Microsoft Office 検出/リスク評価のインストール

  • [アーティクル]

 

適用先: Discovery and Risk Assessment Server 2013

トピックの最終更新日: 2013-12-18

概要: この記事では、組織で検出/リスク評価をインストールして構成する方法について説明します。

Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 は、組織に特定のリスクをもたらす可能性のある Excel ブック、Access データベース、その他のエンドユーザー コンピューティング (EUC) アプリケーションなどのファイルを特定および分析するために使用できるサーバー アプリケーションです。この記事では、Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 をインストールして構成する方法を説明します。Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 の詳細については、「検出/リスク評価の概要」を参照してください。

この記事の内容

  • はじめに

  • 検出/リスク評価をインストールする

  • 検出/リスク評価を構成する

はじめに

この操作を開始する前に、前提条件に関する以下の情報を確認してください。

  • 組織で Microsoft Audit and Control Management Server 2013 をインストールして構成する必要があります。Microsoft Audit and Control Management Server 2013 がインストールされている同じコンピューターまたは別のコンピューターに Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 をインストールできます。Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 は、Microsoft Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008 R2、または Windows Server 2012 で実行できます。

  • Microsoft .NET Framework 4 がインストールされている必要があります。

  • Microsoft Excel 2013 および Microsoft Access 2013 がインストールされている必要があります。

  • Microsoft SQL Server Compact 4.0 がインストールされている必要があります。

  • 少なくとも、SQL Server に格納されている Microsoft Audit and Control Management Server 2013 データベースに対する書き込み権限を持っている必要があります。

  • Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 を構成するために次の情報を持っている必要があります。

    • Microsoft Audit and Control Management Server 2013 の Web サイト アドレス (URL)。

    • Microsoft Audit and Control Management Server 2013 に対して作成された SQL Server データベースのサーバー名、データベース名、およびユーザー資格情報。

検出/リスク評価をインストールする

Microsoft Audit and Control Management Server 2013 がインストールされている同じコンピューターまたは別のコンピューターに Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 をインストールできます。

ヒント

Microsoft Audit and Control Management Server 2013 のグローバル パスワードにアクセスする場合は、Microsoft Audit and Control Management Server 2013 がインストールされている同じコンピューターに Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 をインストールします。

検出/リスク評価をインストールするには

  1. 管理者として Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 をインストールするコンピューターにログオンします。

  2. Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 ソフトウェアをダウンロードしてから、ediscovery.msi を実行します。

  3. [Microsoft Office 検出/リスク評価 2013 Setup] (Microsoft Office 検出/リスク評価 2013 セットアップ) ページで、[次へ] をクリックします。

  4. 使用許諾契約書の条項に同意する場合は、[「使用許諾契約書」の条項に同意します] を選択し、[次へ] をクリックします。

  5. [Destination Folder] (インストール先フォルダー) ページの既定の設定をそのまま保持し、[次へ] をクリックします。

  6. [インストール] をクリックします。

  7. 確認画面で、[完了] をクリックします。

この時点で、Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 がインストールされています。ただし、Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 を使用する前に構成する必要があります。

検出/リスク評価を構成する

Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 の構成を開始する前に、Microsoft Audit and Control Management Server 2013 に関する情報を持っていてアクセスできる必要があります。詳細については、「はじめに」セクションを参照してください。次の手順の一部はオプションです。たとえば、既定の RSK ファイルが使用できます。既定のファイルを使用する場合は、手順 4. で RSK ファイルを指定する必要はありません。

検出/リスク評価を構成するには

  1. Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 を開きます。

    Windows 7 または Windows Server 2008 R2 を使用している場合は、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[Microsoft Office ACM]、[検出/リスク評価] の順にクリックします。

  2. Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 が構成されていないことを示すエラー メッセージが表示されたら、[OK] をクリックしてメッセージ ウィンドウを閉じます。

  3. Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 で、[ファイル] タブの [構成] を選択します。

    [セットアップ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. (オプション) 使用する RSK ファイルを指定するには、[全般] タブの [Spreadsheet Risk File] (スプレッドシート リスク ファイル) 行で、[参照] ボタンをクリックします。使用する RSK ファイルを選択し、[開く] をクリックします。

  5. [Server/Database] (サーバー/データベース) タブをクリックします。

  6. (オプション) Microsoft Audit and Control Management Server 2013 が監視するファイルの監査証跡を検索できるようにするには、またはグローバル パスワードにアクセスできるようにするには、Microsoft Audit and Control Management Server 2013 Web アプリケーションの Web サイト アドレス (URL) を指定します。この URL は、http://ACMServerName:portnumber/prodianceermaccount/accountname の形式です。ここで、"prodianceermaccount" は Microsoft Audit and Control Management Server 2013 が使用するサイト名であり、"accountname" は Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 が Microsoft Audit and Control Management Server 2013 情報にアクセスするために使用するアカウントです。

  7. [Discovery Group] (検出グループ) ボックスで、代表するグループの名前を指定します。検出グループは、検出プロセスを実行するとマスター インベントリ リストに追加されるファイルのリスト名です。マスター インベントリを他のユーザーと共有する場合は、すべてのユーザーに対して同じ検出グループ名を指定する必要があります。

  8. [Database Configuration] (データベース構成) セクションの [サーバー名] ボックスで、データベース サーバーの名前と、Microsoft Audit and Control Management Server 2013 が使用する SQL Server インスタンスを指定します。

    通常、サーバー名とインスタンスは、SQLServerName\DatabaseInstance の形式です。

  9. [データベース名] ボックスで、Microsoft Audit and Control Management Server 2013 が使用する SQL Server データベースの名前を指定します。

  10. [ユーザー名] ボックスで、Microsoft Audit and Control Management Server 2013 に接続するときに使用するアカウント名を指定します。

  11. [パスワード] ボックスで、Microsoft Audit and Control Management Server 2013 アカウント名に対して使用するパスワードを指定します。

  12. [Verify Connection] (接続の確認) をクリックし、Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 が Microsoft Audit and Control Management Server 2013 と SQL Server に接続できることを確認します。

  13. [OK] をクリックし、[セットアップ] ダイアログ ボックスを閉じます。

  14. Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 を再起動する必要があることを示すメッセージが表示された場合は、[OK] をクリックし、アプリケーションを再起動します。

この時点で、Microsoft Discovery and Risk Assessment Server 2013 のインストールと構成が完了しているので、このアプリケーションを使用して、Excel ブックと Access データベースを特定して分析できます。詳細については、「Microsoft Office 検出/リスク評価の使用」を参照してください。

関連項目

監査/統制管理サーバーの概要
Microsoft Office 検出/リスク評価の使用
監査/統制管理サーバー デスクトップ アプリケーションの使用