URL プロトコル

最終更新日: 2015年3月9日

適用対象: SharePoint Foundation 2010

次の表に、SharePoint Foundation RPC プロトコル のメソッドを示します。これを URL プロトコルで使用することにより、HTTP GET 要求を実行できます。特定のメソッドの詳細については、コマンド名をクリックして関連する RPC メソッドのトピックを参照してください。

注意

HTML を返す URL コマンド (次の表の Display など) は、Microsoft SharePoint Foundation のセキュリティ上の変更により制限が設定されています。厳密なブラウザー ファイル処理が有効になっている場合、返されるデータは添付ファイルとしてマークされ、ダウンロードが強制的に行われます。一般に、これは URL コマンドに適用されますが、特別な場合は、ブラウザーで結果を直接レンダリングするためのコマンドに適用されます。

コマンド (Cmd=)

説明

パラメータ

dialogview

Cmd=Display コマンド内で使用される特別なパラメーターです。このコマンドは、サイト内のドキュメント ライブラリのビュー、特定のドキュメント ライブラリのビュー、またはファイルを開くときや保存するときのダイアログ ボックスで使用されるドキュメント ライブラリ内のフォルダーのビューを開きます。または、ファイルを保存するときに使用されるプロパティ フォームを開きます。

dialogview、location、FileDialogFilterValue

Display

GUID で指定されるリストに対してデータベース クエリを実行し、XML または HTML を返します。

List、XMLDATA、View、Query、Using、CacheControl、ID

ExportList

GUID で指定されるリストのスキーマを CAML (Collaborative Application Markup Language) 形式でエクスポートします。

List

GetProjSchema

Web サイトの XML スキーマを要求します。

SiteTemplate

GetUsageBlob

Web サイトの利用状況に関する情報を返します。

BlobType

HitCounter

ヒット カウンターが含まれるページでヒットを生成します。

Page、Image、Custom、Digits

RenderView

GUID で指定されるリストのビューのコンテンツを要求します。

List、View、URLBase

このプロトコルでは次のパラメータも使用できます。

  • FileDialogFilterValue を使用して、ファイル名の拡張子 (たとえば、*.doc、*.ppt、または *.xls) に従った表示のフィルタを設定し、ドキュメント ライブラリ内にある指定された種類のすべてのファイルの一覧を返します。

  • FilterFieldn を使用して、データベース内のフィールドの名前を指定します。n に指定する整数値は、データベース テーブル内で許容されるフィールドの数、または URL フィールドで許容される長さによってのみ制限されます。

  • FilterValuen を使用して、フィルター処理するフィールドを示す文字列値を指定します。n に指定する整数値は、URL フィールドで許容される長さによってのみ制限されます。

  • SortField を使用して、並べ替えるフィールドの名前を指定します。

  • SortDir を使用して、並べ替え順序を昇順 (asc) または降順 (desc) に指定します。

  • Using を使用して、アイテムまたはリストをエクスポートするときに使用される仮想ファイルの相対 URL を指定します。この値は、vcard.vcf、event.ics、query.iqy、query.bqy のいずれかになります。

URL プロトコルを使用する

URL に要求を埋め込む方法は、SharePoint Foundation を実行しているサーバーに対してメソッドとそのパラメーターを発行する際の基本的な方法です。この方法を使用するための構文は次のとおりです。

http://Server_Name/[sites/][Site_Name/]_vti_bin/owssvr.dll?Cmd=
   Method_name[&Parameter1=Value1&Parameter2=Value2...]

この例では、GUID で指定されるリストのスキーマをエクスポートします。

http://Server_Name/[sites/][Site_Name/]_vti_bin/owssvr.dll?Cmd=
   ExportList&List=GUID

この例では、Discussions リストが CAML ファイルとして表示されます。

http://Server_Name/[sites/][Site_Name/]_vti_bin/owssvr.dll?Cmd=
   Display&List=GUID&XMLDATA=TRUE

次の例では、Discussions リストを Microsoft Excel ワークシートにエクスポートします。関連付けられているビューの GUID を View パラメータに割り当てる必要があることに注意してください。

http://Server_Name/[sites/][Site_Name/]_vti_bin/owssvr.dll?CS=
   109&Using=_layouts/query.iqy&List=GUID&View=GUID&CacheControl=1

URL プロトコルを使用して要求をポストする方法の詳細については、「[方法] SharePoint Foundation RPC メソッドをポストする」を参照してください。