AspSessionMax

このメタベース プロパティは、IIS で可能な、同時セッションの最大数を指定します。このプロパティで設定する限度まで達しているときに、クライアントが IIS で新しいセッションを確立しようとすると、エラー HTTP 500 "Server Too Busy" が返されます。

ヒント   ASP では、維持しているセッションごとにある程度の量のメモリ オーバーヘッドがあります。AspSessionMax を使用してこのメモリ オーバーヘッドを制限できますが、一般に AspSessionTimeout プロパティを使用して IIS 内でセッション オブジェクトの寿命を管理し、限度に達したときにクライアント ブラウザを拒否するようにした方がより適切です。

受信した要求が ASP セッション cookie を持っていない場合、または持っているセッション cookie が既存のセッションと一致しない場合、この要求は新しいセッション要求であると見なされます。

このプロパティに対する Web サービス設定は、すべてのインプロセスおよびプールされたアウトプロセス アプリケーション ノードの、すべてのレベルに適用できます。Web サーバー レベルまたはそれ以下のレベルのメタベース設定は、インプロセスおよびプールされたアウトプロセス アプリケーションでは無視されます。ただし、そのノードが分離されたアウトプロセス アプリケーションである場合は、Web サーバー レベルまたはそれ以下のレベルの設定が使用されます。

データ型 長整数型
既定値 -1 (認められる最大値)
継承 継承可能
アクセス場所

このプロパティには、次の場所でアクセスできます。

メタベース パス キー タイプ
/LM/W3SVC IIsWebService
/LM/W3SVC/N IIsWebServer
/LM/W3SVC/N/ROOT IIsWebVirtualDir
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir IIsWebVirtualDir
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir/WebDirectory IIsWebDirectory
IIS Admin Base オブジェクトの追加情報

次の表は、IIS Admin Base オブジェクトを使用するコードで必要な追加情報の一覧です。

メタベース識別子 MD_ASP_SESSIONMAX
ユーザー タイプ ASP_MD_UT_APP
関連項目

AspSessionTimeout