私と Windows とコミュニティ

かめがわ かずし (MS MVP Development Tools Visual C++)

はじめまして、かめがわです。今回ご縁があって、他の MVP の方々と一緒に Technet で Windows 7/Windows Server 2008 R2 のコラムを連載させていただくことになりました。よろしくお願いします。普段は東京都内で IT 系の会社員をしております。

Microsoft の定義では Technet は IT Pro 向け、MSDN は開発者向けサイトということになっていますが、私は IT Pro カテゴリではなく、Development Tools Visual C++ という開発者カテゴリでアワードをいただいています。このコラムのお話があった時、「日本では開発者と IT Pro という境界はあまり明確でないし、IT Pro 向けのサイトだけど、ちょっとだけ開発者のエッセンスを含んだコラムをかけていけたらと思って参加させていただくことにしました。

私と Windows

私が本格的に Windows を使い始めたのは Windows 3.0A からになります。パソコンそのものは 25 年くらい前でしょうか? Windows 3.0A 発売当時はまだ NEC の PC-9801 と MS-DOS の組み合わせが主流でした。当時日本では Windows が使えるようなスペックのパソコンは高かったため、当時 PC の個人輸入体験記を連載していたある月刊誌片手に英語でオーダーして安く手に入れることが一部の間ではやっており、私も会社の先輩と組んで個人輸入を敢行することになります。 インターネットはまだ一部の企業や大学のみで使えるものであり、当然ネット ショッピングなんてありはしません。国際 FAX でのオーダーでした。ほんとうに受け付けられたのかととても不安でどきどきした日をすごしたものです。無事に届いたときは喜びもひとしおでした。これが原体験となって、いまだにデスクトップ PC は自分でパーツを選んで組み立てています。

PC を手に入れたのと時を同じくして、今 Windows 7 でやっているように、Windows 3.1 でもベータ版を入手する機会がありました。確か Windows 3.1 向けのソフトを一般の人につくってもらって、広めようとした開発者向けの配布だったと記憶しています (まだ日本において MSDN はありませんでした)。当時 CD-ROM はまだまだ一般的ではなかったので、フロッピー ディスクでも提供されており、フロッピー ディスク 20 数枚を必死に入れ替えてインストール…今はあり得ないですが、そんなことをものともしない時代でした。

そして 1994 年に Windows NT 3.1 (日本語版) が発売されます。これまたベータ版を使ったところ、Windows 3.1 で問題になっていたシステム リソース (※) の影響をほぼ受けることなく安定して使え、マルチタスクが安定し、さらには Windows 3.1 の互換も私には必要十分に備わっていました。以来、Windows の個人向けには Windows 95,98 と続きますが、私はこれらの Windows 3.1 の発展型の Windows を使ったことはほとんどありません。仕事でも自宅でもほとんど Windows NT 系列の Windows を使用していました。今では信じられないかもしれませんが、Windows NT 4.0 まで、バージョンを重ねるごとに軽くなっていきました。

※ Windows が管理している、ウィンドウやグラフィックスを管理する領域。GDI (グラフィックス) とUSER (ウィンドウなど) の二種類があります
http://support.microsoft.com/kb/883016/ja
これは Windows 98 のサポート技術情報ですが、Windows 3.1 はもっと厳しい状況でした

コミュニティと私

Windows NT 3.5 のころからパソコン通信からインターネットへシフトしていったでしょうか。私はそれまでも NIFTY-Serve (当時の名称。以下同じ) では FWINDOWS フォーラムを中心に活動していました。最初はプログラミングでしたが、やはり新しい OS の情報を得るために、FWINNT (NT フォーラム) にもでかけました。 NIFTY-Serve の終焉とともに一時期コミュニティ活動からも離れていたのですが、5 年ほど前…Visual Studio .NET 2003 の後、Visual Studio 2005 のベータ版のころだったでしょうか、「.NET Framework ってすごそう、これは今までのことをやっていてはだめかも」と漠然と思い始めてコミュニティ活動を復活させます。探してみると、NIFTY で活躍されていた方が Internet 世界でも相変わらず活躍されていたりして、少し安心して活動を始めました。

パソコン通信で NIFTY-Serve を利用していたときは岡山にいたのですが、日本の個人 Internet 発展期 (1990 年代後半) と同期して転勤で東京に引っ越すことになりました。 オンライン、オフラインで活動しているうちに昨年 7 月に C++ カテゴリで MVP をいただくことになり、現在に至ります。

Windows 7 に向けて

私自宅では普段 Windows Vista と Windows 7 RC 版を使っています。ノート パソコンのほうに Windows 7 を入れており、デスクトップは Windows Vista を使っています。Vista は XP に比べて使いやすくなっているところもあるのですが、もうちょっとこうなればよかったのになということもありました。そういった点のいくつかは Windows 7 で改良されています。

確かに新しい環境に移行すると、戸惑うこともあるでしょうし、ハードウェアのサポートなどで困ることもあるでしょう。ひょっとしたらこんなの押しつけないで! ということもあるかもしれません (自動化支援する機能はそう言われることが多いですね)。 「新しい酒は新しい革袋に入れる」という言葉もあることですし、もしも新しい PC を使われる場合にでも、Windows 7 を使ってみようかな? と思っていただければ幸いです。

次回へつづく...