Visual C++ に固有の MSBuild タスク

タスクでは、ビルド プロセスの間に実行するコードを指定します。 Visual C++をインストールすると、次のタスクは MSBuildにインストールされたタスク以外に使用できます。 詳細については、「MSBuild (Visual C++) の概要」を参照してください。

タスクごとのパラメーターのほか、すべてのタスクに以下のパラメーターがあります。

パラメーター

説明

Condition

省略可能な String 型のパラメーターです。

このタスクが実行されるかどうかを MSBuild エンジンが決定するために使用する Boolean 式です。 MSBuild でサポートされる条件の詳細については、「MSBuild の条件」を参照してください。

ContinueOnError

省略可能なパラメーター。 次の値の1個含めることができます。:

  • WarnAndContinuetrue。 タスクが失敗した場合は、[ターゲット] の要素とビルドのその後のタスクは実行を継続タスクのすべてのエラーは警告として処理されます

  • ErrorAndContinue。 タスクが失敗した場合は、Target の要素とビルドのその後のタスクは実行を継続タスクのすべてのエラーはエラーとして扱われます。

  • ErrorAndStopfalse (既定値)。 タスクが失敗した場合は、Target の要素とビルドの残りのタスクは実行されず、Target の要素全体とビルドが失敗したと見なされます。

4.5より前のバージョンの.NET Frameworkは true と false の値をサポートしていました。

詳細については、「方法 : タスクで発生したエラーを無視する」を参照してください。

関連トピック

タイトル

説明

BscMake タスク

Microsoft Browse Information Maintenance Utility ツール (bscmake.exe) をラップします。

CL タスク

Visual C++ コンパイラ ツール (cl.exe) をラップします。

CPPClean タスク

Visual C++ プロジェクトのビルド時に MSBuild によって作成される一時ファイルを削除します。

LIB タスク

Microsoft 32-Bit Library Manager ツール (lib.exe) をラップします。

Link タスク

Visual C++ リンカー ツール (link.exe) をラップします。

MIDL タスク

Microsoft インターフェイス定義言語 (MIDL: Microsoft Interface Definition Language) コンパイラ ツール (midl.exe) をラップします。

MT タスク

Microsoft マニフェスト ツール (mt.exe) をラップします。

RC タスク

Microsoft Windows リソース コンパイラ ツール (rc.exe) をラップします。

SetEnv タスク

指定された環境変数の値を設定または削除します。

VCMessage タスク

ビルド時の警告メッセージおよびエラー メッセージをログに記録します。

XDCMake タスク

XML ドキュメント ツール (xdcmake.exe) をラップします。このツールは、XML ドキュメント コメント (.xdc) ファイルを .xml ファイルにマージします。

XSD タスク

XML スキーマ定義ツール (xsd.exe) をラップします。このツールは、ソースからスキーマ ファイルまたはクラス ファイルを生成します。

MSBuild リファレンス

MSBuild システムの要素について説明します。

MSBuild タスク

タスクについて説明します。タスクはコードの単位であり、組み合わせることでビルドを生成できます。

タスクの作成

タスクの作成方法について説明します。