Word Automation Services の概要
最終更新日: 2010年4月6日
適用対象: SharePoint Server 2010
Word Automation Services は、SharePoint Server 2010 の新しいサービスです。Word Automation Services では、Microsoft Word クライアント アプリケーションでサポートされている形式へのドキュメントの無人サーバー側変換を実行できます。
簡単に説明すると、Word Automation Services は Word クライアント アプリケーションの "名前を付けて保存…" 機能を持ち、その機能をサーバー用に複製しています。具体的には、Word Automation Services には次の機能が用意されています。
次に示すドキュメントなど、Word で開くことができるドキュメントを開きます。
XML ファイル形式のドキュメント (.docx, .docm, .dotx, .dotm)。
Word 97 ~ 2003 ドキュメント (.doc, .dot)。
リッチテキスト形式のファイル (.rtf)。
単一ファイル Web ページ (.mht, .mhtml)。
Word 2003 XML ドキュメント (.xml)。
Word XML ドキュメント (.xml)。
次のような、ドキュメントを開いたときに実行されるすべての自動タスクをサポートします。
目次、引用文献一覧、および索引フィールドの更新
すべてのフィールド型の再計算
XML マッピング
ドキュメントの互換モードを Word の最新バージョンまたは前のバージョンに設定
Word で保存できるドキュメントの種類を保存します。このリストは、前述の Word Automation Services で開くことができるファイルのリストと同じですが、次の種類が追加されます。
Portable Document Format (PDF) ファイル
XML Paper Specification (XPS) ファイル
Word Automation Services を使用すれば、Word クライアント アプリケーションを実行するときに以前要求されたタスクを今後は自動化して、以前のソリューションよりも信頼性と拡張性が高い方法で無人で実行できます。