ヒント: コマンド ラインから詳細を制御しながら最適化を実行する

Windows 7 では、管理者特権で実行しているコマンド プロンプトから、コマンドライン デフラグ ツール Defrag.exe を使用すると詳細を制御しながら最適化を行えます。


Defrag.exe の構文は、次のとおりです (この構文は、Windows Vista の defrag の構文とは異なります)。

Defrag <ボリューム> | /C | /E <ボリューム> [/A | /X | /T] [/H] [/M] [/U] [/V]

Defrag.exe のオプションは、次のとおりです。

  • <ボリューム>: 最適化するボリュームのドライブ文字またはマウント ポイントを指定します。
  • /C: コンピューターのすべてのローカル ボリュームを最適化します。
  • /E: コンピューターのローカル ボリュームのうち、指定したもの以外をすべて最適化します。
  • /A: 指定したボリュームを最適化しないで、分析レポートを表示します。
  • /X: 空き領域を統合します。空き領域の統合は、ボリュームを圧縮する場合に便利です。また、今後、ファイルが断片化することを抑えられます。
  • /T: 指定のボリュームで実行中の操作を追跡します。
  • /H: 処理を既定の優先度 (低) ではなく、通常の優先度で実行します。このオプションは、コンピューターで最適化以外に処理が行われていない場合に指定します。
  • /M: 複数のボリュームの最適化を同時に並行して行います。このオプションは、IDE インターフェイスを使用するディスクではなく、SCSI ベースのディスクや SATA ベースのディスクなど、複数のディスクに同時にアクセスできるコンピューターで使用すると便利です。
  • /U: 画面上に処理の進行状況を出力します。
  • /V: 詳細モードで実行します。詳細情報や統計情報を追加で提供します。


出典: Mitch Tulloch、Tony Northrup、Jerry Honeycutt、Ed Wilson、Windows 7 Team 共著『Windows 7 Resource Kit (英語)』(Microsoft Press、2009 年)