ワークフローに関する機能拡張

最終更新日: 2010年4月20日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

Windows SharePoint Services 3.0 では、Windows Workflow Foundation による拡張性に優れたワークフロー モデルが SharePoint プラットフォームに提供されました。Microsoft SharePoint Foundation 2010 では、Windows SharePoint Services 3.0 の機能を基礎として機能強化とオプションの拡充が行われ、いっそう複雑なビジネス シナリオに対応した高度なワークフローを構築できるようになりました。このトピックでは、ワークフローに関する SharePoint Foundation 2010 の新機能を紹介します。

新機能

この製品の新バージョンに追加された強化機能と追加機能を次に示します。

新しいワークフロー アクティビティ

新しいワークフロー アクションが、SharePoint Foundation のコア インストールに組み込まれています。ワークフローのアクティビティ (アクション) とはワークフローを構築するパーツです。アクティビティの種類が増えたことで、いっそう柔軟なワークフロー設計が可能になっています。

SharePoint Foundation のための新しいワークフロー アクティビティ

プラグ可能なワークフロー サービス

プラグ可能なワークフロー サービスは、外部ソースとのやり取りや外部ソースのデータ受信を実行するワークフローを作成可能にする新機能です。

プラグ可能なワークフロー サービス

ワークフロー イベント

Windows SharePoint Services 3.0 のワークフローは、応答できるイベントの数が限られていました。SharePoint Foundation では、ワークフローが応答できるイベントの数が増えています。さらに、SharePoint Foundation には独自のカスタム イベントやイベント レシーバーを作成できる機能もあります。

新しいワークフロー イベント

サイト ワークフロー

新しいサイト ワークフローでは、Windows SharePoint Services 3.0 のワークフローに存在したリスト アイテムへの依存性の問題が解消されています。サイト ワークフローを使用して、特定のイベントや他のワークフロー アクティビティとの関連付けが可能なワークフローを開発できるようになりました。

サイト ワークフロー

再利用可能な宣言型ワークフロー

前のバージョンでは、ワークフローは特定のリストまたはドキュメント ライブラリにのみ関連付けることができ、パッケージ化および展開、または他のリストやドキュメント ライブラリへのコピーは実行できませんでした。SharePoint Foundation では、宣言型ワークフローの再利用が可能になったので、1 つのリスト用に作成したワークフローを複数の場所に適用できます。