論理トポロジ

  • [アーティクル]

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2006-06-12

Microsoft Exchange Server 2007 で、論理トポロジとは Active Directory ディレクトリ サービスのフォレストの設計と実装を表します。Exchange 2007 の論理トポロジは、リソースのグループ化をマップして、機能またはセキュリティのスコープを提供します。論理トポロジは、リソースをビジネス モデルにより近づけてマップするのに役立ちます。一般に、すべての論理トポロジは、特定かつ固有の組織要件を基にしていて、セキュリティおよびビジネスの要件に基づいてスコープを設定します。

コア論理トポロジ

Exchange 2007 は、次のようなさまざまな Active Directory フォレストのオプションをサポートします。

  • フォレストなし   Active Directory は、ほとんどの Exchange 2007 展開で必須です。ただし、Active Directory を必要としない Exchange 2007 サーバーの役割があります。Exchange 2007 のエッジ トランスポート サーバーの役割は、Active Directory フォレストの外部で運用されるように設計されています。エッジ トランスポート サーバーの役割は、トランスポートとルーティングまたはサーバー構成情報の格納のために Active Directory を使用しません。代わりに、Active Directory Application Mode (ADAM) を使用します。
  • 単一フォレスト   このトポロジでは、Exchange は、組織全体に広がる単一 Active Directory フォレストにインストールされます。すべてのユーザーおよびグループ アカウントとすべての Exchange 構成情報は、同じフォレストにあります。
  • リソース フォレスト   このトポロジは、Exchange 2007 によってサポートされる 2 種類の複数フォレスト トポロジの 1 つです。このトポロジでは、Exchange は、ユーザー アカウントとグループ アカウントを含まない Active Directory フォレストにインストールされます。通常、このトポロジは、Active Directory および Exchange 管理スペースの区別を容易にするために展開されます。リソース フォレストでは、1 つのフォレストがアカウントと認証のために使用され、別の Exchange フォレストが Exchange のために使用されます。すべての Exchange およびメールボックス構成データは、Exchange リソース フォレストに含まれます。
  • フォレスト間   このトポロジは、Exchange 2007 によってサポートされる 2 種類の複数フォレスト トポロジの 1 つです。このトポロジでは、Exchange は複数の異なる Active Directory フォレストにインストールされます。通常、このトポロジは、異なるグループが個々のスペースの管理所有権を保持する、非常に分散された組織で展開されます。このトポロジでは、各フォレストが完全な Exchange 展開と一意の Exchange 組織オブジェクトを保持します。分散した Exchange システムは、多くの場合、単一のグローバル アドレス一覧を提供するためにフォレスト間で受信者を同期するように構成されます。電子メール メッセージ、空き時間情報データ、パブリック フォルダなどの他の共通するメッセージング機能を 1 つ以上のコネクタによって共有するように構成される場合もあります。
    note注 :
    ここでの説明では、フォレスト間のトポロジおよびリソース フォレストのトポロジには統合環境は含まれません。統合環境は、共通の組織や関係がない 2 つ以上の散在する組織の間で存在します。複数フォレスト トポロジに関する前の説明では、異なるフォレスト間に関係が一部存在します。フォレストは、企業、組織、または他の一般的な構成単位の一部です。

詳細情報

Exchange 2007 のフォレスト トポロジの詳細については、「Active Directory フォレスト トポロジ」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。