[方法] データ接続ライブラリを作成および使用する

最終更新日: 2010年4月2日

適用対象: SharePoint Server 2010

Microsoft SharePoint Server 2010 のデータ接続ライブラリは、Office データ接続 (ODC) ファイルとユニバーサル データ接続 (UDC) ファイルの 2 種類のデータ接続を格納できるライブラリです。Microsoft InfoPath 2010 では、ユニバーサル データ接続 (UDC) ファイル スキーマに準拠し、通常、*.udcx または *.xml のファイル名拡張子を持つデータ接続が使用されます。これらのデータ接続によって記述されるデータ ソースは、サーバーに保存され、標準フォーム テンプレートやブラウザー対応フォーム テンプレートで使用できます。

手順

データ接続ファイルをデータ接続ライブラリにアップロードすると、これらのファイルによって記述されたデータ ソースを InfoPath フォーム テンプレートで使用して、情報を取得および送信できます。

SharePoint データ接続ライブラリを作成するには

  1. [デザイン] 以上の権限を持っている SharePoint Server 2010 サイトを参照します。ルート サイトを開いている場合は、新しいサイトを作成してから、次の手順に進みます。

  2. [サイトの操作] メニューの [その他のオプション] をクリックします。

  3. [作成] ページで、[フィルター条件] の下の [ライブラリ] をクリックし、[データ接続ライブラリ] リンクをクリックします。

  4. [作成] ページの右側で、ライブラリの名前を入力し、[作成] ボタンをクリックします。

  5. 新しいデータ接続ライブラリの URL をコピーします。

InfoPath で新しいデータ接続ファイルを作成するには

  1. InfoPath Designer 2010 を開き、[空白のフォーム]、[フォームのデザイン] の順にクリックします。

  2. [データ] タブで、[データ接続]、[追加] の順にクリックします。

  3. データ接続ウィザードで、[新しいデータ接続先]、[データの受信]、[次へ] の順にクリックします。

  4. [データベース]、[Web サービス]、[SharePoint ライブラリまたはリスト] など、接続先のデータ ソースの種類をクリックして、[次へ] をクリックします。

  5. データ接続ウィザードの残りの手順を完了してデータ接続を構成し、[完了] をクリックして、[データ接続] ダイアログ ボックスに戻ります。

  6. [データ接続] ダイアログ ボックスで、[接続ファイルに変換] をクリックします。

  7. [データ接続の変換] ダイアログ ボックスで、以前にコピーしたデータ接続ライブラリの URL を入力し ("Forms/AllItems.aspx"以降を URL から削除します)、データ接続ファイルの名前を URL の末尾に入力して、[OK] をクリックします。データ接続ファイルを変換してライブラリに保存するまで少し時間がかかります。

  8. 変換されたデータ接続の名前が選択された状態で、[データ接続] ダイアログ ボックスの [詳細] セクションを調べて、データ接続が正しく変換されたことを確認します。

  9. SharePoint データ接続ライブラリを参照し、データ接続名の横のドロップダウンをクリックして、[承認/却下]、[承認済み]、[OK] の順にクリックします。

InfoPath でデータ接続ファイルを使用するには

  1. InfoPath Designer 2010 を開き、[空白のフォーム]、[フォームのデザイン] の順にクリックします。

    注意

    データ接続ファイルを使用してフォーム テンプレートのメイン データ ソースを指定する場合、データベースまたは Web サービス接続を指定するファイルのみを使用できます。これらのどちらかの種類の接続からメイン データ ソースを指定するには、[空白のフォーム] の代わりに [データ接続ファイル] をクリックし、手順 3 に進みます。

  2. [データ] メニューで、[データ接続]、[追加] の順にクリックします。

  3. データ接続ウィザードで、[Microsoft Office SharePoint Server 上で接続を検索]、[次へ] の順にクリックします。

  4. データ接続ライブラリを作成したサイトが [サイト] ドロップダウン リストに表示されない場合、[サイトの管理]、[追加] の順にクリックして、そのサイトをリストに追加します。

  5. データ接続ライブラリを作成したサイトを [サイト] ドロップダウン リストで選択し、データ接続ライブラリの名前を展開して、データ接続を選択し、[次へ] をクリックします。

  6. 選択した接続の種類に応じて、データ接続ウィザードでデータ接続の構成を完了し、[完了] をクリックして、[データ接続] ダイアログ ボックスを閉じます。

  7. 終了時に、フォームにコントロールを追加し、フォームを [プレビュー] してデータが返されることを確認します。

関連項目

概念

データ接続、認証、および代替アクセス マッピングについて