ユーザー プロファイルとソーシャル データ
最終更新日: 2010年11月15日
適用対象: SharePoint Server 2010
この記事の内容
アクティビティ フィード
ソーシャル データ
ユーザー プロファイル
ここでは、Microsoft SharePoint Server 2010 でのユーザー プロファイルとソーシャル データのプログラミングに関する新しい機能について説明します。
SharePoint Server 2010 オブジェクト モデルに追加された 2 つの重要な要素は、Microsoft.Office.Server.ActivityFeed 名前空間と新しい Microsoft.Office.Server.SocialData 名前空間です。これらの名前空間を使用した開発を始める際のガイダンスについては、「ユーザー プロファイルとソーシャル データ: 開発環境をセットアップする」を参照してください。
アクティビティ フィード
Microsoft.Office.Server.ActivityFeed 名前空間には、サイト ユーザーのアクティビティ (特に、ソーシャル ネットワーキングのアクティビティ) の発行および収集を行う、SharePoint Server 2010 の新機能をプログラムから使用して機能を拡張するためのパブリック API が含まれています。
この名前空間内のパブリック クラス、メソッド、およびプロパティについては、「Microsoft.Office.Server.ActivityFeed」と「オブジェクト モデルからのアクティビティ フィードの使用」のドキュメントを参照してください。
この名前空間を使用した基本的なタスクの実行方法を示すコード サンプルについては、「コード サンプル: マルチキャスト アクティビティ イベント コンソール アプリケーション」と「コード サンプル: 仕事仲間アクティビティ イベントへのリンクを送る」を参照してください。
ソーシャル データ
Microsoft.Office.Server.SocialData 名前空間には、SharePoint Server 2010 のソーシャル ネットワーキング機能をプログラムから使用して機能を拡張するためのパブリック API が含まれています。SharePoint Server 2010 には、ソーシャル タグ、評価、およびコメントをプログラムから作成および集計するための機能が用意されています。
この名前空間内のパブリック クラス、メソッド、およびプロパティについては、「Microsoft.Office.Server.SocialData」と「オブジェクト モデルからのソーシャル データの作成と使用」を参照してください。
この名前空間を使用した基本的なタスクの実行方法を示すコード サンプルについては、「コード サンプル: ソーシャル データ統計 Web パーツ」と「コード サンプル: 仕事仲間承認ソーシャル タグ付けアプリケーション ページ」を参照してください。
ユーザー プロファイル
Microsoft.Office.Server.UserProfiles 名前空間には、ユーザー プロファイルを作成および管理するための新しいタイプとクラスが 2 つあります。OrganizationProfile クラスは UserProfile と同等です。このクラスを使用すると、UserProfile オブジェクトが持っているプロパティと同等のプロパティを持つ組織内のユーザーをメンバーシップごとにグループ化したり、メンバーシップに基づいて識別したりできます。このクラスは OrganizationProfileManager クラスを使用して管理します。
もう 1 つの新しいクラス ProfileSubtype を使用すると、任意のタイプのプロファイルに役割固有のプロパティを作成できます。たとえば、このクラスを使用して、従業員であるユーザーから顧客でもあるユーザーを識別したり、組織内で異なる職務を果たす従業員からユーザーを識別したりできます。ProfileSubtypes の管理には ProfileSubtypeManager クラスを使用し、ProfileSubtypes のプロパティの管理には ProfileSubtypePropertyManager クラスを使用します。
Property クラスは後方互換性のために残されていますが、これより細かい制御が可能な CoreProperty、ProfileTypeProperty、および ProfileSubtypeProperty クラスを使用して、プロファイルのプロパティを設定できるようになりました。
この名前空間のパブリック クラス、メソッド、およびプロパティの使用方法については、「オブジェクト モデルを使用してユーザー プロファイル ストアを構成する」と「オブジェクト モデルを使用してユーザー プロファイル ストアにアクセスする」を参照してください。
MySite ページをカスタマイズする方法と、新しいユーザー プロファイル プロパティを確認する方法を示すコード サンプルについては、「コード サンプル: SharePoint から LinkedIn へのコネクタ」を参照してください。