ネイティブ イメージの生成ログ
ネイティブ イメージの生成ログ ファイルである ngen.log は、ネイティブ イメージの生成中に発生する問題をデバッグするためのツールとして使用できます。 コンピューター全体に影響するネイティブ イメージ操作に関する ngen.log は、%WINDIR%\Microsoft.NET\Framework (64 ビット イメージの場合は %windir%\Microsoft.NET\Framework64) 内の該当する .NET Framework バージョンのフォルダーに含まれています。 .NET Framework 4.5 以降では、Windows 8 以降を実行するコンピューターで、ユーザー固有のネイティブ イメージ操作やアプリケーション コンテナー固有のネイティブ イメージ操作に対し、追加の ngen.log ファイルが生成されます。 これらのファイルは %LOCALAPPDATA% フォルダーから検索してください。
.NET Framework 4.5 以降では、ログ ファイルのエントリは、3 つの詳細レベルのいずれかで作成されます。 レベルは NGenLogVerbosity エントリによって制御されます。このエントリは REG_DWORD のデータ型を持ち、次のレジストリ サブキーに含まれています。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework
このサブキーが存在しないか、NGenLogVerbosity エントリが設定されていない場合、エントリの既定値は、ハード ディスク領域を節約するために 2 に設定されます。 NGenLogVerbosity 値とその意味を次の表に示します。
NGenLogVerbosity 値 |
説明 |
---|---|
1 |
最小限のテキストを含むログ エラーと警告 |
2 (既定値) |
最小限のテキストを含むログの成功、エラー、および警告 |
3 |
ログの成功、エラー、警告、および詳細なデバッグ情報 |
ハード ディスク領域をさらに節約するために、.NET Framework 4.5 では次の表に示すように、ngen.log ファイルのサイズに上限を設けています。
ログに記録される操作の範囲 |
最大サイズ |
---|---|
コンピューター全体 |
1 MB |
アプリケーション コンテナーを除外したユーザーあたり (Windows 8 のみ) |
500 KB |
アプリケーション コンテナーあたり (Windows 8 のみ) |
100 KB |