SharePoint Foundation の既定のマスター ページ

最終更新日: 2009年10月6日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

マスター ページは、Microsoft SharePoint Foundation のすべての Web ページに共通の構造を定義します。既定では、ページが要求されると、マスター ページとコンテンツ ページが結合されて 1 つのページが作成されます。作成されたページには、マスター ページのレイアウト要素およびコンテンツ ページのコンテンツが含まれます。マスター ページを使用することで、すべてのコンテンツ ページとアプリケーション ページで同じページ構造が共有されるため、一貫した外観になります。この製品の以前のバージョンでは、コンテンツ ページとアプリケーション ページで異なるページが使用されていました。現在は、この 2 つの種類のページで同じマスター ページが共有されます。マスター ページを使用するアプリケーション ページの詳細については、「アプリケーション ページのマスター ページ」を参照してください。

SharePoint Foundation は v4.master を主マスター ページとして使用します。すべてのコンテンツ ページとアプリケーション ページは v4.master を使用します。製品をインストールすると、マスター ページが %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\TEMPLATE\GLOBAL ディレクトリに配置されます。このマスター ページをカスタマイズしない限り、そのページ定義はフロントエンド Web サーバーにキャッシュされ、サイト間で共有されます。特定の SharePoint Foundation サイトでマスター ページを編集した場合、マスター ページ ファイルの編集されたコピーがコンテンツ データベースに格納されます。

マスター ページ構造

マスターページには、すべてのページに表示される静的なテキストとコントロールが含まれます。また、1 つ以上の ContentPlaceholder コントロールも含まれます。コンテンツ プレースホルダーは、コンテンツ ページに格納されている情報の表示領域を定義します。カスタム マスターページには、既定のマスター ページと同じコントロールとコンテンツ プレースホルダーを含める必要があります。

Microsoft SharePoint Foundation では、アプリケーション ページとコンテンツ ページのコンテンツ プレースホルダーが同じになりました。コンテンツ プレースホルダーを同じにすることで、コンテンツ ページとアプリケーション ページで同じマスター ページを使用でき、サイト間の外観の一貫性が高まります。

Simplev4.Master ページ

SharePoint Foundation には、simplev4.master マスター ページ ファイルを使用する 7 つのページが含まれます。サイトのマスター ページが壊れている場合や、現在のユーザーがサイトのマスター ページにアクセスできない場合でも、この 7 つのページはレンダリングされます。

  • Login.aspx

  • SignOut.aspx

  • Error.aspx

  • ReqAcc.aspx

  • Confirmation.aspx

  • WebDeleted.aspx

  • AccessDenied.aspx

これらのページをカスタマイズするには、置き換え用のページを作成して、サーバーの _layouts ディレクトリに格納する必要があります。元の単純なページと置き換え用のページをマッピングする UpdateMappedPage(SPWebApplication.SPCustomPage, String) 関数が SPWebApplication オブジェクトに追加されました。SPWebApplication.SPCustomPage オブジェクトは、カスタムページで置き換えられるページを定義します。マッピングは、オブジェクト モデル内の SPWebApplication.GetMappedPage 関数を使用して取得できます。置き換え用のページのパスを null に設定すると、マッピングを削除することもできます。