ドライバー パッケージ プロジェクトの UMDF 検証ツール プロパティ
テスト コンピューター上の UMDF 検証ツールのプロパティを設定します。 ドライバーをビルドしてテスト コンピューターに展開するときに、これらの設定を使うことができます。
展開について詳しくは、「ドライバーの展開およびテストのためのコンピューターのプロビジョニング (WDK 8.1)」と「テスト コンピューターへのドライバーの展開」をご覧ください。
UMDF ドライバーのデバッグについて詳しくは、「UMDF ドライバーのデバッグを有効にする方法」と「WDF 検証ツールの制御アプリケーション」をご覧ください。
ドライバー プロジェクト用の UMDF 検証ツール プロパティの設定
- ドライバー パッケージのプロパティ ページを開きます。ソリューション エクスプローラーでドライバー パッケージ プロジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- ドライバー パッケージのプロパティ ページで、[構成プロパティ]、[Driver Install] (ドライバーのインストール)、[UMDF Verifier] (UMDF 検証ツール) の順にクリックします。
- [Deploy UMDF Verifier] (UMDF 検証ツールを展開する) オプションを選択します。このオプションが有効 ([はい]) になっていると、UMDF 検証ツールのオプションを選択し、テスト コンピューターで使って、UMDF ドライバーを検証できます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
Deploy UMDF Verifier (UMDF 検証ツールを展開する) |
テスト コンピューターで UMDF 検証ツールの設定を有効にします。 |
UMDF Service Names (UMDF サービス名) |
監視対象の UMDF ドライバーのサービス名を指定します。 |
Enable Object Tracking (オブジェクトの追跡を有効にする) |
作成されたすべての UMDF オブジェクトを追跡します。 |
Enable Reference Count Tracking (参照数の追跡を有効にする) |
すべての UMDF オブジェクト参照を追跡します。 |
Maximum Restart Attempts (再起動の最大試行回数) |
失敗したホスト プロセスを UMDF が再起動する最大回数です。 |
UMDF Logging level (UMDF ログ レベル) |
ホストしているドライバー用の UMDF 検証ツールでログに記録される情報の量を指定します。 Only Critical and Fatal Errors (重大で致命的なエラーのみ) - 重大で致命的なエラーのみをログに記録します。 All Errors (すべてのエラー) - すべてのエラーをログに記録します。 Warnings and all Errors (警告とすべてのエラー) - 警告とすべてのエラーをログに記録します。 Informational events, Warnings and all Errors (情報イベント、警告とすべてのエラー) - 情報イベント、警告、すべてのエラーをログに記録します。 Verbose Output (All Events of any Sort) (詳細出力 (すべての種類のすべてのイベント)) - すべてのイベントをログに記録します。 |
Log to Kernel Debugger (カーネル デバッガーへのログの記録) |
検証ツールの出力をカーネル デバッガーのログに記録します。 |
Break into Kernel Debugger (カーネル デバッガーへの割り込み) |
UMDF ホスト プロセスが失敗すると、カーネル デバッガーに割り込みます。 |
Attach to Kernel Debugger (カーネル デバッガーへのアタッチ) |
ユーザー モード デバッガーがアタッチされていない場合、カーネル デバッガーにアタッチします。 |
Timeout on Driver Load (sec) (ドライバーの読み込みのタイムアウト (秒)) |
ドライバーの読み込み後、デバッガーをアタッチするまでの待機時間 (単位: 秒) を指定します。 |
Timeout on Driver Start (sec) (ドライバーの開始のタイムアウト (秒)) |
ドライバーの開始後、デバッガーをアタッチするまでの待機時間 (単位: 秒) を指定します。 |
Verify at Current Level (現在のレベルでの確認) |
以前のバージョンのフレームワークを使ってビルドされたドライバーを、現在のフレームワーク バージョンのルールに対して確認します。 |