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公開日: 2007 年 12 月 4 日 (作業者: walterov (英語))

更新日: 2009 年 1 月 17 日 (作業者: walterov (英語))

概要

Microsoft Windows Server® Update Services 3.0 (WSUS 3.0) を使用すると、IT 管理者は Microsoft Windows Server® 2003、Windows Server® 2008、Windows VistaTM、Microsoft Windows® XP with Service Pack 2、または Windows 2000 with Service Pack 4 オペレーティング システムを実行しているコンピューターに、最新のマイクロソフト製品更新プログラムを展開できます。WSUS を使用することで、管理者は Microsoft Update でリリースされる更新プログラムを、ネットワーク上のコンピューターに確実に配布することができます。

Windows Server Update Services 3. 0 Service Pack 2 の説明 に Windows Server 2008 R2 および Windows 7 の対応が掲載されています。

WSUS には、次のコンポーネントで構成される管理インフラストラクチャが用意されています。

  1. Microsoft Update。マイクロソフト製品の更新プログラムを配布するマイクロソフト Web サイトです。
  2. Windows Server Update Services サーバー。このコンポーネントは、ホスティング事業者のファイアウォールの内側にある Windows Server 2003 SP1 または Windows Server 2008 サーバーにインストールされます。WSUS サーバーでは、管理者は WSUS 3.0 管理コンソールを使用して更新プログラムの管理と配布を行うことができます。WSUS 3.0 管理コンソールは、ドメイン内の任意の Windows コンピューターにインストールできます。さらに、1 台の WSUS サーバーを更新プログラムの配布元として使用し、組織内の他の WSUS サーバーに配布することもできます。この場合、ネットワーク内の少なくとも 1 台の WSUS サーバーが Microsoft Update に接続し、入手可能な更新プログラムの情報を取得する必要があります。管理者は、ネットワークのセキュリティと構成に基づいて、他のサーバーが Microsoft Update に直接接続するよう設定するかどうかを決定します。
  3. 自動更新。このコンポーネントは、Windows Server 2008、Windows Vista、Windows Server 2003、Windows XP、および Windows 2000 SP4 オペレーティング システムに組み込まれています。自動更新により、サーバーおよびクライアント コンピューターの両方が、Microsoft Update または WSUS サーバーから更新プログラムを受信できます。

WSUS 3.0、展開シナリオ、およびプロセス (無人コマンド ラインを含む) を使用する手順については、https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc708484%28WS.10%29.aspx にアクセスしてください。

Windows Server 2008 に WSUS 3.0 をインストールするためのソフトウェア要件

Windows Server 2008 に WSUS 3.0 をインストールするには、コンピューターに次のコンポーネントがインストールされている必要があります。これらのコンポーネントの更新プログラムのインストール後にサーバーの再起動が必要になる場合は、WSUS 3.0 のインストールを開始する前に再起動を行ってください。

以下のコンポーネントは必ず有効にしてください。

  • Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7
  • Windows 認証
  • ASP.NET
  • IIS 6 管理互換
  • IIS 6 メタベース互換
  • Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ 2005。このソフトウェアをダウンロードするには、ダウンロード センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=70410) にアクセスしてください。
  • Microsoft SQL ServerTM 2005 Service Pack 1。このソフトウェアをダウンロードするには、ダウンロード センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=66143) にアクセスしてください。
  • Windows Server 2008 では、オペレーティング システムの一部として .NET Framework 2.0 および BITS 2.0 更新プログラムが提供されています。

WSUS 3.0 ソフトウェア要件 (コンソール、自動更新、およびアクセス許可) の詳細については、https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc708484%28WS.10%29.aspx を参照してください。

WSUS 3.0 の展開の準備

WSUS 3.0 を展開するには、まずサーバーの構成を設計します。WSUS 3.0 の準備と展開に関する詳細なガイドについては、https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc708484%28WS.10%29.aspx を参照してください。  

このガイドの以下のトピックでは、1 台のサーバーを使用した簡単な構成から複数の WSUS サーバーを使用した高度な構成まで、展開の設計をさまざまな観点から説明しています。検討事項として、接続帯域幅 (インターネット接続および LAN/WAN 接続)、ネットワーク構成、各言語要件などがあります。

WSUS 3.0 展開の準備については、以下の記事の内容を参照してください。