GetPropertyAttribObj
このメソッドは、個々の ADSI プロパティの属性に関する情報にアクセスするためのもので、次のように機能します。
- プロパティがそのノードまたはある親ノードに設定され、かつ継承可能である場合は、プロパティの属性を含むオブジェクトを返します。
- プロパティがそのノードまたはその親ノードに設定されておらず、かつ継承可能である場合は、エラーを返します。
- プロパティがそのノードではなく親ノードに設定されていて、かつ継承可能でない場合は、エラーを返します。
構文
初期化時
PropAttObj = object.GetPropertyAttribObj( property )
使用時
RetBool = PropAttObj.Attribute
要素
- PropAttObj
property のプロパティ属性を含むオブジェクトへの参照です。 - object
通常は、直前の GetObject 操作の結果として、IIS Admin オブジェクトを含んでいます。 - property
属性を要求されているプロパティの名前を含む文字列です。 - RetBool
Attribute で指定された属性が有効か無効かを示すブール値です。 - Attribute
照会中の属性を示します。照会可能な属性は、以下のとおりです。属性 説明 Inherit プロパティが継承可能かどうかを示します。 PartialPath 部分パスが存在するかどうかを示します。 Secure プロパティが安全かどうかを示します。 Reference リファレンスがプロパティを受け取ったかどうかを示します。 Volatile プロパティが揮発性であるかどうかを示します。 IsInherited プロパティが継承されているかどうかを示します。 InsertPath プロパティ内の文字列に、特殊な挿入値が含まれているかどうかを示します。 AllAttributes この表に列挙されているすべての属性を、1 つの長整数型に格納します。
解説
ほかのほとんどの ADSI オブジェクトとは異なり、プロパティ属性オブジェクトは Get および Set メソッドをサポートしていません。プロパティ属性オブジェクトの個々の属性にアクセスするには、object.property 構文を使用する必要があります。
注 AppCreate を呼び出すと、オブジェクト パスの情報は保持されますが、指定したオブジェクトが作成される前に SetInfo を呼び出す必要があります。SetInfo を呼び出さない場合、作成されたオブジェクトに対する後続の呼び出しが失敗します。