ドライバー プロジェクトのカウンター マニフェスト プリプロセッサ プロパティ

カウンター マニフェストの解析と検証を行う CTRPP ツールのプロパティを設定します。 パフォーマンス カウンターの操作について詳しくは、「パフォーマンス カウンター」をご覧ください。 カーネル モード Windows ドライバーでのパフォーマンス カウンターの使用方法については、「カーネル モードのパフォーマンスの監視」をご覧ください。

ドライバー プロジェクトのカウンター マニフェスト プリプロセッサ プロパティの設定

  1. ドライバー プロジェクトのプロパティ ページを開きます。ソリューション エクスプローラーでドライバー プロジェクトを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
  2. ドライバー プロジェクトのプロパティ ページで、[構成プロパティ] をクリックし、[Counters Manifest Preprocessor Properties] (カウンター マニフェスト プリプロセッサ プロパティ) をクリックします。
  3. プロジェクトのプロパティを設定します。

このプロパティ ページをプロジェクトに追加して、ビルド プロセス中に CTRPP ツールを実行できるようにする方法については、「WDK と Visual Studio のビルド環境」と「Ctrpp タスク」をご覧ください。

オプション 説明

プレフィックスを追加する

生成されたヘッダー ファイルで定義されているグローバル変数および関数に使用するプレフィックスを指定します (-prefix コマンド オプションと同じ)。

追加オプション

CTRPP ツールへの追加オプションを指定します。

下位互換性

Windows 7 より前のバージョンの Windows とバイナリ レベルで互換性のあるコードを生成します (-backcompat コマンド オプションと同じ)。

レガシを有効にする

Windows Vista のコード テンプレートを使うコード生成に戻します。このオプションを指定すると、CTRPP によって 4 つの出力ファイル (ヘッダー ファイル (.h, _r.h) が 2 つ、リソース ファイル (.rc) とソース コード ファイル (c) が 1 つずつ) が生成されます。(-legacy)

カウンター名と GUID を格納するためのヘッダー ファイルを生成する

マニフェスト内の各カウンター セットのカウンター セットの名前と GUID にシンボルを割り当てるヘッダー ファイルを作成します。

プロバイダーのヘッダー ファイルを生成する

ツールによって生成されるヘッダー ファイルの名前を指定します。パスを指定しない場合、ファイルは現在のフォルダーに生成されます。

メモリ ルーチンを生成する

メモリ割り当て/フリー ルーチン テンプレートを生成します。(-MemoryRoutines)

通知コールバックを生成する

カスタマイズされた通知コールバック テンプレートを生成します。(-NotificationCallback )

リソース ファイルを生成する

ツールによって生成されるリソース ファイルの名前を指定します。パスを指定しない場合、ファイルは現在のフォルダーに生成されます。

要約グローバル ファイルを生成する

プロバイダーごとにバイナリ カウンター ファイルを生成します。(-summary path)

要約グローバル ファイル GenSumResource.BIN を生成します。

生成されるカウンター ファイルのパス

バイナリ カウンター ファイルを生成するパスを指定します。(-sumPath path)

パスを指定しない場合、現在のディレクトリが使用されます。

カウンターのヘッダー ファイル名

カウンター名と ID を格納するためのヘッダー ファイルを生成します。(-ch filename)

プロバイダーのヘッダー ファイル名

プロバイダーのヘッダー ファイルを生成します。既定の名前を置き換えます。(-o filename)

リソース ファイルの名前

リソース ファイルの名前を指定します。これは既定の名前を置き換えます。(-rc filename)

 

コメント

ツールが生成するファイルの既定の名前は、CTRPP ツールに渡すマニフェスト ファイルの名前に基づいて決定されます。

関連トピック

CTRPP

パフォーマンス カウンター

カーネル モードのパフォーマンスの監視