Remote App for Hyper-V (XP)

村嶋 修一 (Microsoft MVP for Virtual Machine)


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XP 環境の作成と Windows 7 からの接続

Hyper-V 環境の準備が出来たら、w7 にデスクトップを提供する仮想 XP 環境を構築し、必要なアプリケーションのインストールと、Windows Update をします。

リモートデスクトップ用の XP とは言え、立派な OS 環境なので、ウイルス対策ソフトは必須となります。本コラム用の環境には Microsoft Security Essentials をインストールしました。

Microsoft Security Essentials のダウンロード

XP 仮想環境の作成

Hyper-V 上に XP をインストールするには、子パーティションを作成し、そこに XP をインストールします。子パーティションを作ってしまえば、普通に XP はインストールできますし、ISO イメージを使ったインストールも出来るので、物理マシンに XP をインストールするより楽とも言えます。

仮想マシンを作る際につける名前は、FQDN にしておくと間違いが無いのでお勧めです。

図 - 9
仮想マシンの新規作成
図 - 10
仮想マシン名を付ける (FQDN がお勧め)
図 - 11
メモリの割り当て
図 - 12
接続するネットワークの選択
図 - 13
仮想ハードディスクの作成
図 - 14
インストール メディアの指定

図 - 15]
作成した子パーティションに接続
図 - 16
仮想マシンを起動
図 - 17
普通に XP がインストールできる

統合サービスセットアップディスクのインストール

XP のインストールが終わったら、まずは統合サービスセットアップディスクをインストールします。
この統合サービスは、Hyper-V が準備している仮想デバイスのドライバーと、Hyper-V 上で稼働させるために必要なコンポーネントです。
統合サービスのインストールが終わったら、ドメイン参加、必要アプリケーションのインストール、Windows Update を済ませます。

図 - 18
まずは統合サービスセットアップディスクをインストール
図 - 19
ドメイン参加、必要アプリケーションのインストール、Windows Update をする

XP のリモートデスクトップ有効化

XP の準備が出来たら、リモートデスクトップでこの XP を使えるように設定します。リモート接続を許可は個別のアカウントではなくグループで与えると何かと都合が良いので、本コラムでは「Domain Users」を設定します。

図 - 20
「このコンピューターにユーザーがリモートで接続することを許可する」にチェックを入れ、リモート ユーザーの選択をする
図 - 21
追加
図 - 22
場所
図 - 23
ドメインを指定
図 - 24
オブジェクトの種類
図 - 25
グループにチェック
図 - 26
domain users を確認
図 - 27
Domain Users がリモート接続できるようになった


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