別のチームまたはチーム階層の追加

どのチーム プロジェクトにも、それぞれの既定のチームがあります。 その同じチーム プロジェクトに他のチームを追加できます。 このような構造では、各チームが別々に独自のバックログを使用します。これらのバックログは区分パスで定義され、他のチームの作業には関係しません。

ただし、チーム間で作業を分割し、各チームの作業をポートフォリオ バックログにロールアップする場合はどうすればよいでしょうか。 このような場合は、簡単にプロジェクトにチームの階層を作成し、それらにユーザーを追加することができます。 各チームが行った作業は、ポートフォリオ バックログを使用して管理チームにロールアップされます。

チームの追加

  1. プロジェクト管理者でない場合は、これらのアクセス許可を取得します

  2. Team Web Access から、歯車のアイコン [設定] アイコン をクリックして、チーム プロジェクトの管理ページを開きます。

  3. 新しいチーム プロジェクトを作成します。

    管理メニューからサブチームを作成

  4. チームに名前を付け、[チームの名前で区分パスを作成します] が選択されていることを確認します。

    独自の区分パスでサブチームを作成

    このオプションを選択しない場合は、チームの区分パスを自分で作成する必要があります。 区分パスを作成するまで、チームを使用することはできません。

  5. 新しいチームのスプリントを構成します。

    アジャイル チームのスプリントを選択

  6. 新しいチームにチーム管理者チーム メンバーを追加します。

    チーム メンバーは、チームのホーム ページから追加することもできます。 チームにユーザーを追加する方法の詳細については、こちらを参照してください

アクセス許可の付与

チームが自立的に作業できるよう、既定では付与されないアクセス許可をチームに与えることができます。 推奨タスクには、チーム管理者またはチーム リーダーに次のアクセス許可を提供することが含まれます。

チームの階層の設定

ポートフォリオ管理の一部には、必要な作業を分割することが含まれます。 最適な結果を得るには、スクラム プロジェクトにおけるバックログ項目と機能のようなバックログ レベルの階層構造と、チームの同様の階層構造を組み合わせます。 全体管理チームにロールアップされる複数のチームを追加すると、階層バックログから進行状況の自動ロールアップを取得して管理しながら、作業の担当者に関して柔軟性を高めることができます。 このような構造は、管理チームとアジャイル チームとして参照されます。 管理チームは、全体像の作業項目を定義して所有する役割を果たします。アジャイル チームは、実際の作業を行うチームです。 各アジャイル チームでは、独自のバックログを使用して作業を進めながら、管理チームが所有する全体像に貢献できます。

  1. 前に説明したように、1 つ以上のチームを追加します。 [チームの名前で区分パスを作成します] が選択されていることを確認してください。

    独自の区分パスでサブチームを作成

    これは、管理チームの区分パスのサブ区分として使用されます。 これにより、複数のアジャイル チームへの作業の分割と、管理チームへの進行状況の自動ロールアップの大部分が実現されます。

  2. アジャイル チームのスプリントを構成します。

    アジャイル チームのスプリントを選択

  3. 新しいアジャイル チームにメンバーを追加し、管理チームから不要なメンバーを削除します。

    ベスト プラクティスとして、管理チームのメンバーシップは、機能の作成と管理を行うマネージャーおよびチーム メンバーに限定することをお勧めします。 管理チームが各アジャイル チームのホーム ページとバックログを表示できるのと同様に、アジャイル チームのメンバーも、管理チームのホーム ページとバックログを表示できます。

  4. 管理チームの区分を変更して、サブ区分が含まれないようにします。

    サブエリアはアジャイル チームのバックログに使用されます

    管理チームでスプリントを使用しない場合は、それらのイテレーションを削除することを検討してください。 通常、管理チームは、完了までに長い時間がかかる全体像の機能レベルで作業するため、スプリントを使用しません。

    必要な数のアジャイル チームを作成します。 作業項目をアジャイル チームに割り当てると、割り当てられた各チームでは、それらの項目がバックログに表示されます。以前と同様に、かんばんボード、タスク ボード、スプリント バックログで項目を管理できます。

    機能を表示するビューの表示と非常時を切り替えることができます

    チームはスプリント バックログを使って実行します

    管理チームでは、管理チームの作業ついて同様のビューが表示されます。 管理チームは、機能作業項目のバックログを表示し、かんばんボードを使用して進行状況を管理できます。

    機能バックログには独自のかんばんボードがある

    また、作業項目間にポートフォリオ バックログの関係も構成している場合は、ビューを切り替えて、作業をサポートするアジャイル チームのバックログ項目を表示できます。 さらにドリル ダウンして、各作業項目に関連付けられているタスクを確認することもできます。

    バックログ項目、バグ、タスクにドリルダウンする

Q & A

Q: チーム メンバーのアクセス許可を変更する方法を教えてください。

A: その方法については、こちらを参照してください。

Q: 貢献者とチーム管理者に割り当てられる既定のアクセス許可を教えてください。

**A:**既定では、チームに追加するメンバーには、チーム プロジェクトの貢献者グループのアクセス許可が設定されます。

Contributor ロールの既定のアクセス許可

チーム管理者は貢献者グループのメンバーで、同時に役割に基づいて追加のアクセス許可が付与されています。 アクセス許可を設定する方法の詳細については、「ユーザーとグループを管理」および「TFS のアクセス許可の参考資料」を参照してください。

Q: 複数のチームで作業しています。自分の作業を追跡する方法を教えてください。

A: チーム間の作業を追跡するクエリを設定できます。 その方法については、「複数のチームに割り当てられた作業の追跡」を参照してください。

Q: バックログ項目の階層を作成する必要があります。その方法を教えてください。

A: それはポートフォリオ バックログでの作業になります。その方法については、「ポートフォリオ バックログの使用」を参照してください。

Q: チーム画像を追加する必要があります。どのような知識が必要ですか。

A: チーム管理者であれば、チーム画像を追加できます。 管理ページを開いて、[チーム プロファイル] の下の画像アイコンを選択します。 ファイル サイズは最大 4 MB です。

Q: 企業内で作業する場合にチームを構築する最善の方法を教えてください。

A: ホワイト ペーパー「Scaled Agile Framework: Using TFS to support epics, release trains, and multiple backlogs」を参照して、チームを構築する方法および企業内でアジャイルな手法で作業する方法について学んでください。