インストールできたけど、動かないときの対処方法 For VB 6 資産の継承方法澤田 賢也 (Microsoft MVP for Small Business Server)公開日: 2011 年 6 月 21 日 Visual Basic 6.0 で作られたアプリケーションを Windows 7 へ移行すべきかどうか決めかねている方もいらっしゃると思います。そこで、マイクロソフトにおける Windows 7 のサポート状況について確認してみましょう。 Windows Vista®、Windows Server 2008®、および Windows 7 における Visual Basic 6.0 のサポートについて このサイトの中で「Windows 7 における Visual Basic 6.0 ランタイムは OS に同梱する形で出荷されます。Windows 7 に同梱された Visual Basic 6.0 ランタイムは OS の一部としてサポートを提供し、OS のサポートライフサイクルに準拠いたします。Visual Basic 6.0 に対するサポート内容は Windows Vista における Visual Basic 6.0 と同様となります。」と記述がありますので、一部問題を除き、多くの VB 6 のアプリケーションを Windows 7 で動かして問題がないことがわかります。 Visual Basic 6.0 のアプリケーションは Windows 7 でもサポートされるということなので、実際に Windows 7 へインストールしてみましょう。このときにいくつか注意することがあります。 <インストールに管理者権限が必要な場合> 管理者権限でプログラムをインストールする方法はいくつかありますが、代表的なものとしては、インストールするプログラムを右クリックし、「管理者として実行」する方法です。 別の方法としては、インストールするプログラムのプロパティの「互換性」タブにある「特権レベル」の「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて、プログラムを実行する方法です。 <インストールに Administrator である必要がある場合> Windows 7 は既定ではビルトインの Administrator アカウントが無効となっているため、インストールすることができません。 この場合は、インストールを実行するときだけビルトインの Administrator アカウントを有効にすることで、この問題を回避することができます。セキュリティの問題がありますので、インストールが終わったら、ビルトインの Administrator アカウントを無効に戻しておくことを忘れないようにしてください。 ここで紹介した方法は、いずれも簡単に実行できますので、試してみてください。
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