.NET Connectivity Assembly を作成する

  • [アーティクル]

最終更新日: 2010年4月21日

適用対象: SharePoint Server 2010

前提条件: この SDK にある「.NET Connectivity Assemblies と Web サービスを作成する」トピックをお読みください。

外部システムが Microsoft Business Connectivity Services (BCS) で直接サポートされていない場合は、コードを作成して、Business Connectivity Services 経由で外部システムを公開できます。外部システム内のエンティティが静的で、頻繁に変更されず、既知のタイプが少ない場合は、Web サービスまたは .NET Connectivity Assembly を作成して、Business Connectivity Services が最もよく認識する形式で外部システムのデータを公開することができます。Web サービスまたは .NET Connectivity Assembly を作成して外部データを公開するかどうか判断するには、「.NET Connectivity Assemblies と Web サービスを作成する」に記載されている、2 つ方法を比較対照する表を参照してください。

ただし、外部システムのエンティティ モデルが動的であり、ユーザー設定の型を含み、大規模である場合、そのデータ ソースの型のカスタム コネクタの作成を検討する必要があります。詳細については、「.NET Assembly Connector を使用することとカスタム コネクタを作成することの違い」を参照してください。

.NET Connectivity Assembly を記述するには、次のタスクを行います。

  1. .NET Connectivity Assembly を作成します。

    1. 外部コンテンツ タイプごとにクラスを作成し、そのクラスに含めるフィールドを定義します。

    2. メソッドをそのクラスに追加して、外部コンテンツ タイプごとにサポートするステレオタイプ化された操作を定義します。詳細については、「.NET Connectivity Assemblies と Web サービスを作成する」を参照してください。

    3. クラスをプライマリ DLL にコンパイルします。

    4. プライマリ アセンブリに必要なだけ依存アセンブリをコンパイルします。

      注意

      BDC モデルから参照される型は、プライマリ アセンブリで定義されている必要があります。依存アセンブリは、通常、ヘルパー メソッドかユーティリティ機能で使用されます。依存アセンブリには、BDC モデルから参照される型の定義が含まれている必要はありません。

  2. ソリューション パッケージ (.wsp) の展開を使用するか、SharePoint 2010 によって提供される Windows PowerShell コマンドレットを使用して, .NET Connectivity Assembly と依存アセンブリを Business Data Connectivity (BDC) service データベースに発行します。詳細については、「[方法] BDC メタデータ ストアに .NET Connectivity Assembly を発行する」を参照してください。

これで、Microsoft SharePoint Designer 2010 を使用して, .NET Connectivity Assembly を検出し、アセンブリで定義される外部コンテンツ タイプを作成できるようになります。

.NET Connectivity Assembly を作成するためのツールとリソース

前提条件: 「.NET Connectivity Assemblies と Web サービスを作成する」をお読みください。

Microsoft Visual Studio 2010

Microsoft Visual Studio 2010 は、Business Data Connectivity モデルと呼ばれる特別なプロジェクト テンプレートを備えています。このテンプレートには、一連のビジュアル デザイナーとコード管理機能があり、ユーザーはこれらを使用して, .NET Connectivity Assembly を作成し, .NET Connectivity Assembly に基づく外部コンテンツ タイプを記述できます。このツールの重要な側面は、SharePoint 仕様をカプセル化していることです。これにより、SharePoint の専門家でなくても、非常に強力な外部コンテンツ タイプを作成できます。

Visual Studio 2010 を使用して .NET Connectivity Assembly を作成する方法については、以下のトピックを参照してください。