開発者エクスペリエンスの検証 - PHP
公開日: 2009 年 1 月 18 日 (作業者: walterov (英語))
更新日: 2009 年 3 月 14 日 (作業者: walterov (英語))
はじめに
このチュートリアルでは、開発者のエクスペリエンスを検証する手順について説明します。ホスティング事業者はこの手順に従って、ユーザーが Windows Web プラットフォームのツールおよびサービスを使用してホスティング環境でアプリケーションをダウンロード、カスタマイズ、公開、管理できるかどうかを確認できます。
このチュートリアルでは、開発者として、Microsoft Web Platform Installer を使用して、ローカルの開発用コンピューターで "WordPress" という一般的なブログ用 PHP アプリケーションを展開します。アプリケーションの正常な動作が確認できたら、ホストされているサーバーにアプリケーションを展開します。
要約すると、このチュートリアルでは以下の作業を実行します。
- Web Application Installer を使用して、開発者のコンピューターに WordPress をインストールします。
- MySQL を使用するようにアプリケーションを構成して、ローカルでテストを実施します。
- Visual Web Developer を使用してアプリケーションを修正し、リモート サーバーに公開します。
- IIS マネージャーのリモート管理機能を使用して、アプリケーションの既定ドキュメントの一覧に変更を加えます。
必要条件
- ホスティング事業者は、Web サイトとコンテンツを共有する FTP サイトへのアクセスに必要な資格情報を開発者に割り当てている必要があります。この構成をセットアップして個々のユーザーを分離する方法については、FTP と VWD の記事 <リンク: FTP および VWD の記事へ> を参照してください。
- ホスティング事業者は、PHP をインストールしている必要があります <リンク: http://learn.iis.net/page.aspx/246/using-fastcgi-to-host-php-applications-on-iis-70/>。
- ホスティング事業者は、開発者に MySQL データベースを提供している必要があります <リンク: http://learn.iis.ne/page.aspx/353/mysql-server/>。
- 開発者は、Visual Web Developer (VWD) および MySQL をインストールしている必要があります。
- 開発者は、Web Platform Installer (WPI) をインストールしている必要があります。手順については、こちら <リンク: https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=145510> を参照してください。
ステップ 1: WPI を使用して開発用コンピューターに WordPress アプリケーションをインストールする
この記事の執筆時点で、Web Platform Installer の新しいバージョンが Web でリリースされています。詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=145510 を参照してください。このアプリケーションのセットには、WordPress が含まれています。
ステップ 2: WordPress のローカル サイトおよび対応するデータベースをテストする
IE を使用して、サイトを表示します。
これで、アプリケーションの公開準備が整いました。
ステップ 3: Visual Web Developer (VWD) を使用してアプリケーションを修正および公開する
- VWD で WordPress サイトを開きます。次のダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。
- データベースのサーバー名、およびホスティング事業者によって指定されているその他の値を変更します。
- [Web サイト] メニューを開き、[Web サイトのコピー] を選択します。
- [接続] をクリックします。[FTP サイト] を選択し、サーバー名、ポート、およびユーザー アカウントの資格情報を入力します。[受動モード] チェック ボックスがオンになっていることを確認し、[開く] をクリックします。
- 続けて、すべてのコンテンツをターゲット サーバーに公開します。
ステップ 4: WordPress MySQL データベース スキーマとテスト サイトを展開する
WordPress が初めて実行されるときには、データベース スキーマが定義されているかどうかが確認されます。定義されていない場合は、管理ユーザーがスキーマを生成します。
- Internet Explorer を使用して、新しいサイトを参照します。次の画面が表示されたら、必要な情報を入力します。
- WordPress は、管理ユーザーのためにランダムなパスワードを自動生成します。パスワードをメモしてから、ログインします。
- 前の手順で割り当てられた管理者の資格情報を入力します。
- これで、wp-admin ページを参照できるようになりました。
ステップ 5: IIS マネージャーのリモート管理を使用して、WordPress サイトの既定ドキュメントの一覧を変更する
IIS マネージャーを起動します。Windows Vista を実行している場合は、必ず IIS マネージャーのリモート バージョンを実行してください。
リモート サイトに接続します。
ホスティング事業者から割り当てられているユーザー資格情報を入力します。
新しい接続に名前を割り当てます。
以下に示すダイアログ ボックスに表示されている IIS マネージャーの拡張モジュールをインストールします。
新しい WordPress サイトを選択し、[既定のドキュメント] アイコンを探してダブルクリックします。
既定のドキュメント index.php を選択し、一覧の一番上に移動します。これにより、パフォーマンスが向上します。
これで、WordPress の展開は完了です。
まとめ
このチュートリアルでは、以下の方法を紹介しました。
- Web Application Installer を使用して、開発者のコンピューターに WordPress PHP アプリケーションをインストールする。
- MySQL を使用するようにアプリケーションを構成して、ローカルでテストを実施する。
- Visual Web Developer を使用してアプリケーションを修正し、リモート サーバーに公開する。
- IIS マネージャーのリモート管理機能を使用して、サイトの既定ドキュメントの一覧を変更する。