Windows 転送ツールを使って移行する

山田 章夫 (Windows Expert - IT Pro)

公開日: 2011 年 4 月 13 日


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【概略】

Windows XP からアップグレードする場合、インプレース アップグレードは出来ないので、新規に PC に移行する場合同様、データ等を移行する必要があります。

その場合、利用すると便利なのが Windows 転送ツールになります。

Windows 転送ツールはファイルやフォルダ、電子メールの設定 (連絡先やメッセージ)、プログラムの設定、ユーザー アカウントおよび設定、インターネット アカウントおよび設定、などを移行するのに非常な便利なツールです。

但し、プログラムは転送できないので、プログラムそのものは入れなおする必要があります。

また、64 ビットから 32 ビットへの転送は出来ません。(32 ビットから 64 ビットへの転送は可能です。)

【ダウンロードサイト】

古いコンピューターへの転送ツールのダウンロードはこちら

Windows XP (32 ビット版) から Windows 7 への転送用の Windows 転送ツール

Windows Vista (32 ビット版) から Windows 7 への転送用の Windows 転送ツール

Windows XP (64 ビット版) から Windows 7 への転送用の Windows 転送ツール

Windows Vista (64 ビット版) から Windows 7 への転送用の Windows 転送ツール

【移行手順】

1..転送元設定

ダウンロードする Windows 転送ツールは Windows 7 上で実行されるものと違い、「古いコンピューター」専用で、Windows 7 のデータを取り込む機能はないので注意が必要です。

インストールした「Windows 7 用 Windows 転送ツール」を起動します。

図: 転送できる内容の確認 ここに記載しているように転送できる内容の概略が書かれています。内容を確認したら、そのまま「次へ」を選びます。
図: 項目を新しいコンピューターに転送する方法を選択

転送する方法を選択します。

今回は、「外付けハードディスクまたはUSBフラッシュドライブ」を選択します。

図: 現在使用しているコンピューター

ここで「これは今までのコンピューターです」を選びます。

選択すると自動的に「転送できる内容をスキャンが始まります。

図: このコンピューターから転送する内容を選択

スキャンが終了すると、転送する内容の選択画面が出ます。

ここでは登録されたすべてのユーザーと共有項目が表示され、必要なファイルサイズも表示されます。そのまま、「次へ」を押せば、先に進めます。

図: 転送内容の詳細な設定 「カスタマイズ」を押すと項目ごとに転送するかの設定が行うことが出来ます。
図: 選択内容の変更画面

更に「詳細設定」を押せば、細かくファイル単位で転送できるものを選択可能です。

選択したら「保存」を押すと、元の画面に戻るので「次へ」を押して、先に進みます。

図: 転送するファイルおよび設定を保存 パスワードおよび、パスワードの確認入力を行います。
このパスワードを忘れてしまうと復元できなくなるので非常に重要です。
図: 転送ツール ファイルの保存ダイアログ ファイルの保存画面では、任意の場所を指定して保存を行います。
図: 転送の為のファイルと設定が保存されました 保存が終わると「転送のためのファイルと設定が保存されました」と表示されたら「次へ」を押します。

図: 転送ファイルが作成されました。他らしいコンピューターで Windows 転送ツールを開きます。 そのまま「次へ」を押します。

図: このコンピューター上での Windows 転送ツールの処理は完了しました。 最後に「閉じる」を押して、移行元の作業は終了になります。


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