URL 文字列の形式を記述する

最終更新日: 2010年4月16日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

Microsoft SharePoint Foundation では、使用されているコンテキストやメンバーに応じて、さまざまな形式の URL 文字列を使用します。

SharePoint Foundation は、URL 文字列を解析して、指定されたプロトコル (たとえば、http:) または文字列内のスラッシュ (/) の位置に基づいて URL の形式を特定します。個々のメンバに応じて、以下の URL の形式を使用できます。

  • 絶対 URL では、最初にプロトコルを指定して、完全なパスを指定します。たとえば、https://Server/[sites/]Web_Site/Lists/List_Title/AllItems.aspx のようになります。

  • サーバー相対 URL はサーバー アドレスを基準とし、スラッシュで始まります。この URL は、トップレベルの Web サイトからファイル名までの完全なパスを指定します。たとえば、/[sites/]Web サイト/Lists/リストのタイトル/AllItems.aspx です。

  • Web サイト相対 URL は Web サイト オブジェクト (SPWeb) のアドレスを基準とし、スラッシュで始まりません。この URL は、Web サイトのアドレスからファイル名までの完全なパスを指定します。たとえば、Lists/リストのタイトル/AllItems.aspx です。

  • ファイルまたはフォルダからの相対 URL では、ファイルを含むフォルダを基準として、スラッシュを含めずに、ファイルの名前を指定します。たとえば、AllItems.aspx です。

注意

"サイト コレクション相対 URL" というものはありません。そのような URL を渡すと、コードが失敗する可能性があります。

%ProgramFiles%\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\1033\IMAGES ディレクトリ内の画像ファイルへの URL を作成する場合、サイト コレクションのルート Web サイトを使用するパスを指定しますが、これにはパス内のサブサイトは含まれません。たとえば、画像ファイルには /MySubsite/_layouts/images/MyImage.gif ではなく、/_layouts/images/MyImage.gif と指定してください。パスにサブサイトを指定すると、たとえば、画像が使用される場所から完全 URL がどのように作成されているかによっては、画像を表示できない場合があります。URL の最初に /_layouts 以外を使用すると、URL は高い可能性で失敗します。

URL トークン

SharePoint Foundation では、相対 URL の最初に以下のトークンを使用できます。

  • ~site   Web サイト (SPWeb) 相対リンク。

  • ~sitecollection   サイト コレクション (SPSite) 相対リンク。

さらに、URL 内で以下のトークンを使用できます。

  • {ItemId}   リスト内のアイテムを表す整数の ID。

  • {ItemUrl}   作用対象のアイテムの URL。ライブラリ内のドキュメントにのみ機能します。

  • {ListId}   リストを表す GUID。

  • {SiteUrl}   Web サイトの URL (SPWeb)。

  • {RecurrenceId}   再帰インデックス。このトークンは、リスト アイテムのコンテキスト メニューでの使用がサポートされていません。

関連項目

概念

高度なエクストラネット サポート

サイト、Web アプリケーション、およびその他の主要オブジェクトへの参照を取得する

SharePoint 開発タスク - トピック集

リストのオブジェクトとコレクションを操作する

その他の技術情報

基本的なオブジェクト モデルのタスク