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Office 2000 Developer 活用ガイド  

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ソリューションを配置する

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ソリューションの配置とは、パッケージされたソリューションを配布媒体、またはダウンロード可能な Web サイトへ移動させることを意味します。Office ソリューションの配置には、次の 2 つの方法があります。

  • ディストリビューション ウィザードの配置を使用してソリューションをフロッピー ディスク、ローカルあるいはネットワーク ドライブ、または Web サイトに配置します。

  • ディスクあるいは共有ドライブ上へのファイルのコピー、または Web 上の適切な場所へのファイルの発行を手動で行います。

ディストリビューション ウィザードにはショートカットがあり、ソリューションの配置を自動化することができます。

フロッピーディスク、ディレクトリ、および CD に配置する

[複数の Cab ファイル] オプションでパッケージを作成した場合のみ、ディストリビューション ウィザードを使用してフロッピー ディスクに配置できます。このオプションを使用すると、パッケージ中の複数の .cab ファイルまたは 1 つの .cab ファイルのサイズがディスク サイズよりも小さくなります。また、システムには .cab ファイルのコピー前にそれぞれのディスクを初期化するオプションがあります。必ずしも、ディスクを初期化する必要はありませんが、配置プロセスには必ず空のディスクを使用してください。

ディレクトリに配置する場合、ファイルのコピー先ディレクトリとしてローカルまたはネットワークを選択します。その後、コピー先ディレクトリからユーザーがソリューションのセットアップ プログラムにアクセス可能にするか、またはファイルを CD-ROM に移動するかを選択します。

メモ   書き込み可能 CD-ROM ドライブをお持ちの場合は、ディレクトリに配置してからファイルを CD-ROM にコピーすることなく、ウィザードの配置を使用して、ファイルを直接そのドライブにコピーできます。

Web に配置する

FTP を使用して Web にパッケージを配置することも可能です。配置方法として Web 発行を選択すると、プロジェクト フォルダが配置用のローカル ベース フォルダとなります。ローカル ベース フォルダは、選択した Web サイトへのファイルやディレクトリのコピー方法を指定する際に使用します。ローカル ベース ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリは、ベース ディレクトリと同様のディレクトリ構成で Web サーバーに配置されます。

メモ   既定では、ウィザードによってプロジェクトのディレクトリや \Support サブディレクトリ内からはソース ファイルが配置されません。ウィザードのパッケージ機能では \Support ディレクトリが作成され、.cab ファイルを再び作成するのに使用できるファイルがそこに配置されます。

詳細情報 Office ソリューション配置の詳細については、『Microsoft Office 2000/Visual Basic プログラマーズ ガイド』の第 2 章「」を参照してください。

配置プロセス

パッケージの配置には、ディストリビューション ウィザードで、あるいは手作業で行う場合のどちらにしても、その両方に共通したステップがあります。

  • 配置するパッケージを作成する   パッケージには、ソリューションの配布方法に応じて単一の .cab ファイルまたは複数の .cab ファイルが含まれます。

  • 配置するパッケージを指定する   選択したプロジェクトについて有効なパッケージを選択できます。

  • 配置方法を選択する   ソリューションは、インターネット、フロッピー ディスク、またはローカル/ネットワーク ドライブのディレクトリに配置できます。

  • 配置するファイルを選択する   インターネットへ配置する場合、配置するファイル リストへのファイルの追加、およびリストからのファイルの削除が可能です。

  • ファイルの配置先を指定する   インターネットへ配置する場合は、パッケージを配置する Web サイトを指定します。また、ディレクトリへ配置する場合は、ドライブの場所を指定し、フロッピー ディスクへ配置する場合は、適切なフロッピー ドライブを選択します。

  • パッケージを配置する   ディストリビューション ウィザードを使用する場合、パッケージの配置はウィザードによって処理されます。使用しない場合、ファイルを共有ドライブあるいはローカル ドライブの適切な場所へコピー、または Web に発行してください。

パッケージされたソリューションを配置するには

  1. コンポーネント作成に使用した Office 製品から Visual Basic Editor にアクセスします。

  2. [アドイン] メニューから [ディストリビューション ウィザード] を実行します。

    ヒント      ディストリビューション ウィザードを以前に実行したことがない場合、[アドイン マネージャ] **** を [アドイン] メニューで表示するよう設定してください。[アドイン マネージャ] を起動し、[ディストリビューション ウィザード] を選択して、[ロード/アンロード] オプションを選択します。詳細については、「Office 2000 Developer Tools へアクセスする」を参照してください。

  3. ウィザードのメイン画面で [配置] をクリックします。

  4. ウィザードの指示に従い、ファイルに必要なオプション設定の終了後、[完了] をクリックします。