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内部サーバーとエッジ サーバーの接続

トピックの最終更新日: 2009-01-23

内部サーバーとエッジ サーバーを接続し、送信トラフィックがエッジ サーバーにルーティングされるように内部サーバーを構成するには、組織内の各サーバーまたはプール、およびディレクタ (ディレクタを展開した場合) で、サーバーの構成ウィザードまたはプールの構成ウィザードを実行する必要があります。

作業を始める前に

エンタープライズ プールおよび Standard Edition サーバーの作成時、プール作成ウィザードまたはサーバーの展開ウィザードの [Web ファームの FQDN] ページで、外部 Web ファームの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を構成することができました。これらのウィザードの実行時にこの URL を構成していない場合は、これらの設定を手動で構成する必要があります。これを行うには、コマンド プロンプトを開き、コマンド ラインで次のコマンドを実行します。

lcscmd.exe /web /action:updatepoolurls /externalwebfqdn:<外部 Web ファームの FQDN> /poolname:<プール名>

<外部 Web ファームの FQDN> には Web ファームの FQDN を指定し、<プール名> にはエンタープライズ プールの名前を指定します。

ディレクタの構成

プールの構成ウィザードまたはサーバーの構成ウィザードを実行してディレクタの外部アクセスを構成するときに、以下の設定を構成します。

  • すべての外部セッション開始プロトコル (SIP) トラフィックのルーティングで使用される次ホップ サーバーとして、ディレクタを追加します。
  • 承認済みのエッジ サーバーの一覧にエッジ サーバーを追加します。
  • ディレクタがすべての送信トラフィックを直接エッジ サーバーにルーティングするように、内部サーバーおよびプールでグローバルに使用される次ホップの設定を上書きします。

外部ユーザー アクセス用のディレクタを構成するには

  1. RtcUniversalServerAdmins グループのメンバであるアカウントを使用してディレクタにログオンします。

  2. setup\amd64 に移動し、setupEE.exe または setupSE.exe をダブルクリックして、展開ウィザードを開始します。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • Standard Edition サーバーで、[Standard Edition サーバーの展開] をクリックします。
    • Enterprise Edition サーバーで、[統合トポロジでのプールの展開] または [拡張トポロジでのプールの展開] をクリックします。
  4. [サーバーの構成] の横にある [実行] または [再実行] をクリックします。

  5. [プール/サーバーの構成ウィザードへようこそ] ページで [次へ] をクリックします。

  6. [構成するサーバーまたはプール] ページで、ボックスの一覧からプールを選択し、[次へ] をクリックします。

  7. [外部ユーザー アクセスの構成] ページが表示されるまで、既定の設定を使用します。

  8. [外部ユーザー アクセスの構成] ページで、[外部ユーザー アクセスを今すぐ構成] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  9. [外部 SIP トラフィックのルーティング] ページで、[ディレクタ経由でトラフィックをルーティング] をクリックし、[このプールまたはサーバーを外部トラフィックのルーティング用ディレクタとして使用] チェック ボックスをオンにします。

  10. [次へ] をクリックします。

  11. [信頼済みアクセス エッジ サーバーと Web 会議エッジ サーバー] ページで、アクセス エッジ サービスと Web 会議エッジ サービスに必要な内部 FQDN を入力します。それぞれの入力が終了したら、[追加] をクリックします。

    Dd425276.note(ja-jp,office.13).gif注:
    このページで入力する FQDN は、[グローバル プロパティ] ページの [エッジ サーバー] タブに表示される、承認されたエッジ サーバーの一覧に追加されます
    負荷分散されたエッジ サーバーの配列を使用している場合は、内部ロード バランサの仮想 IP (VIP) の FQDN を入力します。
  12. [内部サーバーが送信トラフィックに使用するアクセス エッジ サーバーを指定してください] で、内部サーバーからのすべての送信トラフィックのルーティングで使用されるアクセス エッジ サービスの FQDN を選択します。

    Dd425276.note(ja-jp,office.13).gif注:
    負荷分散されたエッジ サーバーの場合は、エッジ サーバーのアクセス エッジ サービスで使用されている内部ロード バランサ上の VIP の FQDN を使用します。
  13. [次へ] をクリックします。

  14. [Web 会議エッジ サーバー] ページで、[次へ] をクリックします。

    Dd425276.note(ja-jp,office.13).gif注:
    各内部サーバーおよびプールの、適切なエッジ サーバー上の Web 会議エッジ サービスのルーティングを構成します。ディレクタは、Web 会議トラフィックのルーティングを行いません。
  15. [信頼済み音声ビデオ会議エッジ サーバー] ページで、内部サーバーへの接続を承認する各エッジ サーバー上の音声ビデオ エッジ サービスの内部 FQDN を入力します。

    Dd425276.note(ja-jp,office.13).gif注:
    このページで入力する FQDN は、[グローバル プロパティ] ページの [エッジ サーバー] タブに表示される、承認されたエッジ サーバーの一覧に追加されます
  16. [このサーバーまたはプールで使用されている音声ビデオ会議エッジ サーバー] ページで、[次へ] をクリックします。

    Dd425276.note(ja-jp,office.13).gif注:
    各内部サーバーおよびプールの、適切なエッジ サーバー上の音声ビデオ エッジ サービスのルーティングを構成します。ディレクタは、音声ビデオ トラフィックのルーティングを行いません。
  17. [サーバーまたはプールの構成準備完了] ページで、指定した設定を確認し、[次へ] をクリックします。

  18. ファイルがインストールされ、ウィザードが完了したら、[[完了] をクリックしたらログを表示する] チェック ボックスがオンになっていることを確認し、[完了] をクリックします。

  19. ログ ファイルの [実行結果] 列に <成功> と表示されていることを確認します。各タスクの末尾に <成功> という実行結果が表示されていることを確認し、そのプールの構成が正常に完了したことを確認します。終了したら、ログ ウィンドウを閉じます。

外部ユーザー アクセス用のその他の内部サーバーおよびプールの構成

外部アクセス用の内部サーバーまたはプールを構成するには、次の手順を使用します。手順は、ディレクタを使用しているかどうかによって少し異なります。

内部サーバーとエッジ サーバーを接続するには

  1. RTCUniversalServerAdmins グループのメンバであるアカウントを使用して、内部 Standard Edition サーバーまたはエンタープライズ プールにログオンします。

  2. setup\amd64 に移動し、setupEE.exe または setupSE.exe をダブルクリックして、展開ウィザードを開始します。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • Standard Edition サーバーで、[Standard Edition サーバーの展開] をクリックします。
    • Enterprise Edition サーバーで、[統合トポロジでのプールの展開] または [拡張トポロジでのプールの展開] をクリックします。
  4. [サーバーの構成] または [プールの構成] の横の [実行] をクリックします。

  5. プール/サーバーの構成ウィザードの [ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。

  6. [構成するサーバーまたはプール] ページにある一覧で、構成するサーバーまたはプールをクリックし、[次へ] をクリックします。

  7. [外部ユーザー アクセスの構成] ページが表示されるまで、ウィザードの指示に従って操作を続け、対象のサーバーまたはプールの構成に適切な設定を指定します。

  8. [外部ユーザー アクセスの構成] ページで、[外部ユーザー アクセスを今すぐ構成] をクリックします。

  9. [外部 SIP トラフィックのルーティング] ページで次のいずれかの操作を行います。

    • エッジ サーバーで送受信されるすべてのトラフィックをディレクタ経由でルーティングする場合は、[ディレクタ経由でトラフィックをルーティング] をクリックします。ディレクタとして使用するプールまたはサーバーを使用している場合は、[このプールまたはサーバーを外部トラフィックのルーティング用ディレクタとして使用] チェック ボックスをオンにします。次に、[次へ] をクリックし、この手順の残りの操作を実行します。
    • エッジ サーバーで送受信されるすべてのトラフィックをディレクタ経由でルーティングしない場合は、[内部プールおよびサーバーとの間で直接ルーティングする] をクリックします。
  10. [次へ] をクリックします。

  11. [信頼済みアクセス エッジ サーバーと Web 会議エッジ サーバー] ページで、次のいずれかの操作を行います。

    • ディレクタを使用しており、そのディレクタ上でウィザードを実行して外部ユーザー アクセスを構成した場合は、このページにこれらのエントリは表示されません。ステップ 13. に進んでください。
    • ディレクタを使用していない場合は、アクセス エッジ サービスと Web 会議エッジ サービスに必要な内部 FQDN を入力する必要があります。各 FQDN を入力したら、[追加] をクリックします。このページで入力する FQDN は、[グローバル プロパティ] ページの [エッジ サーバー] タブに表示される、承認されたエッジ サーバーの一覧に追加されます。
    • 負荷分散されたエッジ サーバーの配列を使用している場合は、内部ロード バランサの VIP の FQDN を入力します。
  12. [内部サーバーが送信トラフィックに使用するアクセス エッジ サーバーを指定してください] で、次のいずれかの操作を行います。

    • ディレクタを使用している場合は、エッジ サーバーを指定する必要はありません。
    • ディレクタを使用していない場合は、内部サーバーからのすべての送信トラフィックのルーティング先となるエッジ サーバー上のアクセス エッジ サービスの FQDN を選択します。
    • エッジ サーバー配列を使用している場合は、内部ロード バランサ上のアクセス エッジ サービスで使用される VIP の FQDN を入力します。
  13. [次へ] をクリックします。

  14. [Web 会議エッジ サーバー] ページで、次の操作を行います。

    • [内部 FQDN] には、内部サーバーが Web 会議エッジ サービスへの接続に使用する各内部インターフェイスの FQDN を入力します。
    • [外部 FQDN] には、外部ユーザーが Web 会議エッジ サーバーへの接続に使用する各外部インターフェイスの FQDN を入力します。
    • 各 FQDN の入力が終了したら、[追加] をクリックします。
  15. [次へ] をクリックします。

  16. [信頼済み音声ビデオ会議エッジ サーバー] ページで、音声ビデオ エッジ サーバーへの接続に使用される内部インターフェイスの FQDN を [FQDN] ボックスに入力します。次に、内部インターフェイスで使用されるポート番号を [ポート] ボックスに入力し、[追加] をクリックします。

    Dd425276.note(ja-jp,office.13).gif注:
    使用される FQDN ごとにこの操作を繰り返します。これらのサーバーは、[グローバル プロパティ] の [エッジ サーバー] タブに表示される承認済みエッジ サーバーの一覧に追加されます
  17. [このサーバーまたはプールで使用されている音声ビデオ会議エッジ サーバー] ページで、このサーバーまたはプールが音声ビデオ認証で使用するエッジ サーバー上の音声ビデオ エッジ サービスの内部インターフェイスの FQDN を入力します。

    Dd425276.note(ja-jp,office.13).gif注:
    この FQDN は、エンタープライズ プールまたは Standard Edition サーバーの音声ビデオ プロパティの "プール" レベルに追加されます。
  18. [次へ] をクリックします。

  19. [サーバーまたはプールの構成準備完了] ページで、選択した設定を確認し、[次へ] をクリックします。

  20. 完了ページで [完了] をクリックします。