.NET Framework の再配布

Microsoft Corporation

January 2002

要約: .NET Framework 用に書かれたアプリケーションとコントロールを使用するためには、そのアプリケーションまたはコントロールが実行されるコンピュータ上に .NET Framework がインストールされている必要があります。.NET Framework 再頒布パッケージは、Dotnetfx.exe というスタンドアロンの実行可能ファイルとして入手できます。この記事では、Dotnetfx.exe の入手方法と、これを使って .NET Framework アプリケーションを配置する方法について説明します。

注   これらのホワイトペーパーでは、dotnetfx.exe のことを、.NET Framework 用のランタイム要素を含んでいるセットアップ ファイルと呼んでいます。MSDN から "再頒布パッケージ" をダウンロードすると、dotnetredist.exe という名前のファイルが得られます。このファイルに dotnetfx.exe が含まれています。dotnetfx.exe を取り出すには、dotnetredist.exe をダブルクリックします。すると、展開したファイルをコンピュータ上に保存するよう求められます。この展開されたファイルが dotnetfx.exe です。配置の際には、この dotnetfx.exe を使用します。

自分で作成したアプリケーションの配布に dotnetfx.exe を使用する場合には、Microsoft .NET Framework SDK の有効なライセンス取得済みのコピーを入手し、Microsoft .NET Framework エンド ユーザー使用許諾契約 ("EULA") で "Licensed Product" として定義されている 「ライセンス取得済みプロダクト」 に関連付けられた dotnetfx.exe のすべての使用または配布が EULA の条件に従って行われることに同意する必要があります。Microsoft .NET Framework SDK の有効なライセンス取得済みのコピーを持っていないか、これらの条件に従うことに同意しない場合には、dotnetfx.exe を配布する許可は与えられず、dotnetfx.exe の使用は dotnetredist.exe に含まれているエンド ユーザー使用許諾契約の条件に従うことになります。

目次

はじめに
.NET Framework 再頒布パッケージの入手方法
Dotnetfx.exe の配置シナリオ
ローカライズ バージョンの Dotnetfx.exe のインストール
最小構成要件

はじめに

Microsoft® .NET Framework のバージョン 1.0 リリースには、.NET Framework アプリケーションを実行するために必要な共通言語ランタイム (CLR) と Microsoft .NET Framework コンポーネントを含んでいる再配布可能インストーラが付属しています。.NET Framework 再頒布パッケージは、スタンドアロンの実行可能ファイル Dotnetfx.exe として提供されています。.NET Framework では、Dotnetfx.exe を再配布する権利を許諾するライセンス契約が必要とされます。以前に .NET Framework SDK または Microsoft Visual Studio .NET をインストールしたか、Web から Dotnetfx.exe をダウンロードした人は、すでに Dotnetfx.exe のライセンス契約を承諾しています。

Dotnetfx.exe は、コンピュータ上で手動で起動し、インストールすることもできますし、.NET Framework アプリケーションのセットアップ プログラムの一部として起動し、インストールすることもできます。Dotnetfx.exe をインストールするためには管理者権限が必要であることに注意してください。すでに .NET Framework SDK または Microsoft Visual Studio .NET をインストールしている人は、Dotnetfx.exe をインストールする必要はありません。

このホワイト ペーパーに加えて、「.NET Framework アプリケーション配布ガイド」 にも Dotnetfx.exe の配置に関する情報があります。この Web サイトでは、.NET Framework SDK ユーザーと Visual Studio .NET ユーザーのための具体的な配置シナリオを扱ったホワイト ペーパーを含めて、配置に関する詳しい情報を提供しています。

Dotnetfx.exe をインストールするためには、最低限の構成要件が満たされている必要があります。ソフトウェアとハードウェアの要件と勧告については、「最小構成要件」を参照してください。

.NET Framework 再頒布パッケージの入手方法

Dotnetfx.exe は Microsoft .NET Framework ダウンロード から dotnetredist.exe をダウンロードすることにより入手できます。

別の方法として、再頒布パッケージをプロダクト CD から入手することも可能です。Microsoft® Visual Studio® Windows Server 2003 Component Update CD の dotNetFramework ディレクトリに含まれています。

ユーザーにインターネットから .NET Framework をインストールさせたい場合は、.NET Framework 再頒布パッケージをポストするのではなく、Microsoft Windows Update Web サイトにアクセスするようユーザーに指示してください。

Dotnetfx.exe の配置シナリオ

このセクションでは、.NET Framework SDK ユーザーに対し、Dotnetfx.exe を使って .NET Framework を再配布するための配置シナリオを説明します。電子的ソフトウェア配布ツールを使った配置、ネットワーク共有ディレクトリ、イントラネット、または Microsoft Web サイト上のダウンロード位置からの手動でのインストール、および Setup.exe Bootstrapper サンプルを使って Dotnetfx.exe と .NET Framework アプリケーションの両方をインストールするセットアップ プロジェクトを作成する方法のためのシナリオを示します。Dotnetfx.exe は重要なランタイム コンポーネントなので、これをコンピュータにインストールするためには管理者権限が必要です。また、Dotnetfx.exe を使って .NET Framework を再配布するときには、サイレント インストールを実行することをお勧めします。

電子的ソフトウェア配布ツールを使った Dotnetfx.exe の配布

.NET Framework アプリケーションを配置する企業にとっては、.NET Framework を、それを必要とする個々のアプリケーションに含めるよりも、すべてのユーザーのコンピュータに一括して配置する方が簡単です。さまざまな電子的配布ツールを使って、Dotnetfx.exe と、必要ならば MDAC 2.6 またはそれ以降を、安全なネットワーク経由で配置することができます。Dotnetfx.exe の配布に使用するツールには、2 つの要件があります。

  1. ツールはリモート コンピュータ上でリモート インストールを行えなくてはなりません。
  2. ツールは管理者権限を使って動作できなくてはなりません。

次のセクションでは、Microsoft Systems Management Server (SMS) と Microsoft Active Directory® を使って、.NET Framework 再頒布パッケージをネットワーク経由で配置する方法を説明します。

Systems Management Server を使った .NET Framework の配置

Systems Management Server (SMS) を使用すると、ネットワーク経由で管理者権限を使ってソフトウェアを配置することができます。このセクションでは、SMS を使って、Dotnetfx.exe 用の Windows インストーラ セットアップ パッケージをネットワーク経由で配置する具体的な手順を説明します。SMS の詳しいプロダクト情報とドキュメンテーションについては、Systems Management Server Home Page と、「Deploying Windows Installer Setup Packages with Systems Management Server 2.0」を参照してください。

.NET Framework 再頒布パッケージ Dotnetfx.exe を管理者権限で配置するためには、Dotnetfx.exe ファイルから Windows インストーラ ファイル netfx.msi を抽出する必要があります。Netfx.msi は .NET Framework の配置に使用するファイルです。Netfx.msi を抽出したら、SMS Administrator コンソールをネットワーク管理者コンピュータから実行し、ネットワーク上の選択されたコンピュータのグループ上に Dotnetfx.exe を配置するよう構成することができます。

SMS クライアント コンピュータに Windows インストーラ セットアップ パッケージをインストールする前に、クライアント コンピュータに Windows インストーラ インストール サービスがインストールされている必要があります。このセクションで説明する手順では、Netfx.msi の配置の前に、すべてのクライアント コンピュータに Windows インストーラ 2.0 がインストールされているものと仮定しています。ネットワーク管理者は、すべてのクライアント コンピュータがこの要件を満たしていることを確認する責任を負います。クライアント コンピュータへの Windows インストーラ 2.0 のインストールには SMS を使用することができます。詳細については、「Deploying Windows Installer Setup Packages with Systems Management Server 2.0」を参照してください。

さらに、コンピュータ上に .NET Framework をインストールするために満たされていなくてはならない最小構成要件があります。具体的なソフトウェアとハードウェアの要件と勧告については、「最小構成要件」 を参照してください。

Dotnetfx.exe がインストールされるすべてのネットワーク コンピュータが最小構成要件を満たしていることをネットワーク管理者が確認したら、以下の 5 つのタスクと個々の手順を SMS サーバー上で実行する必要があります。これらの手順は、この順番に実行しなくてはなりません。

まず最初に、Dotnetfx.exe ファイルから Windows インストーラ ファイル netfx.msi を抽出します。netfx.msi は .NET Framework の配置に使用されるファイルです。

ステップ 1: 配置する Dotnetfx.exe ファイルの抽出

  1. SMS サーバー上の C:\ドライブのルート ディレクトリに Dotnetfx.exe をダウンロードします。
  2. コマンド プロンプトを開きます。
  3. ディレクトリを C:\ドライブのルートに変更します。
  4. コマンド プロンプトで mkdir dotnetfx と入力し、Dotnetfx.exe のコピー先のディレクトリを作成します。
  5. コマンド プロンプトで dotnetfx.exe /T:c:\dotnetfx /C と入力し、ファイルを dotnetfx ディレクトリに抽出します。

次に、.NET Framework 用の SMS パッケージを作成します。SMS パッケージは、ソフトウェア配布の基本単位です。ここにはプログラムのソース ファイルと、ソフトウェア配布プロセスを制御する詳細情報が含まれています。

ステップ 2: .NET Framework パッケージの作成

  1. SMS Administrator コンソールを開きます。[スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントし、[Systems Management Server] を選択します。

  2. Site Database ノードを展開し、Site Database ツリーの中の Packages ノードを右クリックします。

  3. [Action] メニューの [New] をポイントし、[Package] を選択します。[Package Properties] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [Package Properties] ダイアログ ボックスで、[General] タブをクリックし、次の情報を入力します。

    Name: .NET Framework
    Version: 1.0.3429.0
    Publisher: Microsoft
    Language: Japanese

  5. [Package Properties] ダイアログ ボックスで、[Data Source] タブをクリックします。

  6. チェック ボックス [This package contains source files] をクリックします。

  7. オプション ボタン [Always obtain files from source directory] をクリックします。

  8. [Set] ボタンをクリックします。[Set Source Directory] ダイアログ ボックスが表示されます。

  9. [Set Source Directory] ダイアログ ボックスで、オプション ボタン [Local drive on site server] をクリックします。

  10. [Browse] ボタンをクリックします。[Browse for Folder] ダイアログ ボックスが表示されます。

  11. 前にファイルを抽出した C:\DotNetFx ディレクトリを選択します。

  12. [Browse for Folder] ダイアログ ボックスの [OK] ボタンをクリックします。

  13. [Set Source Directory] ダイアログ ボックスの [OK] ボタンをクリックします。

  14. [Package Properties] ダイアログ ボックスの [OK] ボタンをクリックします。

次に、.NET Framework パッケージのためのプログラムを作成します。個々の SMS パッケージは少なくとも 1 つの SMS プログラムを含んでいます。これは、個々のターゲット コンピュータ上で、パッケージの実行を制御するために実行されるコマンド ライン プログラムです。

ステップ 3: .NET Framework パッケージ用のプログラムの作成

  1. Packages ノードの下にある Microsoft .NET Framework 1.0.3529.0 Japanese ノードを展開します。

  2. [Programs] を右クリックし、[New] をポイントし、[Program] を選択します。[Program Properties] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [Program Properties] ダイアログ ボックスで、[General] タブをクリックし、次の情報を入力します。

    Name: .NET Framework Program
    Command line: msiexec /I netfx.msi /q

  4. [Program Properties] ダイアログ ボックスで、[Environment] タブをクリックします。

  5. [User input required] チェック ボックスをオフにします。

  6. オプション ボタン [Run with administrative rights] をクリックします。

  7. [OK] ボタンをクリックします。

次に、.NET Framework パッケージのための配布ポイントを作成します。SMS 配布ポイントは、サイト システム上の、パッケージ ソース ファイルのコピー先となる、クライアント コンピュータからアクセス可能な共有ディレクトリです。

ステップ 4: .NET Framework 配布ポイントの作成

  1. Microsoft .NET Framework 1.0.3529.0 Japanese ノードの下にある Distribution Points を右クリックします。
  2. [New] を選択し、[Distribution Points] を選択します。New Distribution Points Wizard が表示されます。
  3. [New Distribution Points Wizard] ダイアログ ボックスで、[Next] ボタンをクリックします。
  4. .NET Framework パッケージをコピーしたい配布ポイントを選択します。
  5. [Finish] ボタンをクリックして、配布を開始します。

最後に、.NET Framework プログラムのためのアドバタイズメントを作成します。アドバタイズメントは、クライアント コンピュータが利用できるプログラム、アドバタイズメントを受け取るコンピュータ、およびプログラムのインストール スケジュールを指定します。

ステップ 5: .NET Framework アドバタイズメントの作成

  1. Site Database ツリーで、Advertisements ノードを右クリックします。
  2. [New] を選択し、[Advertisement] を選択します。[Advertisement Properties] ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. [Advertisement Properties] ダイアログ ボックスの [General] タブに、次の情報を入力します。
    • Name セクションに .NET Framework Advertisement と入力します。
    • [Package] ドロップダウン リスト ボックスから [Microsoft .NET Framework 1.0.3529.0 Japanese] を選択します。
    • [Program] ドロップダウン リスト ボックスから [.NET Framework Program] を選択します。
  4. [Browse] ボタンをクリックして、.NET Framework を配置する適切なコンピュータのコレクションを選択します。.NET Framework の配置が可能なコンピュータを調べる方法については、「最小構成要件」を参照してください。
  5. [OK] ボタンをクリックします。

Active Directory を使った .NET Framework の配置

Active Directory を使用すると、ネットワーク経由で管理者の権限を使ってソフトウェアを配置することができます。このセクションでは、Active Directory を使って、ネットワーク経由で Dotnetfx.exe の Windows インストーラ セットアップ パッケージを配置するための具体的な手順について説明します。Active Directory の詳しいプロダクト情報とドキュメンテーションについては、Active Directory Home Page を参照してください。

Active Directory クライアント コンピュータに Windows インストーラ セットアップ パッケージをインストールする前に、クライアント コンピュータに Windows インストーラ インストール サービスがインストールされている必要があります。このセクションで説明する手順では、Dotnetfx.exe の配置の前に、すべてのクライアント コンピュータに Windows インストーラ 2.0 がインストールされているものと仮定しています。Windows インストーラ 2.0 は Microsoft Download Center からダウンロードすることができます。これらのインストーラ ファイルは、Active Directory による配置用には設計されていないことに注意してください。これらは、個々のコンピュータに個別にインストールするか、Systems Management Server を使って電子的にインストールする必要があります。

さらに、コンピュータ上に .NET Framework をインストールするために満たされていなくてはならない最小構成要件があります。具体的なソフトウェアとハードウェアの要件と勧告については、「最小構成要件」 を参照してください。

Dotnetfx.exe がインストールされるすべてのネットワーク コンピュータが最小構成要件を満たしていることをネットワーク管理者が確認したら、以下のタスクと個々の手順を、この順番で実行します。

まず最初に、.NET Framework の配置に使用される dotnetfx.exe ファイルを抽出します。

ステップ 1: .NET Framework の配置に使用される Dotnetfx.exe ファイルの抽出

  1. ローカル コンピュータの C:\ドライブのルート ディレクトリに Dotnetfx.exe をダウンロードします。
  2. コマンド プロンプトを開きます。
  3. ディレクトリを C:\ドライブのルートに変更します。
  4. コマンド プロンプトで mkdir dotnetfx と入力し、Dotnetfx.exe のコピー先のディレクトリを作成します。
  5. コマンド プロンプトで dotnetfx.exe /T:c:\dotnetfx /C と入力し、ファイルを dotnetfx ディレクトリに抽出します。
  6. コマンド プロンプト ウィンドウを閉じます。
  7. Windows エクスプローラで C:\dotnetfx フォルダに移動し、ファイルが抽出されたことを確認します。
  8. dotnetfx フォルダとそのすべての内容を、配置に使用するサーバーに移動します。

dotnetfx フォルダを配置のための正しい位置に移動したら、次のステップとして、.NET Framework 用の Active Directory パッケージを作成します。

ステップ 2: Active Directory の .NET Framework パッケージの作成

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントし、[管理ツール] をポイントします。[Active Directory Users and Computers] をクリックします。Active Directory Users and Computers ツリーが表示されます。
  2. ツリーのトップにあるドメイン ノードを右クリックします。ショートカット メニューの [Properties] をクリックします。[Properties] ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. [Group Policy] タブをクリックします。
  4. [Edit] ボタンをクリックします。Default Domain Policy ツリーを含んだウィンドウが表示されます。
  5. ソフトウェアの割り当て方法を選択するときには、2 つの選択肢があります。グループ ポリシーの Computer Configuration ノードを選択して、コンピュータにログオンするユーザーとは関係なく、コンピュータに適用されるポリシーを設定することができます。別の方法として、グループ ポリシーの User Configuration ノードを選択して、ログオン コンピュータとは関係なく、ユーザーに適用されるポリシーを設定することができます。この例では、User Configuration ノードを選択して展開します。User Configuration ノードの下にある Software Settings フォルダを展開します。
  6. [Software installation] を右クリックします。[New] をポイントし、ショートカット メニューの [Package] をクリックします。
  7. パッケージの Windows インストーラ ファイル (.msi) へのパスを求めるダイアログ ボックスが表示されます。dotnetfx フォルダを移動した位置を参照し、netfx.msi ファイルをクリックします。
  8. [Advanced Published or Assigned] 項目を選択し、[OK] ボタンをクリックします。
  9. ソフトウェアの自動インストールと発行のどちらかを選択できるウィンドウが表示されます。[Auto Install] を選択すると、ソフトウェアはドメイン内のすべてのコンピュータに自動的にインストールされます。[Publish] を選択すると、ソフトウェアは使用可能なプロダクトのリストに追加されますが、ユーザーがインストールを選択しない限りインストールされません。すべての必要な項目を変更したら、[OK] ボタンをクリックします。
  10. [Active Directory Users and Computers] コンソールを終了します。

Active Directory での .NET Framework パッケージのセットアップを完了したら、次のステップでは、パッケージのインストールが可能であることを確認します。

ステップ 3、[Auto Install] オプション: Active Directory パッケージの確認

  1. ドメインに属している任意のコンピュータにログオンします。[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントし、[アプリケーションの追加と削除] をクリックします。
  2. [プログラムの追加] ボタンをクリックします。使用可能なソフトウェアのリストに .NET Framework インストール パッケージが表示されるはずです。
  3. 使用可能なソフトウェアのリストに .NET Framework インストール パッケージが表示されない場合は、Active Directory の中でパッケージの構成が正しく行われていません。[Active Directory Users and Computers] コンソールに戻り、パッケージをダブルクリックして再構成を行ってください。

ネットワーク管理者が Active Directory で .NET Framework パッケージを作成する際に [Publish] オプションを選択した場合、パッケージはドメイン内のコンピュータから使用可能なソフトウェアのリストに追加されます。パッケージをインストールしようとするユーザーは、クライアント上で次の手順を実行します。

ステップ 4、[Publish] オプション: .NET Framework パッケージのインストール

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントし、[アプリケーションの追加と削除] をクリックします。

  2. [プログラムの追加] ボタンをクリックします。

  3. 使用可能なソフトウェアのリストで、.NET Framework パッケージを選択し、[追加] ボタンをクリックします。これで、Microsoft .NET Framework セットアップが起動します。

       Microsoft .NET Framework セットアップを起動する前に、クライアント コンピュータに Windows インストーラ 2.0 がインストールされている必要があります。Windows インストーラ 2.0 がインストールされていなければ、セットアップは実行に失敗します。

  4. インストーラが [Microsoft .NET Framework Setup] ウィンドウを表示したら、[Next] ボタンをクリックします。

  5. インストールを続行するには、[Accept] オプション ボタンをクリックし、[Next] ボタンをクリックします。インストーラはファイルのコピーとシステムの更新を開始します。

  6. インストールが完了すると、インストーラはダイアログ ボックスを表示します。[OK] ボタンをクリックします。

   .NET Framework パッケージをアンインストールするときにも、Windows の [アプリケーションの追加と削除] オプションを使用してください。

ネットワーク共有ディレクトリまたはイントラネット サイトからの Dotnetfx.exe の手動でのインストール

ユーザーに対し、ネットワーク共有ディレクトリまたは企業イントラネット サイト上の Dotnetfx.exe のダウンロード位置を知らせることができます。ユーザーは、.NET Framework アプリケーションを配置し、実行したいコンピュータ上で、Dotnetfx.exe を実行してインストールすることができます。Dotnetfx.exe をインストールするためには、そのコンピュータ上で管理者の権限を持っている必要があることに注意してください。

また .NET Framework では、データ アクセスが含まれているすべてのアプリケーションで、MDAC 2.6 またはそれ以降がインストールされている必要があります。MDAC は Universal Data Access Web サイトからダウンロードすることができます。

Microsoft Web サイトからの Dotnetfx.exe の手動でのインストール

ユーザーに対し、Microsoft .NET Framework ダウンロードの Dotnetfx.exe のダウンロード位置、または Microsoft Windows Update Web サイト上の位置を知らせることができます。ユーザーは、.NET Framework アプリケーションを配置し、実行したいコンピュータ上で、Dotnetfx.exe を実行してインストールすることができます。Dotnetfx.exe をインストールするためには、そのコンピュータ上で管理者の権限を持っている必要があることに注意してください。

また .NET Framework では、データ アクセスが含まれているすべてのアプリケーションで、MDAC 2.6 またはそれ以降がインストールされている必要があります。MDAC は Universal Data Access Web サイトからダウンロードすることができます。

.NET Framework アプリケーションと Dotnetfx.exe をインストールするための単一のセットアップ プロジェクトの作成

Setup.exe Bootstrapper サンプルの目的は、起動されたときに、必要ならば .NET Framework 再頒布パッケージ Dotnetfx.exe をインストールし、さらに .NET Framework アプリケーションをインストールする単一のセットアップ プログラムを作成する方法を示すことです。このサンプルは、Dotnetfx.exe と、.NET Framework アプリケーションの Microsoft Windows インストーラ ベースのセットアップ プログラム (.msi ファイル) をブートストラップします。このサンプルは、.NET Framework がインストールされていないコンピュータ上で実行できなくてはならないので、アンマネージド コードで書かれています。コンパイル済みのバージョンの Setup.exe Bootstrapper サンプルは、MSDN Download Center からダウンロードすることができます。

.NET Framework では、データ アクセスが含まれているすべてのアプリケーションで、MDAC 2.6 またはそれ以降がインストールされている必要があります。Microsoft は、MDAC をインストールするためのスタンドアロンの実行可能ファイル MDAC_typ.exe を用意しています。これは Universal Data Access Web サイトからダウンロードすることができます。.NET Framework アプリケーションにデータ アクセスを組み込むためには、Setup.exe Bootstrapper サンプルを拡張し、レジストリ キー HKLM\SOFTWARE\Microsoft\DataAccess の FullInstallVer が存在し、これが 2.6 以上の値を持っていることを確認することで、MDAC_typ.exe を自動的にインストールするようにします。MDAC のインストールを Windows インストーラ パッケージ (.msi ファイル) にカプセル化したサンプルの実行可能ファイルは、「Install DCOM and MDAC Through a Windows Installer Package」からダウンロードすることができます。

Setup.exe Bootstrapper サンプルは、以下のアクションを実行します。

  1. 指定されたバージョンの .NET Framework がターゲット コンピュータ上にインストールされているかどうかをチェックします。
  2. 指定されたバージョンがインストールされていなければ、Dotnetfx.exe のサイレント インストールを開始し、必要ならば Windows インストーラ 2.0 にアップグレードします。コンピュータの再ブートが必要な場合があります。
  3. ホスト .NET Framework アプリケーションをインストールします。コンピュータの再ブートが必要な場合は、ホスト アプリケーションのインストールが終了するまで、再ブートは抑止されます。

.NET Framework がインストールされているかどうかの検出

Setup.exe Bootstrapper サンプルは、セットアップ プログラムに、.NET Framework がインストールされているかどうかを確認するためのコードを含める方法を示しています。このコードは、指定されたバージョン番号の .NET Framework が次のレジストリ キーにあるかどうかをチェックします。

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework\policy\v1.0 

チェックするバージョン番号は Dotnetfx.exe から得られます。このコードは、レジストリ キーの中のビルド番号と、アプリケーションによってホストされる .NET Framework のビルド番号を比較します。レジストリ キーのこの位置に、マッチするビルド番号がなければ、Setup.exe はアプリケーションによってホストされているバージョンの .NET Framework をインストールします。

Setup.exe に .NET Framework のビルド番号と言語バージョンをチェックさせる場合には、settings.ini ファイルの中で、チェックする言語のカルチャー名を指定する必要があります。カルチャー名を指定しないと、Setup.exe はデフォルトで英語バージョンをチェックします。カルチャー名の指定方法については 「Settings.ini ファイルの作成」 のトピックを参照してください。

Dotnetfx.exe のサイレント インストールの開始

次のコマンドは、Dotnetfx.exe のサイレント インストールを開始します。

dotnetfx.exe /q:a /c:"install /l /q"

サイレント インストールは、Dotnetfx.exe と、Dotnetfx.exe に含まれている Install.exe が返すすべてのユーザー インターフェイス メッセージとエラー メッセージの表示を抑止します。サイレント インストールの /q:a および /q オプションを指定すると、ユーザー インストール エクスペリエンスを標準化することができます。/l オプションを指定すると、%temp% ディレクトリに、すべてのエラーが記録されるセットアップ ログ ファイル netfx.log が作成されます。

一般的なエラー コードの処理

次の表は、Setup.exe Bootstrapper サンプルが処理する一般的なエラーを示しています。

エラー デフォルト テキスト
3010 Setup requires a reboot. Would you like to reboot now?

再ブートが必要です。

8192 Setup requires a reboot. Would you like to reboot now?

Windows インストーラをインストールした後には、コンピュータを再ブートする必要があります。

4101 Another instance of setup is already running.

セットアップの別のインスタンスが実行中である場合には、そのインスタンスが続行を許可され、現在のインストールを続行することはできません。

4097 You do not have the permissions necessary to install this application. Please contact your administrator.

Windows NT では、インストール/アンインストールを行うためには管理者権限が必要です。

1633 Your computer is not configured properly to run this application. Please contact support.

無効なプラットフォーム。

その他のすべてのエラー Setup has encountered errors. Installation cannot proceed.

セットアップの途中で致命的なエラーが発生しました。Dotnetfx.exe のインストールを続行することはできません。

アプリケーションの MSI セットアップの呼び出しと、アプリケーションがインストールされるまでの再ブートの抑止

次のコマンドは、ホスト アプリケーション myapp.msi の MSI セットアップを呼び出します。REBOOT=ReallySuppress オプションは、myapp のインストールが終了するまで、コンピュータの再ブートを抑止します。

msiexec /i myapp.msi REBOOT=ReallySuppress

Setup.exe Bootstrapper サンプルは、ホスト アプリケーション myapp によって生成されるエラー コードをチェックする必要がないことに注意してください。これはサイレント インストールではなく、すべてのエラーは Windows インストーラ ユーザー インターフェイスを通してユーザーに対して表示されるからです。

Settings.ini ファイルの作成

Setup.exe Bootstrapper サンプルは、外部ファイルの settings.ini を使って、以下の事柄を決定します。

  • Dotnetfx.exe とホスト アプリケーションの位置。
  • チェックする .NET Framework の言語バージョン。
  • Setup.exe のダイアログ ボックスに使用するカスタム文字列。

settings.ini のデフォルト位置は、Setup.exe と同じフォルダです。Setup.exe Bootstrapper サンプルに付属する settings.ini ファイルをコピーし、必要に応じてファイルを編集して、アプリケーションに応じた正しい値を指定することができます。

Dotnetfx.exe とホスト アプリケーションの位置の指定

Setup.exe Bootstrapper サンプルでは、Dotnetfx.exe とホストの .NET Framework アプリケーションが、Setup.exe を基準とした既知の位置に置かれている必要があります。Setup.exe Bootstrapper サンプルは、外部ファイルの settings.ini を使って、Dotnetfx.exe とホスト アプリケーションの位置を決定します。開発者はサンプルに付属する settings.ini をコピーし、このファイルを編集して、.NET Framework ホスト アプリケーションと Dotnetfx.exe の位置をポイントさせることができます。

以下に示す settings.ini ファイルの例は、Setup.exe を基準としたさまざまな位置にあるホスト .NET Framework アプリケーションと Dotnetfx.exe 用の Windows インストーラ パッケージ (.msi ファイル) をポイントする方法を示しています。

次の例の settings.ini ファイルは、Setup.exe と同じフォルダに置かれている .NET Framework アプリケーション用の Windows インストーラ パッケージ mySetup.msiDotnetfx.exe をポイントしています。

[Bootstrap]
Msi=mySetup.msi
'LanguageDirectory=
ProductName= My Application 
DialogText=
CaptionText=My Application
ErrorCaptionText= My Application Error
FxInstallerPath=c:\myProjectFolder\

次の例の settings.ini ファイルは、Setup.exe とは別のネットワーク共有ディレクトリに置かれている .NET Framework アプリケーション用の Windows インストーラ パッケージ mySetup.msiDotnetfx.exe をポイントしています。

[Bootstrap]
Msi=\\myNetworkShare\myProjectFolder\mySetup.msi
'LanguageDirectory=
ProductName=My Application
'DialogText=
CaptionText=My Application
ErrorCaptionText= My Application Error
FxInstallerPath=\\myNetworkShare\myProjectFolder\

次の例の settings.ini ファイルは、Setup.exe と同じコンピュータ上だが、別のフォルダに置かれている .NET Framework アプリケーション用の Windows インストーラ パッケージ mySetup.msiDotnetfx.exe をポイントしています。

[Bootstrap]
Msi=c:\myInstallerFiles\mySetup.msi
'LanguageDirectory=
ProductName= My Application
'DialogText=
CaptionText=My Application
ErrorCaptionText= My Application Error
FxInstallerPath=c:\myExecutables\

次の例の settings.ini ファイルは、Setup.exe と同じ CD だが、別のフォルダに置かれている .NET Framework アプリケーション用の Windows インストーラ パッケージ mySetup.msiDotnetfx.exe をポイントしています。

[Bootstrap]
Msi=myInstallerFiles/mySetup.msi
'LanguageDirectory=
ProductName= My Application
'DialogText=
CaptionText=My Application
ErrorCaptionText= My Application Error
FxInstallerPath=myExecutables/

言語バージョンの指定

Setup.exe に .NET Framework のビルド番号と言語バージョンをチェックさせたい場合には、言語のカルチャー名を指定して、settings.ini ファイルをチェックする必要があります。カルチャー名を指定しないと、Setup.exe はデフォルトで英語バージョンをチェックします。

次の表は、言語バージョンと、settings.ini ファイルで指定できるカルチャー名のリストを示しています。

言語 カルチャー名
中国語 (簡体字) CHS
中国語 (繁体字) CHT
フランス語 fr
ドイツ語 de
イタリア語 it
日本語 ja
韓国語 ko
スペイン語 es

次の例の settings.ini ファイルは、Setup.exe に対し、フランス語バージョンの Dotnetfx.exe をチェックするように指示しています。

[Bootstrap]
Msi=mySetup.msi
LanguageDirectory=fr
ProductName= My Application 
'DialogText=
CaptionText=My Application
ErrorCaptionText= My Application Error
FxInstallerPath=c:\myProjectFolder\

Setup.exe のダイアログ ボックスの文字列のカスタマイズ

settings.ini ファイルの以下の変数を編集して、Setup.exe のダイアログ ボックスに表示される文字列をカスタマイズすることができます。

  • ProductName
    Setup.exe がインストールする .NET Framework アプリケーションの名前を指定します。ここで指定されたプロダクト名は、Setup.exe の起動後に表示されるダイアログ ボックスのテキストをカスタマイズするために使用されます。たとえば、ProductName として My Application と指定すると、ダイアログ ボックスのテキストは "To start My Application Setup, click OK. To quit without installing, click Cancel" となります。

    CaptionText 変数をカスタマイズしなかった場合、ProductName は Setup.exe の起動後に表示されるダイアログ ボックスのタイトル バーのカスタマイズにも使用されます。たとえば、ProductName として My Application と指定すると、タイトル バーには "My Application Setup" と表示されます。ProductName と CaptionText の両方をカスタマイズすると、このダイアログ ボックスのタイトル バーのカスタマイズには CaptionText が使用されます。

    ProductName は、アプリケーションのインストールの終了時に表示される成功ダイアログ ボックスのタイトル バー テキストのカスタマイズにも使用されます。ProductName をカスタマイズしなかった場合には、デフォルトのテキスト "Application Setup" が表示されます。

  • DialogText
    Setup.exe の起動後に表示されるダイアログ ボックスに表示されるカスタム テキストを指定します。DialogText をカスタマイズしなかった場合には、デフォルトのテキスト "To start Application Setup, click OK. To quit without installing, click Cancel" が表示されます。

  • CaptionText
    Setup.exe の起動後に表示されるダイアログ ボックスのタイトル バーに表示されるカスタム テキストを指定します。CaptionText をカスタマイズしなかった場合には、ProductName が表示されます。ProductName をカスタマイズしなかった場合には、デフォルトのテキスト "Application Setup" が表示されます。

  • ErrorCaptionText
    Setup.exe エラー ダイアログ ボックスのタイトル バーに表示されるカスタム テキストを指定します。ErrorCaptionText をカスタマイズしなかった場合には、デフォルトのテキスト "Application Setup Error" が表示されます。

セットアップ プログラムのための readme ファイルの作成

セットアップ プログラムには、セットアップ プログラムの実行を成功させるための、コンピュータの最小構成要件を記した readme ファイルを添付して配布することが勧められます。少なくとも、インストールの前に Microsoft Windows 98 以降と Internet Explorer 5.01 以降がインストールされている必要があることを要件として指定してください。また、MDAC 2.6 以降についても、インストールのために必須ではないが、データ アクセスを含んでいる .NET Framework アプリケーションには必要であることを記載するべきです。Dotnetfx.exe のインストールのための最小構成要件の詳細については、「最小構成要件」 を参照してください。

ローカライズ バージョンの Dotnetfx.exe のインストール

Dotnetfx.exe は 8 つの言語にローカライズされています。使用可能な言語の一覧については、前のセクションの表を参照してください。ローカライズ バージョンの Dotnetfx.exe は Microsoft .NET Framework ダウンロード から dotnetredist.exe をダウンロードすることにより入手できます。

.NET Framework 再頒布パッケージの Dotnetfx.exe を Microsoft Windows® 98 オペレーティング システムを実行しているコンピュータにインストールするときには、そのコンピュータ上で実行されている Windows 98 のローカライズ バージョンに対応する、ローカライズ バージョンの Dotnetfx.exe をインストールする必要があります。たとえば、ドイツ語バージョンの Windows 98 を実行しているコンピュータには、ドイツ語バージョンの Dotnetfx.exe をインストールする必要があります。この制限は Windows 98 のみに適用されます。Windows Me、Windows 2000、Windows NT® 4.0、Windows XP、または Windows Server 2003 ファミリーでは、どの言語バージョンであっても、任意の言語バージョンの Dotnetfx.exe をインストールすることができます。

最小構成要件

このセクションでは、.NET Framework 再頒布パッケージをインストールするコンピュータの最小構成要件について説明します。最小構成要件が満たされていない場合、Dotnetfx.exe セットアップは再頒布パッケージのインストールをブロックします。特に、Microsoft Windows 95 オペレーティング システムを実行しているコンピュータに .NET Framework 再頒布パッケージをインストールすることはできない点に注意してください。

プラットフォームとソフトウェアの要件

最小要件

Dotnetfx.exe をインストールするためには、コンピュータ上に以下のいずれかのオペレーティング システムと Microsoft Internet Explorer 5.01 以降がインストールされている必要があります。

  • Microsoft Windows 98
  • Microsoft Windows 98 Second Edition
  • Microsoft Windows Millennium Edition (Windows Me)
  • Microsoft Windows NT 4 (Workstation または Server) と Service Pack 6a
  • Microsoft Windows 2000 (Professional、Server、または Advanced Server) と最新の Windows Service Pack、および Microsoft Security Web サイトから入手可能な重要なアップデート
  • Microsoft Windows XP (Home または Professional)
  • Microsoft Windows Server 2003 ファミリー

注意   Windows Server 2003 Beta 3 に Dotnetfx.exe をインストールすると、オペレーティング システムとともにインストールされている .NET Framework のバージョンが上書きされてしまいます。Windows Server 2003 Beta 3 は .NET Framework のバージョン 1.0.3215 をインストールします。これよりも新しいバージョンの .NET Framework をインストールすると、バージョン 1.0.3215 は上書きされます。新しいバージョンをインストールした場合には、そのバージョンを実行し、使用することができます。ただし、新しいバージョンをアンインストールしても、バージョン 1.0.3215 を使用することはできません。

推奨されるソフトウェア

アプリケーションの要件に応じて、以下のソフトウェアの 1 つまたは複数をインストールしなければならないことがあります。

   推奨されるソフトウェア要件が満たされていなくても、セットアップはインストールをブロックしたり、警告を発したりすることはありません。

推奨されるサーバー ソフトウェア

アプリケーションの要件に応じて、以下のサーバー ソフトウェアも必要になる場合があります。

  • サーバー上のデータ用の MDAC 2.7。Microsoft Universal Data Access から入手可能です。
  • Windows 2000、Windows XP (Professional)、および Windows Server 2003 のサーバー上の Internet Information Services (IIS)。これは ASP.NET アプリケーションを使用するときに必要となります。

ハードウェア要件

最小ハードウェア要件

シナリオ 必要な CPU 必要な RAM
クライアント Pentium 90 MHz* 32 MB**
サーバー Pentium 133 MHz* 128 MB**

* または、オペレーティング システムの実行に必要な最低限の CPU とのどちらか高い方

** または、オペレーティング システムの実行に必要な最低限の RAM とのどちらか大きい方

推奨ハードウェア要件

シナリオ 推奨 CPU 推奨 RAM
クライアント Pentium 90 MHz 以上 96 MB 以上
サーバー Pentium 133 MHz 以上 256 MB 以上

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