TFS 用に SharePoint を新しいハードウェアに移動

新しい SharePoint 2010 のインストール

新しい SharePoint サイトを設定する方法

SharePoint ウィザード用の TFS 拡張機能を使用して SharePoint Foundation をインストールできます。 TFS ウィザードは、設定を済ませた SQL Server を使用して SharePoint の新しいコピーをインストールした後、新たにインストールした TFS に TFS 拡張機能を構成します。 SharePoint のインストール後は、手順 4.「データをバックアップおよび復元する」に示すとおり、以前にインストールした SharePoint からデータを移行する作業があるため、それに備えてコンテンツ データベースをデタッチします。

必要なアクセス許可

Windows Server の Administrators セキュリティ グループのメンバーである必要があります。

SharePoint と TFS 拡張機能のインストール

製品 DVD から TFS のインストール プログラムを実行し、SharePoint 製品用の拡張機能の構成ウィザードを使用します。

Team Foundation Server のインストーラーを実行するには

  1. Team Foundation Server の DVD をドライブに挿入し、tfs_server.exe ファイルを起動してインストールを開始します。

  2. ライセンス条項のダイアログ ボックスで、ライセンス条項を受け入れ、[今すぐインストール] をクリックします。

    Team Foundation Server をファイル システム内の特定の場所にインストールする場合は、Team Foundation Server をインストールする場合は、既定のインストール場所の横にある参照ボタン ([…]) を選択します。

SharePoint をインストールするには

  1. Team Foundation Server 構成ツールの [SharePoint 製品用の拡張機能の構成] を選択し、[ウィザードの開始] を選択します。

    Team Foundation Server SharePoint 拡張機能の構成ウィザードが表示されます。

  2. [ようこそ] 画面を読み、[次へ] を選択します。

  3. SharePoint をインストールするには、以降の手順を実行します。

    1. [SharePoint Foundation 2013 のインストール] の大きいボタンをクリックします。 インストールが完了したら、[次へ] をクリックします。

    2. SQL Server の名前、または SharePoint の構成データベースをホストする名前付きインスタンスの名前を入力し、[次へ] をクリックします。

    3. SharePoint のサービス アカウントのユーザー アカウントとパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。

      詳細については、「Team Foundation Server のインストールに必要なアカウント」を参照してください。

  4. [レビュー] ページで設定を確認し、[次へ] をクリックします。

    ウィザードによって構成が検証されます。

  5. [構成] をクリックします。

    ウィザードによって構成設定が適用されます。 この処理には数分かかることがあります。

  6. [次へ][閉じる][閉じる] の順にクロックします。

    Team Foundation Server 管理コンソールが表示されます。

ファーム管理者グループに対する TFS サービス アカウントの追加

前の配置と同じ SharePoint サイトを使用している場合には、ファーム管理者グループに TFS サービス アカウントがあることもあります。 この場合、この手順は省略できます。 TFS サービス アカウントがない場合には、以下の手順に従って TFS に使用するサービス アカウントを SharePoint のファーム管理者グループに追加します。

この手順が必要になるのは、どのようなときでしょうか。 この手順を実行する必要があるのは、次の 2 つの状況です。

  • TFS のアップグレード時に TFS サービス アカウントに使用しているアカウントを変更する場合には、ファーム管理者グループに新しいアカウントを追加する必要があります。

  • ネットワーク サービスを使用しており、新しいハードウェアに TFS のアプリケーション層を移行しようとしている場合には、ファーム管理者グループに新しいハードウェアの名前を追加する必要があります。このとき、ハードウェア名の末尾に $ 記号を付けます (Domain\ServerName$)。

ファーム管理者グループにサービス アカウントを追加するには

  1. Web ブラウザーで SharePoint 2013 の中央管理サイトを開きます。

  2. [セキュリティ] で、[ファーム管理者グループの管理] を選択します。

  3. [新規作成] をクリックします。

  4. [ユーザーおよびグループ] ボックスに、Team Foundation Server のサービス アカウントの名前を入力します。

    ネットワーク サービスを使用している場合には、サーバー名を追加します。サーバー名には末尾に $ 記号を付けます。 たとえば、domain\servername$ のようになります。 SharePoint が名前を見つけられないことがありますが、リストに名前を入力することは可能です。

  5. [共有] をクリックします。

SharePoint コンテンツ データベースのデタッチ

SharePoint のインストール時に、SharePoint 用に新しいコンテンツ データベースが作成されました。 このデータベースは、手順 4.「データをバックアップおよび復元する」で示すとおり、以前にインストールした SharePoint からデータを移行する作業があるため、それに備えてデタッチする必要があります。

コンテンツ データベースをデタッチするには

  1. Web ブラウザーで SharePoint 2013 の中央管理サイトを開きます。

  2. [アプリケーション構成の管理][コンテンツ データベースの管理] を選択します。

  3. [WSS_Content] を選択します。

    注意

    WSS_Content は既定の名前です。インストールする際に、このデータベースにカスタムの名前を使用する場合もあります。

    [コンテンツ データベース設定の管理] ページが表示されます。

  4. [コンテンツ データベースの削除] チェック ボックスをオンにし、[OK] を選択します。

    注意

    この手順では、データベースはデタッチされますが、コンテンツは削除されません。

  5. 表示された警告ダイアログ ボックスで [OK] を選択します。

  6. [コンテンツ データベース設定の管理] で、[OK] を選択して変更を確定します。

次の手順: データをバックアップおよび復元する

データの管理に TFS のカスタムのバックアップおよび復元のためのツールを使用できます。 まず、レポート サーバーの暗号化キーなどのデータをバックアップします。 次に、手順 2. で設定した SQL Server インスタンスにデータを復元します。 復元が完了したら、SQL Server のレポート ツールを使用してデータベースを再起動します。再起動後は暗号化キーを復元し、レポート サーバーへのアクセスを検証します。 SharePoint をインストールしたら、SharePoint コマンド ライン ツールを使用してコンテンツ データベースをアタッチおよびアップグレードします

詳細については、「TFS 用のデータのバックアップおよび復元」を参照してください。

データのバックアップと復元