ページとユーザー インターフェイス

最終更新日: 2010年4月12日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

この記事の内容
ページの種類
サーバー リボン
Web パーツ
テーマ
カスケード スタイル シート (CSS)
ユーザー インターフェイスに関連する領域
ユーザー インターフェイスに関するその他の情報

Microsoft SharePoint Foundation のユーザー インターフェイス (UI) は、さまざまなパーツで構成されます。UI の基本パーツはページで、SharePoint Foundation には、主にサイト ページとアプリケーション ページの 2 種類のページがあります。サイト ページとアプリケーション ページのレイアウトは両方とも同じマスター ページから継承されます。また、ページの種類のほかに、Server リボン、Web パーツ、カスケード スタイル シート (CSS)、テーマなどの UI パーツもあります。

ページの種類

SharePoint Foundation には、主にサイト ページとアプリケーションの 2 種類のページがあります。サイト ページは情報の表示に使用され、エンド ユーザーがカスタマイズできます。アプリケーション ページは、SharePoint Foundation 内で機能を実行します。

サイト ページ

サイト ページは、エンド ユーザーによって作成、編集、カスタマイズされ、主にサイトのコンテンツに対して使用されます。このサイト ページは、標準ページと Web パーツ ページの 2 種類に分かれています。標準ページには、テキスト、画像、Web パーツなどの要素が含まれます。一方、Web パーツ ページには、Web パーツ領域の Web パーツが含まれ、Web パーツ領域を使用するレイアウトがあらかじめ定義されています。どちらの種類のサイト ページも Web ブラウザーか Microsoft SharePoint Designer で編集されます。サイト ページをカスタマイズするには、Web パーツ、ブラウザー内編集、SharePoint Designer、およびテーマを使用します。また、カスタム マスター ページ、ECMAScript (JavaScript、JScript)、および CSS をサイト ページに適用すると、高度なカスタマイズ シナリオを実現できます。サイト ページの詳細については、「SharePoint のページの種類」を参照してください。

アプリケーション ページ

アプリケーション ページは、SharePoint Foundation 内で特定の機能を実行します。アプリケーション ページはサーバー ファーム全体に展開され、フロントエンド Web サーバーの %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS ディレクトリに格納されます。このページをサイト マスター ページに関連付けると、一貫性のあるユーザー インターフェイスが作成されます。アプリケーション ページの詳細については、「SharePoint のページの種類」を参照してください。

マスター ページ

マスター ページは、SharePoint Foundation 内のサイト ページおよびアプリケーション ページの共通の構造を定義します。ページが要求されると、マスター ページとコンテンツ ページが結合されて 1 つのページが作成されます。作成されたページでは、マスターページにあるサイト全体の UI 要素とコンテンツ ページにあるページ固有のコンテンツが結合されます。マスター ページを使用することで、すべてのコンテンツ ページとアプリケーション ページで同じページ構造が共有されるため、一貫性のある外観が確保されます。SharePoint Foundation は、v4.master を主マスター ページとして使用します。すべてのコンテンツ ページとアプリケーション ページで v4.master が使用されます。SharePoint Foundation をインストールすると、マスター ページは %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\TEMPLATE\GLOBAL ディレクトリに格納されます。マスター ページの詳細については、「マスター ページ」を参照してください。

サーバー リボン

Server リボンは、一貫性のあるコマンド インターフェイスを表す UI 要素です。これを使用して、SharePoint Foundation 内のページとオブジェクトを操作できます。リボンは別の構成ブロックのトピックで説明されています。リボンの詳細については、「構成要素: Server リボン」を参照してください。

Web パーツ

Web パーツは、SharePoint Foundation のページ内にある再利用可能なモジュール型の UI を表します。Web パーツは別の構成ブロックのトピックで説明されています。Web パーツの詳細については、「構成要素: Web パーツ」を参照してください。

テーマ

SharePoint Foundation では、サイトにテーマを適用できます。テーマを使用して、色とフォントを Web サイト内の UI 要素に適用できます。SharePoint Foundation で使用するテーマでは、Microsoft Office 2010 クライアント アプリケーション (Microsoft PowerPoint 2010 など) のテーマ (THMX) ファイルで使用されるものと同じファイル拡張子と構造が使用されます。CSS ファイルは、テーマに固有ではあるがテーマがサイトに割り当てられると CSS 内の実際の値に変換される変数でマーク アップされます。この変数はコメントとして CSS ファイルに格納されるため、Web 標準によって完全にサポートされます。新しいテーマの作成は、その変数の新しい値を定義することと同じように簡単です。これで、テーマを適用された CSS ファイルはブラウザーによってダウンロードされます。

カスケード スタイル シート (CSS)

カスケード スタイル シート (CSS) は、マークアップ言語 (HTML、XHTML、XML など) で記述されるドキュメントの形式を定義するために使用する定義形式スキーマで構成されています。CSS の目的は、色、フォント、およびドキュメント レイアウトのその他の側面などの属性を含む表現方法とコンテンツを分離できるようにすることです。CSS ファイルには、スタイルを決定するルールおよび SharePoint Foundation 内のページに適用される形式が定義されます。CSS ファイルは、各フロントエンド Web サーバーの %ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\ロケール ID\STYLES\Themable\ ディレクトリにローカルに保存されます。ここで、ロケール ID は、SharePoint Foundation のインストールのロケール識別子 (LCID) です。英語 (米国) の LCID は 1033 です。既定の CSS に定義されているクラスの詳細については、「SharePoint Foundation におけるカスケード スタイル シート クラスの使用」を参照してください。

ユーザー インターフェイスに関連する領域

構成要素: Web パーツ

構成要素: Server リボン

ユーザー インターフェイスに関するその他の情報

SharePoint のページの種類

SharePoint Foundation の Web パーツ

SharePoint Foundation におけるカスケード スタイル シート クラスの使用