SQL Server 2000 Service Pack 3a 適用の際のご注意最終更新日: 2003 年 6 月 18 日 このページの内容は公開・更新された当時のものです。 |
トピック
1. SQL Server 2000 SP3a、MSDE 2000 SP3a インストール全般に関する注意点 |
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2. フェールオーバークラスタをご利用のお客様へ |
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3. 分析サービス (Analysis Services) をご利用のお客様へ |
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4. SQL Server 2000 SP3a 適用後の注意点 |
1. SQL Server 2000 SP3a、MSDE 2000 SP3a インストール全般に関する注意点
Readme、およびサポート情報の参照について
SQL Server 2000、および MSDE 2000 に対して SP3a を適用する場合、ダウンロードファイルに含まれている Readme (HTM File) およびサポート情報をご覧下さい。 Readme には、SP3a での変更点などがまとまっております。変更点などのご確認をいただくことで、問題なくインストールすることが出来ます。また、Readme (HTM File) と併せて、Readme の追加情報、修正情報もご覧下さい。インストール時の互換性ダイアログについて
SQL Server 2000 Service Pack 3a (SP3a) をインストールをする際に、互換性チェックのダイアログが表示されます。以下の2つのダイアログに関しての注意をご覧になった上で、インストールを進めてください。
複数データベースの組合せ所有権について
上記ダイアログのチェックボックスで本オプションをチェックしない場合:
複数データベースの組み合わせ所有権の設定を OFF にします。
本オプションは、SQL Server 2000 のセキュリティ強化のために導入されています。オブジェクトへのアクセス権に対するセキュリティを高めるために有効な機能ですが、既存のデータベースアプリケーションの動作に与える影響が少なくありません。
この項目をオフ (複数データベース組み合わせ所有権の許可をオフ) にしたままでの適用をお勧めしますが、事前にテスト環境等で充分な動作検証を実施の後、本番環境への適用をお願いします。
上記ダイアログボックスで本オプションをチェックする場合:
複数データベースの組み合わせ所有権の設定を ON のまま変更せず、動作します。
複数データベースの組み合わせ所有権の設定が OFF となった際にアプリケーション側で問題が起こる場合にチェックをします。
ただし、セキュリティ上、チェックを行わずに適用できるようにユーザー権限などの変更をお願いいたします。
複数データベースの組み合わせ所有権についての詳しい情報、およびインストール後の変更などは、 SQL Server 2000 Service Pack 3 での複数データベースの組み合わせ所有権の動作の変更点をご覧下さい。
Microsoft Search のアップグレードの際のフルテキストカタログの再構築について
SP3a インストールでは、Microsoft Search のアップグレードは必須項目となっています。上記ダイアログボックスをチェックすることで、アップグレードします。
アップグレードを行うと、Microsoft Search を利用するアプリケーションのフルテキストカタログを自動的に再構築します。再構築中は時間、およびシステムのリソースを利用します。再構築が完了するまでは、フルテキストカタログを利用することが出来なくなります。
Microsoft Search のアップグレードの際のフルテキストカタログの再構築に関する詳細な情報は、サポート情報の SQL Server 2000 Service Pack 3 のインストール時にすべてのフルテキスト カタログを再構築するをご覧下さい。
重大なエラー報告を自動的に Microsoft に送信するエラーレポーティング機能について
SP3a より、エラーレポーティング機能が追加されています。本機能は、SQL Server 2000 を利用時に重大な問題が発生した場合、Microsoft へエラー報告を行うための機能です。インストール時のダイアログボックスをオンにすることで本機能を利用できるようになります。
SP3a インストール後に、レポーティング機能のオフ、オンを行うことが出来るようになっています。オン、オフの方法については、サポート情報の SQL Server 2000 Service Pack 3 サーバーにワトソン博士をセットアップする方法をご覧下さい。
シングルユーザーモードでのセットアップの実行
本 SP3a をインストールする際は、SQL Server はシングルユーザーモードである必要があります。 他のアプリケーションが最初のサーバープロセス ID のコントロールをしないようにするためには、いくつかの手順が必要になります。 本手順については、サポート情報の SQL Server 2000 Service Pack 3 Readme.htm 追加情報をご覧下さい。Windows XP 上への SQL Server 2000 SP3a の適用について
SP1 の適用されていない Windows XP へインストールする場合、MDAC 2.7 から SQL Server 2000 SP3a のインストールの際に併せて導入される MDAC 2.7 SP1 へのアップグレードが出来ません。SQL Server 2000 SP3a をインストールする前に、Windows XP を Windows XP SP1 の環境にする必要があります。MSDE SP3a のセットアップ時の新しいスイッチについて
MSDE 2000 SP3a では、MSDE セットアップの Setup.exe 用に新しいスイッチを提供されています。本新しいスイッチをご利用になる場合は、サポート情報の MSDE Service Pack 3 セットアップの新しいスイッチをご覧下さい。
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2. フェールオーバークラスタをご利用のお客様へ
フェールオーバークラスタ環境の SQL Server 2000 への SP3a 適用の際のチェック項目
フェールオーバークラスタ環境の SQL Server 2000 へ SP3a を適用する場合、いくつか確認を行わなければならない事項があります。 確認事項、および手順など詳細については、サポート情報のフェールオーバー クラスタリングの SQL Server 2000 仮想サーバーに SQL Server 2000 SP3 をインストールする前のチェック リストをご覧下さい。フェールオーバークラスタ環境への SP3a 適用後のノードの再構築について
フェールオーバークラスタ環境へ SP3a を適用し、フェールオーバークラスタのノード再構築の必要がある場合の手順についての解説は、サポート情報の SQL Server 2000 Service Pack 3a Readme.htm 追加情報をご覧下さい。
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3. 分析サービス (Analysis Services) をご利用のお客様へ
- SP3a 適用後の分析サービスのご利用に関するご注意
SQL Server 2000 Service Pack 3a (SP3a) 分析サービス コンポーネントをインストール後、 分析サービスがインストールされているサーバにリモートからアクセスする為には、データ変換サービスといった DSO (Decision Support Objects) を利用したアプリケーション全てに SP3a 分析サービス コンポーネントを適応する必要があります。ただし、Excel Pivot Table Service を利用してのデータアクセスには SP3a 分析サービス コンポーネントを適応しなくてもアクセスすることが可能です。
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4. SQL Server 2000 SP3a 適用後の注意点
T-SQL デバッガが利用できなくなる
SQL Server 2000 SP3a を適用すると、セキュリティ強化のために、SP3a 以前の SQL Server、および Visual Studio .NET 以前の Visual Studio のクエリアナライザを利用している場合、T-SQL デバッガが利用できなくなります。本件に関する詳しい情報は、サポート情報の SQL Server 2000 Service Pack 3 のインストール後に以前のクライアントの T-SQL デバッガがデフォルトでオフになるをご覧下さい。
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