SharePoint で外部リストを作成する
最終更新日: 2010年9月30日
適用対象: SharePoint Server 2010
外部コンテンツ タイプを作成していれば、外部リストの作成は非常に簡単です。Microsoft SharePoint Designer 2010 またはブラウザーを使用して作成できます。ここでは、両方の手順を説明します。どちらの場合もコードを記述する必要はありません。
ここでは、「[方法] SQL Server テーブルに基づく外部コンテンツ タイプを作成する」で Northwind データベースの Customers テーブルに基づいて作成した Customer 外部コンテンツ タイプの外部リストを作成します。手順は、すべての接続の種類 (データベース、Windows Communication Foundation (WCF) エンドポイント、Web サービス、および Microsoft .NET Framework アセンブリ) でまったく同じです。
前提条件
Microsoft SharePoint Server を実行中のサーバーにインストールされた Microsoft SQL Server 2005 以降。
SharePoint Server を実行中のサーバーにインストールされた Northwind SQL Server 2000 データベース。
「[方法] SQL Server テーブルに基づく外部コンテンツ タイプを作成する」で作成した Customer 外部コンテンツ タイプ。
ブラウザーを使用した外部リストの作成
ブラウザーで、SDK Samples SharePoint サイトに移動します。
左側の [サイトの操作] メニューで、[すべてのサイト コンテンツの表示] をクリックします。
[作成] ボタンをクリックします。[カスタム リスト] セクションで [外部リスト] をクリックします。
[新規] ページで、名前 (たとえば、Northwind Customers) と新しい外部リストの説明を入力します。
[データ ソースの構成] セクションに、テキスト ボックスと外部コンテンツ タイプの選択が表示されます。外部コンテンツ タイプの名前がわかる場合は、テキスト ボックスにその名前を入力するか、選択機能を使用してリストから外部コンテンツ タイプを選択できます。このウォークスルーでは、下の図に示すように選択機能ボタンをクリックします。[外部コンテンツ タイプの選択] ダイアログ ボックスには、サイトのサービス アプリケーションの Business Data Connectivity (BDC) service メタデータ ストアに定義されているすべての外部コンテンツ タイプが表示されます。選択機能を使用して、このリストのデータ ソースとして使用する外部コンテンツ タイプを見つけて選択できます。この例では、[Custormer] をクリックして、[OK] をクリックします。最後に [作成] をクリックします。
.gif "外部コンテンツ タイプの選択")
これで、外部リストが作成されます。SharePoint サイトで新しいリストに移動して、リストのアイテムを表示、編集できるようになりました。リストを Microsoft Outlook と SharePoint Workspace でオフラインにすることもできます。次の図に新しい外部リストを示します。
.gif "顧客の外部リスト")
SharePoint Designer を使用した外部リストの作成
Microsoft SharePoint Designer を開いて、次に外部コンテンツ タイプを含んでいる SDK Samples SharePoint サイトを開きます。
左側のナビゲーションで [外部コンテンツ タイプ] をクリックします。サイトのサービス アプリケーションの Business Data Connectivity (BDC) service メタデータ ストアに定義されている外部コンテンツ タイプが表示されます。外部リストのデータ ソースとして [Customer] 外部コンテンツ タイプを選択します。
外部リストを作成するには、図に示すように [リストとフォームの作成] をクリックして、[Customer のリストおよびフォームの作成] ダイアログ ボックスを開きます。
.gif "リストとフォーム ボタンを作成する")
新しい外部リストの名前に「NWCustomers List」を入力します。既定では、BCS によって、外部リストのアイテムについて表示、新規作成、編集、および削除ページ用の通常の SharePoint フォームが作成されます。ただし、これらのフォームではカスタマイズ機能が制限されています。これらのフォームで豊富なカスタマイズ機能を使用する場合は、フォームを InfoPath フォームにアップサイズ、つまり、通常の SharePoint フォームを InfoPath フォームに置き換えます。その後、このフォームを Microsoft InfoPath で編集できます。リストの作成時に InfoPath フォームを作成するには、[InfoPath フォームを作成する] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
.gif "新しい外部リストを作成する")
SharePoint Designer によって外部リストが作成されています。SharePoint サイトで新しいリストに移動して、リストのアイテムを表示、編集できるようになりました。リストを Microsoft Outlook と SharePoint Workspace でオフラインにすることもできます。次の図に新しく作成された外部リストを示します。