,DC=com
msExchHomeServerName:
/o=Organization/ou=AG1/cn=Configuration/cn=Servers/cn=Exchange1
各ユーザー アカウントの変更に使用できるように、エクスポート ファイル内の各レコードの形式を変更します。このインポート ファイルの一般的な形式は次のとおりです。
dn: <値>
changetype: modify
replace: <属性名>
<属性名>: <値>
-
Replace: <属性名>
<属性名>: <値>
-
#<空白行>
#<次のレコード>
以下に例を示します。
dn: CN=User1,CN=Users,DC=contoso,DC=com
changetype: modify
replace: homeMTA
homeMTA:
CN=Microsoft MTA,CN=Exchange1,CN=Servers,CN=AG1,CN=Administr
ative Groups,CN=Organization,CN=Microsoft Exchange,CN=Services,CN
=Configuration,DC=contoso,DC=com
-
replace: homeMDB
homeMDB:
CN=DB1,CN=SG1,CN=InformationStore,CN=Exchange1,CN=Servers,CN=
AG1,CN=Administrative Groups,CN=Organization,CN=Microsoft Exchange
,CN=Services,CN=Configuration,DC=contoso,DC=com
-
replace: msExchHomeServerName
msExchHomeServerName:
/o=Organization/ou=AG1/cn=Configuration/cn=Servers/cn=Exchange1
-
Dn: CN=User2,CN=Users,DC=contoso,DC=com
changetype: modify
<以下同様……>
改行を越えて検索と置換を実行できるテキスト エディタを使用すると、エクスポート ファイルを比較的簡単に適切なインポート形式に変換できます。たとえば、Microsoft Office® Word を使用してこの操作を実行できます。ここで、^p は Word 検索を表し、改行のコードを置き換えます。
dn: |
-^pdn: |
changetype: add |
changetype: modify |
homeMTA |
replace: homeMTA^phomeMTA |
homeMDB |
-^preplace: homeMDB^phomeMDB |
msExchHomeServerName |
-^preplace: msExchHomeServerName |
[元のデータベースの名前] |
[新しいデータベースの名前] |
[元のストレージ グループの名前] |
[新しいストレージ グループの名前] |
[元のサーバーの名前] |
[新しいサーバーの名前] |
置換が完了した後、ファイルの先頭の最初のレコードの前にある空白行と "-" を削除し、最後のレコードの末尾に "-" と空白行を追加します。
Microsoft Word またはその他のリッチ テキスト エディタを使用している場合は、プレーン テキストとしてファイルを保存してください。追加の編集が必要になった場合のために元のエクスポート ファイルが保存されるように、EXCHANGE2-IMPORT.TXT などの新しい名前でファイルを保存します。
- 次のコマンドを使用してファイルをインポートします。
LDIFDE –I – F <インポート ファイル>
以下に例を示します。
LDIFDE –I –F EXCHANGE2-IMPORT.TXT
SMTP コネクタ、システム アテンダント、およびシステム メールボックスについては、メールボックスのホーム サーバーを変更しないでください。もう一度インポートする前に、インポート ファイル内にあるこれらのメールボックスの種類に関する LDIF レコードを削除します。"SMTP"、"SystemMailbox"、および "System Attendant" を検索し、これらのメールボックスを見つけます。 |
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