TFS 用に SharePoint を新しいハードウェアに移動
新しい SharePoint サイトを設定する方法
SharePoint ウィザード用の TFS 拡張機能を使用して SharePoint Foundation をインストールできます。 TFS ウィザードは、設定を済ませた SQL Server を使用して SharePoint の新しいコピーをインストールした後、新たにインストールした TFS に TFS 拡張機能を構成します。 SharePoint のインストール後は、手順 4.「データをバックアップおよび復元する」に示すとおり、以前にインストールした SharePoint からデータを移行する作業があるため、それに備えてコンテンツ データベースをデタッチします。
必要なアクセス許可
Windows Server の Administrators セキュリティ グループのメンバーである必要があります。
SharePoint と TFS 拡張機能のインストール
製品 DVD から TFS のインストール プログラムを実行し、SharePoint 製品用の拡張機能の構成ウィザードを使用します。
Team Foundation Server のインストーラーを実行するには
Team Foundation Server の DVD をドライブに挿入し、tfs_server.exe ファイルを起動してインストールを開始します。
ライセンス条項のダイアログ ボックスで、ライセンス条項を受け入れ、[今すぐインストール] をクリックします。
Team Foundation Server をファイル システム内の特定の場所にインストールする場合は、Team Foundation Server をインストールする場合は、既定のインストール場所の横にある参照ボタン ([…]) を選択します。
SharePoint をインストールするには
Team Foundation Server 構成ツールの [SharePoint 製品用の拡張機能の構成] を選択し、[ウィザードの開始] を選択します。
Team Foundation Server SharePoint 拡張機能の構成ウィザードが表示されます。
[ようこそ] 画面を読み、[次へ] を選択します。
SharePoint をインストールするには、以降の手順を実行します。
[SharePoint Foundation 2013 のインストール] の大きいボタンをクリックします。 インストールが完了したら、[次へ] をクリックします。
SQL Server の名前、または SharePoint の構成データベースをホストする名前付きインスタンスの名前を入力し、[次へ] をクリックします。
SharePoint のサービス アカウントのユーザー アカウントとパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
詳細については、「Team Foundation Server のインストールに必要なアカウント」を参照してください。
[レビュー] ページで設定を確認し、[次へ] をクリックします。
ウィザードによって構成が検証されます。
[構成] をクリックします。
ウィザードによって構成設定が適用されます。 この処理には数分かかることがあります。
[次へ]、[閉じる]、[閉じる] の順にクロックします。
Team Foundation Server 管理コンソールが表示されます。
ファーム管理者グループに対する TFS サービス アカウントの追加
前の配置と同じ SharePoint サイトを使用している場合には、ファーム管理者グループに TFS サービス アカウントがあることもあります。 この場合、この手順は省略できます。 TFS サービス アカウントがない場合には、以下の手順に従って TFS に使用するサービス アカウントを SharePoint のファーム管理者グループに追加します。
この手順が必要になるのは、どのようなときでしょうか。 この手順を実行する必要があるのは、次の 2 つの状況です。
TFS のアップグレード時に TFS サービス アカウントに使用しているアカウントを変更する場合には、ファーム管理者グループに新しいアカウントを追加する必要があります。
ネットワーク サービスを使用しており、新しいハードウェアに TFS のアプリケーション層を移行しようとしている場合には、ファーム管理者グループに新しいハードウェアの名前を追加する必要があります。このとき、ハードウェア名の末尾に $ 記号を付けます (Domain\ServerName$)。
ファーム管理者グループにサービス アカウントを追加するには
Web ブラウザーで SharePoint 2013 の中央管理サイトを開きます。
[セキュリティ] で、[ファーム管理者グループの管理] を選択します。
[新規作成] をクリックします。
[ユーザーおよびグループ] ボックスに、Team Foundation Server のサービス アカウントの名前を入力します。
ネットワーク サービスを使用している場合には、サーバー名を追加します。サーバー名には末尾に $ 記号を付けます。 たとえば、domain\servername$ のようになります。 SharePoint が名前を見つけられないことがありますが、リストに名前を入力することは可能です。
[共有] をクリックします。
SharePoint コンテンツ データベースのデタッチ
SharePoint のインストール時に、SharePoint 用に新しいコンテンツ データベースが作成されました。 このデータベースは、手順 4.「データをバックアップおよび復元する」で示すとおり、以前にインストールした SharePoint からデータを移行する作業があるため、それに備えてデタッチする必要があります。
コンテンツ データベースをデタッチするには
Web ブラウザーで SharePoint 2013 の中央管理サイトを開きます。
[アプリケーション構成の管理] の [コンテンツ データベースの管理] を選択します。
[WSS_Content] を選択します。
注意
WSS_Content は既定の名前です。インストールする際に、このデータベースにカスタムの名前を使用する場合もあります。
[コンテンツ データベース設定の管理] ページが表示されます。
[コンテンツ データベースの削除] チェック ボックスをオンにし、[OK] を選択します。
注意
この手順では、データベースはデタッチされますが、コンテンツは削除されません。
表示された警告ダイアログ ボックスで [OK] を選択します。
[コンテンツ データベース設定の管理] で、[OK] を選択して変更を確定します。
次の手順: データをバックアップおよび復元する
データの管理に TFS のカスタムのバックアップおよび復元のためのツールを使用できます。 まず、レポート サーバーの暗号化キーなどのデータをバックアップします。 次に、手順 2. で設定した SQL Server インスタンスにデータを復元します。 復元が完了したら、SQL Server のレポート ツールを使用してデータベースを再起動します。再起動後は暗号化キーを復元し、レポート サーバーへのアクセスを検証します。 SharePoint をインストールしたら、SharePoint コマンド ライン ツールを使用してコンテンツ データベースをアタッチおよびアップグレードします
詳細については、「TFS 用のデータのバックアップおよび復元」を参照してください。