FOPE ディレクトリ同期ツールで作成されたユーザーを削除する
発行日: 2010 年 10 月
一般に、DST でアップロードされたユーザーを管理センターから無効/削除しようとすると、次のエラーが発生します。
「選択したすべてのユーザー アカウントはアップロードされませんでした。これらのアカウントは、他の設定で使用されている可能性があります。」
この原因には次のものが考えられます。FOPE ユーザーのバックアップ データベース内に作成されたすべてのユーザーは、"orginatorId" という値を持ちます。これは、各ユーザーのユーザー管理システムを示します。監査証跡で確認したユーザーを DST が作成した場合、ユーザーを作成する際、"OriginatorId: (Empty) -> 2" と表示されます。これは、ユーザーが作成されたときに、2 に作成または割り当てられたことを示します。この場合は、DST です。
ユーザーが現在 DST によって所有されているため、管理センターの Web インターフェイスは、そのユーザーを削除することができません。これは、このインターフェイスがユーザーを所有していないためです。
この回避策として、以下の手順でユーザーの所有者を変更できます。
- ドメインのユーザー一覧の設定モードを DST から管理センターに変更する。
- すべての行から削除するユーザーに一致する電子メール アドレスが記載された .csv ファイルを作成する。
- ユーザーを削除するドメイン内のファイルからユーザーをインポートするよう選択する。ファイルが受け付けられ、処理のキューに入れられたというメッセージが表示されます。監査ログには、"Create User Sync Enqueue: user.csv" というエントリが記録されます。
- 変更した各アカウントについて、監査ログに "OriginatorId: 2 -> 1" が複数回記録され、処理が完了するまで数分間待ちます。
- この処理が完了したら、ユーザー管理に移動し、削除する必要があるユーザーを確認します。
- 削除するすべてのユーザーを選択して、[無効にする] を選択します。
- 無効にしたら、[無効になっているユーザー アカウント] ビューの右側をクリックする必要があります。
- [無効になっているユーザー アカウント] ビューから、今無効にしたユーザーを選択して、それらを完全に削除することができます。
- 引き続き DST を使用している場合、ドメインのユーザー一覧の設定に戻って、ドメインを DST に戻します。
メモ |
この手順が機能しない場合、FOPE 内でアーカイブに関連付けられているユーザーが存在している可能性があります。これに該当する場合、サポート用のチケットをオープンしてユーザーを削除する必要があります。ユーザーを削除すると、そのユーザーのアーカイブに関連付けられていたメッセージや管理センター経由では削除が許可されないものもすべて削除されます。 |